しんさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

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プーと大人になった僕(2018年製作の映画)

3.5

とにかくプーさんめっちゃかわいい。。。
全然知らなかったけどこんなかわいいとは、、、ぬいぐるみ欲しくなる。
色んな人生の教訓を教えてくれるプーの癒し無双がここにあり。
全体的にゆったりしてそうだが意外
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キャプテン・マーベル(2019年製作の映画)

3.0

序盤は全然マーベル最強キャラ感を感じなかったのだが覚醒してからの無双で成る程納得。
どこかスタートレックやフラッシュゴードンを思わせる意外なSF感がありこれまでのMCU作品としてはやや異質。
序盤のテ
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スパイダーマン:スパイダーバース(2018年製作の映画)

4.0

評判に違わぬクオリティ。
純粋に新たなスパイダーマン誕生の物語と成長譚としても良いんだが、多様なキャラクターの個性とユーモアとオマージュを絶妙に配した脚本が素晴らしい。
映像の質感には度肝を抜かれ、新
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手遅れの過去(2015年製作の映画)

4.5

傑作。埋もれてしまっているのが本当に惜しい作品、映画好きにこそ声を大にして薦めたい。
特筆すべきは1カット長回し20分の5カットで構成されている点。
序盤の1カット目のシークエンスから目が離せなくなる
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グリーンブック(2018年製作の映画)

4.0

万人の心に響くロードムービー。
どこまでも豪快なリップは粗暴だが優しさを合わせもつ。
一方ドクターは天才的な才能と様々なこだわりを持ちながら、それでいて孤独だ。
この2人の旅の過程で描かれるドクターへ
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ラプラスの魔女(2018年製作の映画)

2.0

唖然。ミステリでは、ないし。
原作未読だが荒唐無稽すぎてついていけない。この物語の根源の謎の部分を科学で説明するのだが最早ファンタジーでそこに論理はない。演出や役者陣の演技も荒唐無稽すぎて全く入り込め
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いぬやしき(2018年製作の映画)

3.5

ブリーチ撮った監督とは思えないくらい今作は一定の纏まりがあって安堵。
終盤の新宿で繰り広げられる空中ハイスピードバトルは中々の迫力。ここだけはハリウッドの大作と比較しても遜色ない出来栄えで日本映画もや
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リズと青い鳥(2018年製作の映画)

4.5

アニメ映画と侮るなかれ正しく傑作。
今作は細部に至る描写とカットがそれぞれの内面を映し出しており、非常に映画的な演出が素晴らしい。
序盤の登校のシークエンスだけでも歩き方、上履き、光、前と後ろなど2人
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THE GUILTY/ギルティ(2018年製作の映画)

3.5

緊迫感に包まれる。
鑑賞後の疲労感が凄い。
観客は必然的に音に集中することとなり、通常の映画とはまた違う劇場体験が味わえる。
その音から想像される景色は恐らく観客1人1人が絶対的に違うものをそれぞれ脳
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アリータ:バトル・エンジェル(2018年製作の映画)

3.5

凄い不安な映像化だったがその実しっかり銃夢だった。
流石銃夢大好きなキャメロンだけあってストーリーも意外と忠実に脚本に落とし込まれている。
アリータの表情が初めは目がでかくて違和感しか感じなかったのが
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アクアマン(2018年製作の映画)

4.0

お腹いっぱい。アクアマンというタイトルからは想像出来ない程に陸空海をバランスよく配し、各地を巡るアドベンチャー満載の構図は最早インディジョーンズのそれではないか。
冒頭の過去の生い立ち、からの水族館で
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恋は雨上がりのように(2018年製作の映画)

3.5

冒頭のあきらの走るシーン。原作好きとしてはこれだけでこの映画の世界観にぐっとら引き込まれる。
小松菜奈は完全にあきらにハマっていて本当に素晴らしい。
原作のエピソードを絶妙なバランスで配する脚本も鮮
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コードギアス 復活のルルーシュ(2019年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

コードギアスファンにはたまらない愛溢れる作品だったなぁとしみじみ思う。
往年のキャラクターを顔見せ程度にも余すことなく登場させている点も素直に嬉しい。
復活のルルーシュと銘打っているだけあり、前半30
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スカイライン-奪還-(2017年製作の映画)

3.5

映画史上、エイリアンとこれだけ真っ当に肉弾戦を描いた映画はかつてないだろう。
この面子揃えたらまあこうなるだろうけど、何かもう凄いことになります。一見の価値あり。
SF、格闘、巨大ロボバトルなど様々な
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十二人の死にたい子どもたち(2019年製作の映画)

3.0

予告を観る限り自殺願望のある集団の中に殺人犯が紛れ、殺されると思ったら死にたくないとみなで奮闘する密室ミステリーかと思っていた。がその実、真っ当な密室劇で堤監督らしからぬ人物描写に寄り沿った作風が意外>>続きを読む

ザ・ベビーシッター(2016年製作の映画)

3.5

久々にこの監督の作品観たが相変わらずの大味さは健在。これがまた何ともマッチしたジュブナイルジェットコースタームービーになっている。
テンポも良く、キャラクターそれぞれも魅力的、ベビーシッターと少年2人
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ポーラー 狙われた暗殺者(2019年製作の映画)

3.5

今作の予告とローマが金獅子賞を受賞したニュースを観て、とうとうネットフリックスへの加入を決断した。
まずはネットフリックスのコンテンツ力と作品の質の高さに驚かされる。
ストーリーは王道だがコミカルとシ
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ミスター・ガラス(2019年製作の映画)

4.0

鑑賞後はアンブレイカブルもスプリットも今作に帰結する為にあったんだとしみじみ思う。
特にスプリットは単体での評価が難しかったが、壮大な前振りとしてなら頷ける。
シャマラン監督は一連の作品を一貫したテー
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ブッシュウィック-武装都市-(2017年製作の映画)

3.0

いきなり戦場に放り込まれるというシチュエーションを、長回しにより更に臨場感を高めにいくという手法を用いた今作だが成功しているとは言い難い。
序盤の恋人が死に、それを見限るあっさりさよ。切り替え早すぎで
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サスペリア(2018年製作の映画)

4.5

怪作であり問題作であり、傑作。
君の名前で僕を呼んでが素晴らしく次作を期待していただけに、サスペリアを撮るとはまさか思ってもなかったがこれがまた異色の出来映え。
今作はアルジェント版とは一線を画す作品
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アニー・イン・ザ・ターミナル(2018年製作の映画)

2.5

前半が本当に単調。セリフ回しメインで登場人物達の誰一人として感情移入出来ないまま進むので、後半畳み掛けるような伏線回収があるのだがいまいちノレない。これがこの映画の最大の問題点。
まず物語に秘められた
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クリード 炎の宿敵(2018年製作の映画)

5.0

ロッキーには幼少の頃から並々ならぬ思い入れがあるのだが、彼等が重ねた年月を自分自身も重ね、だからこそ人生においてとても意義ある、素晴らしい映画と巡り会えたことをとても幸運に思う。
思えばロッキーは決し
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リミット・オブ・アサシン(2017年製作の映画)

3.0

かなり期待してただけにややガッカリな出来。
まずアクションは普通、ジョン・ウィック感出そうとしてるが二番煎じ感が強い。銃もただ撃ちまくっていて、前者にあるような流れるようなキレも無く単調すぎて新鮮味が
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スノーマン 雪闇の殺人鬼(2017年製作の映画)

3.5

トーマスアルフレッドソンが北欧ミステリーを撮る!?しかも主演がファスベンダーとレベッカファーガソン!?脇を固める俳優たちもヴァルキルマーにJKシモンズ!?豪華すぎるし、大好物すぎる、絶対観る、観たいと>>続きを読む

ワイルド・ストーム(2018年製作の映画)

4.0

年始1発目なのにたまにはB級映画でもスクリーンの大画面で観ようかと鑑賞。
これがまさかの良作。
まずこのディザスター×アクションの組み合わせが大好物、同じような話の流れでポセイドンアドベンチャー2を思
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レディ・バード(2017年製作の映画)

3.5

誰もが青い時代に抱えた自分の若気の至りを思い起こしてしまう、そんな作品。
主人公には誰しも共感できる部分が少しはあるのではないか、だからこそ自分と重ね魅力的というより同士に思えてしまうような感情が湧き
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銀魂2 掟は破るためにこそある(2018年製作の映画)

3.0

ちょっと前に観たブリーチがあまりに酷かったこともあり、漫画原作映画としては凄く良く見えてしまった。
原作の雰囲気、特にギャグとシリアスの天秤の傾け加減など上手く映像化しているなと思う。
将軍のエピソー
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BLEACH(2018年製作の映画)

2.5

漫画は既読だが、この映画化はいけない。
原作のエピソードを色々詰め込みすぎてまとめきれておらず、各キャラクターも登場するが全く活躍しないメインキャラの数々が本当にもったいない。
アクションも消化不良、
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キリング・ガンサー(2017年製作の映画)

3.0

暗殺者対暗殺者のバタバタの殺し合いをフェイクドキュメンタリーの体裁でコメディタッチに描いていくアイディアは良いと思う。だがそれ以上のものは無く、シュワの登場はラスト15分に留まる。これはない。ずるい。

来る(2018年製作の映画)

4.0

予告はホラー感漂っていたが前触れ通りエンタメ作品として仕上がっている。
あれの正体などは物語の本筋からは意図的に排除されている。代わりに徹底してそれぞれの人間描写を細かな演出やセリフ回しを用い関係性を
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バトル・オブ・ザ・セクシーズ(2017年製作の映画)

3.5

性差問題をスポーツという観点で真正面から描き、LGBTも絡め盛りだくさんな映画。
ラストのいつか誰もを自由に愛せる日が来るというセリフが胸をうった。
この時のエマストーンのハッとした表情がとても良い。
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ドラゴンボール超 ブロリー(2018年製作の映画)

4.0

今までの劇場版の中でも今作は傑作。
前半30分のサイヤ人とフリーザを巡る因縁の顛末がより明確になり、ニヤっとせざる得ないエピソードが描かれ目が離せない。
その後、現代パートのブロリーを巡るやりとり、新
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ファントム・スレッド(2017年製作の映画)

3.5

偏愛。偏った愛。
それぞれの主張と美学がぶつかる様は正にバトル。2人の間に漂う緊張感。独特の会話の間から生まれるそれは観ていてヒリヒリするものがある。
そこに愛があるという事実が凄い。
お互いの存在を
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ヘレディタリー/継承(2018年製作の映画)

3.5

どうしても観たかったが、近隣の劇場で公開してなかった為、遠方まで出向き鑑賞。
冒頭のミニチュアハウスからの現実転換までのカメラワークと不協和音から只ならぬ様式美と不穏さを感じさせる。
王道のオカルトホ
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ボヘミアン・ラプソディ(2018年製作の映画)

4.5

冒頭のフォックスのテーマからギターリフで奏でられ、そのままフレディがライブエイドに今正に挑もうとしている後姿、その一挙手一投足が既に感情のボルテージをマックスまで引き上げる。
脚本の構成が素晴らしく、
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ウインド・リバー(2017年製作の映画)

4.0

骨太で濃厚。
コンビ探偵物の様な体裁を取りながら、その実完全に西部劇と化していく。
シンプルに淡々と事件の真相が描かれていくが、主人公2人のキャラクター設定が絶妙で退屈にはならない。
レナーの怒り、や
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