ななこっこさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

ななこっこ

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赤い闇 スターリンの冷たい大地で(2019年製作の映画)

3.5

ジャーナリズムと歴史はいつの時代も変わらない。ソ連の時代にスターリンが五カ年計画によって今のウクライナを搾取し、社会主義の闇を描いた作品。
もちろん背景は全く違うけど、やっていることは全く同じことでは
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ウィンター・オン・ファイヤー ウクライナ、自由への闘い(2015年製作の映画)

4.0

2013年、93日間にわたるマイダン革命の様子を描いたドキュメンタリー作品。
10年ほど前に警察が武力行使をする前時代的なデモを行っている事が信じられなかった。レミゼの時代かと思った。

この革命を知
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サンドラの小さな家(2020年製作の映画)

3.4

DV夫から逃げるために、自分で家を建てちゃおう…!という話。周りの人たちがありえないくらい優しすぎて良い映画。家と共に人生も再建してる感じがあって良かった。

ファーザー(2020年製作の映画)

3.8

すべての葉を失っていく様だった、というラストの言葉が全てを表していた。認知症患者の視点で描いた映画は他にない。
とはいえ、介護している側の視点も出てくるから、自分ができるギリギリまで懸命に面倒を見る娘
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余命10年(2022年製作の映画)

4.1

とても感動できる映画だった。
主人公の茉莉の余命10年の期間を描いた作品なんだけど、家族・友達・恋人からのさまざまな形の愛があって、そのどれもが優しくて思いやりに満ちていて、どんな人が見てもどこかの立
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コーヒー&シガレッツ(2003年製作の映画)

3.5

コーヒーとタバコで場を持たせてて絵がおしゃれ。11の話のどれもが微妙に噛み合ってないところに面白さがある。
個人的にはいとこの2つの話が好きだった。

リメンバー・ミー(2017年製作の映画)

3.7

金ローにて鑑賞。映像が美しくて素晴らしい映画。死者の国の色彩豊かな感じとか、獣のパピータがカラフルだったりとても綺麗。さすがのディズニーだと思った。

主人公のミゲルも最初は祭壇なんかどうでもいい!っ
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牛首村(2022年製作の映画)

3.3

村シリーズ第3作目、劇場で観られたらいいなあと思って観てきた。富山県の坪野鉱泉が舞台で、ホラーというよりは民俗学的な側面が強くてあまり怖くはなかったからホラー初心者にもおすすめ。
kokiの演技も今回
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ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

4.2

とても良かった。激的な展開がある訳ではないのに不思議と引き込まれる映画の作り。次に何が起こるのか、ある意味予測の出来ない展開でとにかく頭を動かさずに固まったまま3時間ずっと観続けられる。
登場人物の感
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HOMESTAY(2022年製作の映画)

3.7

森絵都のカラフルを今風に作っていてTHE青春って感じのキラキラした映画。
命を落とした原因が何かを探りながら、一見暗くて孤独な人生には、たくさんの大切なものがあってみんなから愛されていたんだってことを
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ムーンライト・シャドウ(2021年製作の映画)

2.5

色使いと照明の使い方、小松菜奈の透明感を前面に押し出した感じ。ちょっと長めのPVみたいだった。作品の描き方が輪郭がなく曖昧でぼやっとした感じであまり好みではなかった。

天使のくれた時間(2000年製作の映画)

3.8

犠牲を払わない人生は幸せではないと教えてくれる映画。やっぱり自分よりも他人を幸せにしてこそ幸せな暮らしができるって事なのかしら。ジャックがはじめお父さんっぽくなれてなくて娘に全部教えてもらうところが面>>続きを読む

戦場のピアニスト(2002年製作の映画)

3.9

すごく重いけど良い映画。あっという間の2時間半。息を吸うようにユダヤ人を殺していくシーンが多くてしんどかった。
ナチスドイツがお金も食料も充分に支給せずに強制労働させていて、どんどんユダヤ人が飢えて痩
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Tinder詐欺師:恋愛は大金を生む(2022年製作の映画)

3.1

Tinderで知り合った女性にロマンス詐欺を仕掛ける話。予想以上に被害額が大きくて驚いた。金持ちのフリをして女性に近づき、女性から奪った金でまた女性に近づく。責任感ある優しい女性を狙うところとか、本当>>続きを読む

ウエスト・サイド・ストーリー(2021年製作の映画)

4.0

ひたすらミュージカル映画だった!歌と踊りは最高。移民×叶わない恋×ミュージカルでインザハイツと被る部分も多かった。AmericaとMambo!がエキストラも多くて迫力がある。

告白(2010年製作の映画)

4.0

松たか子が1人で娘の死について告白してるシーンは演技力の高さを伺えて、見もの。30分で話終わるのかなあと思いながら、それぞれの登場人物の見方感じ方が少しずつ明らかになる感じであっという間に観終わった。

レイニーデイ・イン・ニューヨーク(2019年製作の映画)

3.5

「あなたが社会の裏側に惹かれるのは私の遺伝子なのよ」ギャツビーのお母さんのセリフに打ちのめされた。

綺麗な映画だった。色彩や雨の日の町並みの描き方がおしゃれ。なによりもティモシーシャラメ、顔が美しい
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見えない目撃者(2019年製作の映画)

4.0

めちゃくちゃ面白かったしめちゃくちゃ怖かった。邦画とは思えないギリギリのグロさを攻めたサイコホラーだった。
犯人との攻防戦がとにかく緊張とドキドキで手に汗にぎる鑑賞だった。

目が見えない元警察官が犯
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つみきのいえ(2008年製作の映画)

4.0

優しい音楽と映像に心が温かくなった。ストーリーはとても切ない。セリフがないにもかかわらず心理描写が伝わってきて感動した。

一分間タイムマシン(2014年製作の映画)

3.0

短いのにオチもあるし面白かった。ほのぼの系。死ぬ時のバリエーションがたくさんあってすごかった。

ある夜、彼女は明け方を想う(2022年製作の映画)

2.6

本編を観てから観るべきだった。世界観はエモくて悪くないんだろうけど、全く感情移入できなくて残念。
学生結婚して年上の旦那がいるから本気で就活する事もなく、年下の男性と不倫する。あまりにも都合が良過ぎる
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空白(2021年製作の映画)

4.0

誰が悪いでもなく不幸な連続で引き起こされた事故。やりきれない思いと正解の分からない問いへ向き合う時間がとても重かった。全編を通してBGMが流れているシーンはほとんどないからか現実味が強くて、逃げ出した>>続きを読む

テルマエ・ロマエII(2014年製作の映画)

3.5

阿部寛って外人より外人らしいお顔立ちしてるよねと毎回思う。Ⅱは草津が舞台になっていたから草津旅行の予習として観たけど面白かった。ストーリー展開がⅠと全く同じだったのは少し残念だったかも。

ウォシュレ
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コンフィデンスマンJP 英雄編(2022年製作の映画)

4.0

今回も安定に面白くて楽しめた!何重にもトリックが重なってて全く見破れずでした。
ジェシーやスタァの登場の仕方が素敵だった。今回ゲストのいくちゃん、城田優たちの演技も役に入り込んでいてとても良かった。続
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新解釈・三國志(2020年製作の映画)

2.8

金ローにて鑑賞。福田組作品としてキャストがとても豪華でコメディ要素が強め。
山田孝之とムロツヨシは面白かった。
三国志を知らないせいかもしれないけど笑わせようという圧が強くてストーリーがなかなか入って
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記憶の夜(2017年製作の映画)

3.8

韓国映画。ホラーかと思いきやサスペンスの方向性に話が展開して、最後にはちょっと悲しさすらあった。
中盤からのどんでん返しと伏線回収がすごくてここでこの人物が繋がってくるのか…と納得できた時はスッキリ。

ハウス・オブ・グッチ(2021年製作の映画)

4.5

30年にわたるグッチ家の一族崩壊を描いた本作。この映画を観るまで事件の事は何も知らなかったから本当にグッチっていう名前の人がいるんだなと純粋に驚いた。

ストーリーは実話に沿っているので何も言う事はな
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アイズ ワイド シャット(1999年製作の映画)

3.4

発想が異次元すぎて全体的によく理解できなかった。特に屋敷の儀式のシーンは生々しいし不気味だし宗教じみていた。BGMのピアノも不協和音でなんだか耳障り。
キューブリック監督の遺作ということで鑑賞してみた
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ずっと独身でいるつもり?(2021年製作の映画)

3.4

限界独身女性、限界パパ活女子、限界ワンオペ女性のそれぞれの物語が描かれている。物語が限界女性のあるある!をちょこっとずつ合わせたような映画なので共感はできるけどあまり刺さらなかった。でも東京では女性が>>続きを読む

紅の豚(1992年製作の映画)

4.0

1/14の金ローにて鑑賞。宮崎駿監督の空を飛ぶ事に対するロマンが詰まった作品。
千と千尋の神隠しにも出てきた豚がこの作品でメインキャラクターとなるわけだけど、憎まれる事なく、嫌われる事も無い存在として
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シング・ストリート 未来へのうた(2016年製作の映画)

4.1

80年代、大不況のダブリンを舞台に男子高校生がバンドを組んで恋をする青春物語。恋って人が変わるためのエネルギーだなと改めて思える。最初の頃は主人公のコニーは真面目な感じでダサかったのにメイクしたり髪セ>>続きを読む

SKIN 短編(2018年製作の映画)

4.1

20分の短編だからサクッと観やすいのに、人種差別や負の連鎖、親から子への教育の在り方など強めのメッセージを含んだ衝撃作。ラストは全く予想もしない展開だっただけに絶望感で言葉を失ってしまった。

消えない罪(2021年製作の映画)

4.0

保安官を殺した罪で20年服役した後、仮釈放になり、生き別れになった妹を捜すひとりの女性の話。
刑務所で罪を償っても、一歩塀の外に出ると烙印となった罪によってずっと指を指されて生きていかなくてはならない
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千と千尋の神隠し(2001年製作の映画)

4.7

金曜ロードショーで鑑賞。15年ぶりくらいに観たかもしれない。とても良かった。
子供の頃とは経験値が変わっているから、今観ると千尋がハクに対してしてあげたことは愛そのものだったんだとよく理解できた。もと
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ドント・ルック・アップ(2021年製作の映画)

4.3

半年後に彗星が地球に直撃する事をテーマに、政治、経済を暗喩しているブラックコメディ映画。めちゃめちゃ面白い。
彗星のニュースよりも、歌手のゴシップの方が盛り上がってしまう世間が悲しくも共感できた。
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