なつこさんの映画レビュー・感想・評価 - 31ページ目

グッドフェローズ(1990年製作の映画)

3.5

これ実話が元になってるんですよね?
めちゃめちゃだわ…。
140分越えは長いと思って見始めたんですが、あっという間でした。
テンポも良くて引き込まれるんだけど、仲間との絆も義理も人情もないから、感情移
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ちはやふる ー結びー(2018年製作の映画)

4.0

今しか出来ないこと。
今しか見れない輝き。
今しか感じることが出来ない思い。
その断片を見事にスクリーンに収めた瑞々しい青春映画。
青春モノで、こんなにもしっかりと胸に残る作品はそう無いと思う。

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アナと雪の女王/家族の思い出(2017年製作の映画)

3.0

前座ですからね、そんなに求めません(笑)
家族の伝統という部分では、リメンバー・ミーと共通してるかな。

オラフはもちろん、スヴェンの必死のジェスチャーめっちゃ可愛かったですし、そういう部分では満足で
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リメンバー・ミー(2017年製作の映画)

3.8

どこまで進化するのピクサークオリティ!
ギターの弦を押さえる指の関節とか、トタン屋根の錆具合とか、水の落ち具合とか、もう実写レベル!
それでいて、ちゃんとアニメらしいPOPでカラフルな世界がそこにある
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高台家の人々(2016年製作の映画)

3.5

おかしな妄想をした時に「今、この頭の中を誰かに読まれてるんじゃないか」と考えたことがあるのは、きっと私だけじゃないはず(笑)

そんな事が本当にあったら、果たして普通に暮らせるのだろうか?
ましてやそ
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二重生活(2016年製作の映画)

3.3

哲学的尾行…。
哲学だろうとなんだろうと、されたら嫌だわ。てか、そんな理屈通用しないよね。
「そんなことして、なんの意味があるの?」ほんとそれ。

それでもまだやるか?って思ったよね。
ちょっと頭おか
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ブラックパンサー(2018年製作の映画)

4.0

ここ数年で観たMARVELの中でダントツに面白かった!
正直そんなに期待してなかったんですが、アベンジャーズありきじゃなく、作品単体として世界観がしっかり作られてる。
アベンジャーズどころか、半分SF
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15時17分、パリ行き(2018年製作の映画)

3.6

世界一ハイクオリティな再現ドラマ!
これは確かに、テロ事件の部分をメインだと思って観にきたら、肩透かしを食らいますね(笑)
でも、これまでの紆余曲折の人生があったからこそ、迷いなくテロに立ち向かえたん
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セルフレス/覚醒した記憶(2015年製作の映画)

3.3

なになに、ちょっといい話じゃない。
最初のシーンでは嫌な金持ちじいさんかと思ったけど、むしろダミアンいい人すぎる。肉体からの影響があったにしても、ちょっと性格変わり過ぎ?(笑)

でもこれ、疑問を持た
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ライフ・イズ・ビューティフル(1997年製作の映画)

3.9

アカデミー賞で思い出し、ものすごく久しぶりに鑑賞。

最後までユーモアを忘れずに生きる。
言うのは簡単だけど、そうそう出来ることじゃない。
ましてや何の希望も見えない状況で、愛する者を不安にさせない為
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シェイプ・オブ・ウォーター(2017年製作の映画)

4.0

アカデミー賞おめでとうございます!
半魚人の映画が作品賞なんて、凄い!
選んだアカデミーも凄いけど、半魚人をメインに置いて、こんな美しい作品に昇華させた制作陣が凄い!

何年か前だったら、ミニシアター
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お父さんと伊藤さん(2015年製作の映画)

3.6

とりあえず兄嫁も叔母さんも最悪ね。
原因がお父さんにあるとしても、あれはあんまりだわ。
お兄ちゃんも資生堂パーラーのパフェじゃ解決しないからね?(笑)

伊藤さん素敵だなぁ。
世間的には負け組なんだろ
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シンプル・シモン(2010年製作の映画)

3.6

全然映画館に行けないので、ハリウッドから現実逃避!w

とにかく色づかいが好き!カラフルだけど温かみがある。シモンの宇宙船ですら、冷たい質感がない。

お兄ちゃん偉いな。
シモンへの愛と葛藤がすごい。
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ピッチ・パーフェクト2(2015年製作の映画)

3.5

いきなり大統領の前で大失敗!その失敗の内容がもう笑えるw
そこから世界大会へ挑んじゃう振り幅も気持ちいい。
前作より歌唱シーンが増えたかな?

みんなそれぞれ思う事があり、べラーズの事ばかりではいられ
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ピッチ・パーフェクト(2012年製作の映画)

3.6

ずっと宇宙モードだったので、この辺で切り替えようと振り切ってみましたw

アカペラ独特の声が持つ迫力!
音楽ってほんと気持ちが上がりますね!
夢中になって聴いてたジャンルの曲ではないですが、やっぱり歌
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インターステラー(2014年製作の映画)

3.9

宇宙を、時間を超えた、壮大な親子の愛の物語。
映像はもちろんですが、濃密なSFでありながら、こじつけではなく「愛」をきっちりと描ききった、素晴らしい脚本!

どう考えたって、人類の繁栄を望む気持ちより
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2001年宇宙の旅 新世紀特別版(1968年製作の映画)

4.5

宇宙の映画と言ったら、やっぱりこれです!初めて観た時は、正直全く分からなかったけど(笑)
「起承転結」の「起」が理解出来てないままHALの話に入り、やっと分かってきたかと思いきや、突然「結」に到達し、
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ライトスタッフ(1983年製作の映画)

3.8

長くてなかなか手が出ませんでしたが、フォロワーさんのオススメに後押しされて、遂に鑑賞!
ロケットの話になるまでが長い!(笑)でも、これはこれで大切な部分。
こんな最初の頃から、宇宙飛行士は大卒限定だっ
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グレイテスト・ショーマン(2017年製作の映画)

4.3

スクリーンから溢れ出すパワーが半端ない!
冒頭から圧倒的な熱量に掴み上げられて、一気に向こう側へ連れていかれる!
最近静かな作品ばかり観ていたので「そうだ!映画はエンターテイメントだ!」と思い出しまし
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ガガーリン 世界を変えた108分(2013年製作の映画)

3.2

なんだか宇宙ものを観るのが止まらない今日この頃w

こちらはアメリカ側に比べ、とても閉鎖的で軍事的な空気感。
もちろんこの時代ですから、アメリカにも軍事的な感じはあるんですが、なんだろう、もっと前向き
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アポロ13(1995年製作の映画)

3.5

今日は真面目な宇宙ものをチョイス。

実話なので結末は分かっていますが、それでも真面目な話、実際にあんな事が起きたら私はパニックですよ(そんなメンタル弱い人はそもそも乗れない笑)

ひとつのトラブルが
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ムーン・ウォーカーズ(2015年製作の映画)

2.7

観る順番間違えました(笑)
これはもう辻褄が合うとか合わないとかの次元も全部ぶっ飛ばすB級ぶりでした(笑)

月面着陸に失敗した時のために、キューブリックに捏造映像を撮ってもらおう!というおバカな発想
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カプリコン・1(1977年製作の映画)

3.8

ずっと気になってたんですが、想像を遥かに超える傑作でした!これ40年前に制作されたんですよね?
今公開されても全然古くない。いや、むしろ今じゃ関係各所の顔色伺っちゃって、作れないかもしれない。
NAS
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ビッグ・シック ぼくたちの大いなる目ざめ(2017年製作の映画)

3.6

オンライン試写会にて。

二人の物語だと思ってたんですが、これは家族の物語ですね。

エミリーの両親がすっごく好き!
超マイペースだけど(笑)二人ともチャーミングで、この両親に育てられたと思うだけで、
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羊の木(2018年製作の映画)

3.7

月末くん、どんだけお人好しなの!
最後の最後までお人好しでびっくりするわ!それでもバカっぽくならないのは錦戸くんの良さでしょうか。

最初は「この人達がどう絡んでいくんだろう」という、ちょっとしたワク
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Seventh Code(2013年製作の映画)

2.9

なんだこの女!キモっ!で始まって、おっと物語動き出したなーと思ったら、終盤男がへっぽこすぎてポカーンってなって、最後はどっちに解釈したらいいの?
で、終わりました(笑)
あんな行き当たりばったりの緩い
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秘密 THE TOP SECRET(2016年製作の映画)

2.9

映像の質感とか美術的なものは、すごく好みだったのですが…うーん。

世界観や空気感を丁寧に描こうとして、の結果なのかもしれないですが、もう少し緩急があったらな。

そもそも殺人鬼の少女をメインにしたい
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バグダッド・カフェ<ニュー・ディレクターズ・カット版>(1987年製作の映画)

3.7

他者を受け入れること。
それは人と人の物語が動く瞬間。

ブレンダは登場からずっと怒鳴り散らしている。
何かに対して怒っている!のではなく、自分取り巻く全てにイライラしている感じ。しかもイライラメータ
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マッチスティック・メン(2003年製作の映画)

3.8

ニコラス・ケイジが苦手な為、ずっとHDDに入りっぱなしだった今作w

でも、病的なまでのあの潔癖症は、すごいハマり役でした。
そうか、私はカッコつけてるニコラス・ケイジがダメなだけで、こういうのは大丈
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スリー・ビルボード(2017年製作の映画)

4.0

誰にも悪意はないのに、苦しくてやるせなくて、辛くなる。
確かに、怒りが怒りを呼んだのかもしれない。でも、怒りを原動力にすることで踏ん張ってる人だっているかもしれない。
ミルドレッドの看板に、自分のやり
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ダゲレオタイプの女(2016年製作の映画)

3.4

もっと写真に偏ったお話かと思っていたのですが、そこはあくまでも物語のベースでした。
愛が狂気を生み、幻想を作り出す。
取り憑かれた男達の悲劇の物語。

いかにも何か出そうな古い屋敷。
実際の生き死によ
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祈りの幕が下りる時(2017年製作の映画)

3.9

新参者の完結編は、とても切ない、でも深い深い愛が紡ぐ物語でした。

全体的には重厚な人間ドラマですが、時折挟み込まれる加賀らしいお茶目なシーンでクスッと笑えたり、ほど良い緩急があり、リラックスして観れ
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ロング,ロングバケーション(2017年製作の映画)

3.7

自分の死期が近くて、本当なら看病してもらう立場なのに、肝心の夫はまだらボケなんて、エラの立場だったらネガティブになってしまいそうだし、ジョンはジョンで、時々我に返っては、一緒にいる妻の事さえも忘れてし>>続きを読む

孤独のススメ(2013年製作の映画)

3.5

最初の方は、主人公は何で素性の知れない男を家に入れたのか?っていうのと、彼を家に置くことが何でそんなに問題視されるの?っていうのが疑問として浮かんでしまって、しばらくもやもや首をかしげながら観てました>>続きを読む

森山中教習所(2015年製作の映画)

3.5

ゆる〜いゆる〜い、ちょっとアホな主人公、清高の夏物語。

轢かれても殴られてもあまり気にしないという、ありえない能天気さですが、家庭には問題があって。
野村周平がその憤りとアホさを自然に成立させていま
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太陽(2016年製作の映画)

3.5

キュリオとノクス。
ふたつの世界を分けていた門が10年ぶりに解放され、壊れるもの、失うもの、そして生まれるもの。

色んなことを抱えている父親の、複雑な気持ちを思うと切ない。
娘がノクスになることが幸
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