まるおさんの映画レビュー・感想・評価 - 13ページ目

まるお

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羊の木(2018年製作の映画)

3.0

自分というものがまるでなく流されるままに同じ台詞を繰り返す錦戸亮や、
松田龍平はじめ、不気味さを漂わせた6人の元受刑者の不協和音には引き込まれるものがありました。

とはいえ何かが起こりそうで何も起こ
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メイヘム 殺人晩餐会(2017年製作の映画)

1.0

久しぶりにジャケットに騙されてしまった。。

1秒も出て来ないチェーンソー男。
ダサすぎる邦題。
拷問だ過激なシーンだ書いてるけど、もう何がなんやら。

内容も登場人物の行動が支離滅裂で一貫性が無くて
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お米とおっぱい。(2011年製作の映画)

3.3

こういう作品嫌いじゃないですよ。
結構真剣だしロジカルだし、『12人の怒れる男』みたい。
内容は5億倍くだらないけれども。。

『カメラを止めるな』でも思ったけど、
上田監督の作品ってコントっぽいなあ
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デビルズリジェクト〜マーダーライドショー2〜(2005年製作の映画)

3.2

狩る側から狩られる側へ。

前作で人間を狩りまくってたキ◯ガイ一家が今作ではキ◯ガイ警官に追いかけられる逃避行ムービーへ。
前作が『悪魔のいけにえ』なら、今作は『俺たちに明日はない』かな。

もはやマ
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ロストパラダイス・イン・トーキョー(2009年製作の映画)

4.0

白石和彌監督の長編デビュー作品。
もっと未完成で荒々しい物を想像していたら、完成度高くてビックリ。

知的障害を持つ兄とマンション営業マンの弟、そして地下アイドル兼デリヘル嬢の女、
この3人で織り成す
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コリン LOVE OF THE DEAD(2008年製作の映画)

3.9

制作費45ポンド(約5800円)で作られたというゾンビ映画。
ジョージ・A・ロメロへの敬意と愛に溢れた内容で面白かったです!
ロメロ『ゾンビ』の世界の何処かでこんな出来事も起こってたんだろうなあと。
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蠱毒 ミートボールマシン(2017年製作の映画)

2.0

あはは、脳みそ溶けそうになってしまった。
血飛沫びしゃびしゃ、首が飛んでジャッキーチェンに宇宙人に北斗の拳に…
乳丸だしでロデオするに至り完全に思考停止。

自分の思い入れのあるものが武器に変化ってア
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プレデター(1987年製作の映画)

3.4

なんだかんだで初代が1番面白い。
初めて見た時、ステルス迷彩と熱感知の格好良さにやられちゃったのを覚えています。

話は単純明快、
だからこそ何も考えずプレデターの恐怖にどっぷりと浸かれるのです。
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デスキャンプ 屍獣たちの宴(2010年製作の映画)

2.5

変な映画!!
殺人鬼もゾンビも出てこない。
ただ運が悪くて死んでいく若者達を描いた作品。

点数低めですが決して嫌いじゃない。
グロ描写も凄いし見応えあるし嫌いじゃないんだけど‥
よほどお金が無いのか
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運び屋(2018年製作の映画)

4.5

リップクリームのシーンが見事過ぎました。
あのワンシーンでこの映画の雰囲気を見事に表現しているものね。
思わず声だして笑ってしまいました。

『許されざる者』『グラントリノ』にもある暴力というテーマを
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シェイプ・オブ・ウォーター(2017年製作の映画)

3.5

ハードル上げすぎてしまった!

ギレルモ・デル・トロ監督でいえばもう断然段飛ばしで『パンズ・ラビリンス』が大好きなのですが、
同じような空気を感じ取り、ちょっと賞云々ではなく期待しすぎちゃいました。。
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パディントン 2(2017年製作の映画)

3.9

続編って大概パワーダウンするよねえとかなんとか期待そこそこで見たら‥
いやはや前作よりも面白かったです!

前半の何気ないシーンが後半に伏線となって回収される快感。
刑務所に入れらるシーン可哀想だしシ
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マーダー・ライド・ショー(2003年製作の映画)

3.0

ソーヤー一家には負けるけど、こちらも相当のキ◯ガイ一家。
何が怖いって、会話が成立しない人間が一番怖い。

まあストーリーはあってないようなもんだけど、
サイケでキレキレで出てくるキャラが際立ってたの
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ゆれる人魚(2015年製作の映画)

2.5

やっぱりミュージカルは苦手だー。。

狂った登場人物やサイケな色調、
ありがちだけどダークな物語、
ラストも儚くて凄く良い。

凄く良いんだけど‥めちゃくちゃ歌が邪魔に感じました。。
歌や踊りが入って
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ジグソウ:ソウ・レガシー(2017年製作の映画)

3.5

驚異のDIY能力健在。

犯人探しのサスペンスとゲームのスリル感。
何気にグロテスクで、そして最後のどんでん返し。
水戸黄門の様なものでもはや定番といえば定番なのだけど、
やっぱりこのシリーズは安心し
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ミスミソウ(2017年製作の映画)

4.0

物語の残酷さとのギャップ。
タテタカコさんのエンディング曲が素晴らしかったです!
血しぶき多めの復讐劇。
白と赤って美しい。

いやほんと、
田舎の閉塞感や家庭の事情なんざどうでもいいのです。
個人的
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レディ・プレイヤー1(2018年製作の映画)

4.2

努力、友情、勝利。
これぞ直球のエンターテイメントってな感じで、
ただ単純に映画見てワクワクしていた子供の頃を思い出しました!

単純な作品でありながら、マスク取ったら消え去るバーチャルの空虚さや、
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デス・フロア(2017年製作の映画)

3.8

特等席でゾンビショー。

謎のウイルスが蔓延して人がゾンビ化していく世界。
そんなゾンビ物のテンプレートのような物語なのですが、
今作の主人公は最初から最後までエレベーターの中に閉じ込められっぱなし。
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レジェンド・オブ・メキシコ/デスペラード(2003年製作の映画)

3.7

昔見たっきりで物語は全部忘れてたけど、
ど強烈なジョニー・デップだけははっきりと覚えていました。
アントニオ・バンデラスよりも目立っちゃってるような。

今回は国家転覆クーデターのお話なので、
みんな
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怪物はささやく(2016年製作の映画)

3.6

子供の成長物語。
なんて簡単には語れない重く厳しい物語でした。

母親の病気やクラスメイトからのいじめ。
父親との関係、祖母との関係。
自分で抑えきれないほどの怒りや悲しみ。。

話がちょっと駆け足気
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31 サーティーワン(2016年製作の映画)

2.5

バカvs.変態。

拉致られたバカっぽい集団が「31」という12時間耐久の生き残りゲームに参加させられる映画なのですが‥
な、内容がスカスカ!!
物語という物語が全く無い。
拉致られてるのにバカ集団の
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ブレードランナー 2049(2017年製作の映画)

3.6

すごく、長さを感じてしまいました。。
映像は流石、差別ありきで造られるレプリカント、自分の出生の謎に迫るミステリー、前作とのリンク。
いつ見ても悲壮感漂うライアン・ゴズリング。
いや、面白かったんです
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ブレードランナー ファイナル・カット(2007年製作の映画)

4.0

こんなラストだったっけ。
内容はほとんど忘れてしまっていたからどのシーンが追加されてるとかは全くでしたが‥
街並みの格好良さは記憶に焼き付いてた通り。

和洋折衷、漢字と雨とスモッグと光の使い方が上手
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デモンズ(1985年製作の映画)

3.9

子供の頃ノストラダムスの事がオシッコちびるほど怖かったんです。
今となってはなんだったんだって感じだけど。

昔見たホラーを見返すともはやギャグにしか見えない事も多いけれど、
この作品は今見ても立派に
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ボーグマン(2013年製作の映画)

2.9

ホームレスにお風呂を貸したらいつの間にか家を乗っ取られてしまう。
なんとも不気味で嫌な後味なんだけど、これがまたよく分からない。

ホームレス達の正体も、この集団の目的も分からない、そもそも人間なのか
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スリー・ビルボード(2017年製作の映画)

4.0

1つの怒りによって起こる様々な余波が街全体を覆って行く。

怒りは怒りを来す。
作中のその言葉通り、なんとも魂メーター振り切れる作品でした。

「ミズーリ州」に根深く残る差別意識やヒルビリーと呼ばれ蔑
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海底47m(2017年製作の映画)

3.0

何年か前、海で泳いでてクラゲに刺されて溺れかけたなあとかしみじみ思い出したり。。
これはクラゲどころの騒ぎじゃない。

一応ね失恋旅行的なストーリーはあるのだけれど、
もはやそれはあって無い様なもの。
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アフターデイズ・ボディ 彼女がゾンビと化した世界(2015年製作の映画)

3.6

前作『スリー・デイズ・ボディ』に続き今作もなかなかのじっとり感です。
このシリーズの醍醐味であるゆるやかな変異は健在。
今回は虫がとにかく気持ち悪い。。

ただなんだ、前作の薄幸顔のサマンサと違い、
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スリーデイズ・ボディ 彼女がゾンビになるまでの3日間(2013年製作の映画)

4.0

薄幸美人ねっとり劇場。

これは面白い。。
いやタイトル通りなんです。
3日かけて徐々にゾンビと化していく女性をじっとりと撮った作品。
このじっとりもさる事ながら主人公サマンサのメンヘラ気味な挙動、薄
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ドッグヴィル(2003年製作の映画)

3.6

よそ者に対する排他的な空気。閉塞的な空間。
なんだかんだで田舎の人の方が冷たいよなあと、盆や正月に帰省する度に思うのです。
この犬の村も全く同じ。
愚鈍な人間に神経がすり減ります。

特別が当たり前に
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マーターズ(2015年製作の映画)

1.0

いろんなリメイク作品見て来たけどこんな酷いリメイクはじめてです。
とても悪い意味でハリウッドっぽいなあと。。

本家が凄いとされている部分。
救いの無さや恐怖、絶望、暴力性、救いのないリアルさ全てが影
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木屋町DARUMA(2015年製作の映画)

3.9

四肢の無いヤクザを遠藤憲一が演じる衝撃。
物語もビジュアルもただただ強烈な作品でした。

京都の木屋町が舞台だけどこちらは裏京都。
社会の底辺で蠢く人たち哀歌で溢れいました。

ダルマヤクザの世話を任
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舞妓 Haaaan!!!(2007年製作の映画)

2.5

頭空っぽにしたくって鑑賞。
つ、突き抜けてバカバカしい。。

京都が故郷なもんでね。
京都の景色見ながら阿部サダヲの演技の幅の広さを堪能して。
これに尽きますな。
北村一輝のオカマ医者が特に好き。
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私はゴースト(2012年製作の映画)

3.4

幽霊目線で描かれるクラシカルでアートな雰囲気漂うホラー作品。
ジャケットのエミリーはめっちゃ怖いですが、作中のエミリーはお綺麗です。

ド派手な演出も無く淡々と同じ時間を繰り返すため、
ド派手ホラー好
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マーターズ(2007年製作の映画)

5.0


初鑑賞時、ただただ可哀想で不愉快で不快になった作品。
胸糞トラウマ映画いろいろあれど、個人的これはかなり上位。
不条理で理不尽で陰惨で悲惨で一欠片の救いもない。

今回久しぶりに鑑賞して、話わかって
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プーと大人になった僕(2018年製作の映画)

3.9

予習のため原作アニメ版を観ていてよかった。。
原作で感動したラストシーンから始まる物語に開始早々ちょっと泣いちゃいました。

色あせた100エーカーの森と
リアル可愛いプーさんたちが印象的。

子供の
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