むさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

む

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シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ(2016年製作の映画)

4.0

爆破事件からアベンジャーズに亀裂が生まれ、ワカンダの国王が被害に巻き込まれたりと、第一次世界大戦の引き金となったサラエボ事件を彷彿とさせられた。
まさかのブラックパンサーオリジンを今作で描いてしまうと
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ジュラシック・パーク III(2001年製作の映画)

2.9

プテラノドン初登場!
今作まで出てこなかったのは、撮影方法が難しかったのか、隠し玉として取っておいたのか…後者なら、今作で登場させたのは良かったと思う。
変わり映えしたといえば、恐竜の種類ぐらいだもん
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ザ・メニュー(2022年製作の映画)

3.0

最近の美食ブームが産んでしまった怪物シェフの、心中映画でした。
孤島へと招かれる所や、出席者各々に後ろめたい事があったりするところなんかは、アガサ・クリスティー著「そして誰もいなくなった」を思い出しま
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七人の侍(1954年製作の映画)

4.8

語り尽くせない207分、僕はあちらの時代に行ってしまっていた。
あまりにリアルな目の前の映像は、戦国時代末期の人々の生き様を誠実に素直に描いている。映像から聞こえはしないが、心臓の鼓動の音まで耳に残っ
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お早よう(1959年製作の映画)

4.6

とぼけたような笑いと、日常の小刻みな会話が何とも愛おしく微笑ましい。I love youのいさむちゃんが飛び抜けて可愛いくて、もっと観たかった。

高度経済成長の時期、テレビや洗濯機などのアメリカ式の
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ダークナイト(2008年製作の映画)

4.4

街に待った真打ち!
ノーラン作品好きだけどダークナイトを観ていないと言うと、八方からお説教喰らってましたが、ついに足を踏み入れました。


ここ最近ヒーロー映画ばかり観てますが、正義という定義の危うさ
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アントマン(2015年製作の映画)

3.7

蟻サイズになる奇をてらった設定と、アントマンという名前にスーツ姿を見て、ダサいなぁと期待値低めで鑑賞を始めました。
しかし観てみると全くそんなことはなくて、不意を突かれた気分。

小さくなったと思えば
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アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン(2015年製作の映画)

3.4

ウルトロンがヌメヌメ動いてるのが、不気味で不気味で気まづい…。
ウルトロン軍団との戦闘シーンを観ていると、生みの親はトニーだし、もうアイアンマンの続編と言っても良いんじゃないかと思ってきました。
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ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー(2014年製作の映画)

4.2

MCUの世界には、銀河の果てで平和を守ったやつらがいたんだ!ヒーローとはかけ離れた荒くれ者達だけど、愛せるやつらなのが憎い!
SFとコメディが、僕の好みにドハマりでした。少し突拍子のない話と、皮肉の効
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キャプテン・アメリカ ウィンター・ソルジャー(2014年製作の映画)

3.8

キャプテンアメリカ1作目からのアベンジャーズ、そして今作までの流れが完璧すぎる。
一見、薄味に感じた1作目を、もう一度観直してみようかなと思えるほどに、今作の完成度は高かったように思います。


正義
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思い出のマーニー(2014年製作の映画)

3.6

時空を超えたイマジナリーフレンド。

物語序盤、マーニーはアンナの為に生まれたイマジナリーフレンドだと思っていたけれど、物語が進むに連れて、それだけでは説明つかない事が起きてくる。
恐らく、お互いに境
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マイティ・ソー ダーク・ワールド(2013年製作の映画)

2.3

エンドクレジットまで観ると、この映画のMCUに於いての重要性や、映画の全体像が理解できるけど、それが無いとまるでB級映画みたい…


初っ端から初見の設定、エーテルって何ぞやっていう事から、勝手に展開
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アイアンマン3(2013年製作の映画)

3.3

トニー・スタークの内面を描き切ったアイアンマンシリーズは、ここまで絶対観るべき。
カッコよく変身するアイアンマンは観れないけど、もはやそんなの必要ない!と言うかのような作品でした。けれど、三部作通して
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バットマン ビギンズ(2005年製作の映画)

4.1

渋い!めちゃくちゃかっこいいじゃんかよ!
今までバットマン3部作は、ノーラン作品と言えど敬遠してたんですが、これは評価高いの納得でした。

ストーリーはバットマンの始まりを描いてますが、そのストーリー
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ハウルの動く城(2004年製作の映画)

3.9

音楽は言わずもがな、声優キムタクよかったし、マルクスとヒンは可愛いし、おばあちゃんは要介護だったし、昔に観たときよりもハウルの世界を読み解きながら観れたと思う。
かたーい表面をツルハシで叩いてもツルツ
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アダムス・ファミリー2(1993年製作の映画)

3.5

なんてこった、2作目の方が面白いとは予想してませんでした…
大抵1作目で燃え尽きて、あとは余熱でジワジワとピークを超えて焦げるというのが、定例だと思ってた(そうではない名作も沢山ありますが)


前作
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アダムス・ファミリー(1991年製作の映画)

3.4

久しぶりに鑑賞。
やっぱり面白い!何とも言えぬ雰囲気とキャラクター達、笑っていいのか偶にわからないブラックジョークが、半端なくクセになる。

有名な映画だけあって、オープニング曲はほとんどの人が知って
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ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク(1997年製作の映画)

3.0

前作は恐竜の登場シーンを溜めに溜めて、ここだ!って瞬間に登場した。
あの痺れと高揚する感覚は、他では味わえない。

今作ではその手は通用しない分、どんなストーリーになるのかと思ったけど…
予想を覆らず
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ダンケルク(2017年製作の映画)

4.2

普段のクリストファー・ノーラン作品だと思って観ると、刺激不足なのは確か。
けど、戦争を逃げる視点で描かれた作品って目新しいし、普通の戦争映画より好きだったなぁと思いました。

勝ちも負けもない、ただ失
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銀河ヒッチハイク・ガイド(2005年製作の映画)

4.9

最高でした。
原作は知らないので、再現度とかそういったクオリティはわからないけど、映画としては超絶好みだった。
難しい言葉をわざわざ使うことで、シュールな笑いに変えてるところとか最高。音響も好みで、心
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インターステラー(2014年製作の映画)

4.5

はぁ。難しいけど、神秘を感じられる作品。
宇宙人は出てこない、高次元にいる彼らとの接触、謎多いブラックホールへの訪問は、「2001年宇宙の旅」を思い出す。

科学や物理、数学等々、学問は突き詰めると解
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ストレンジ・ワールド/もうひとつの世界(2022年製作の映画)

2.7

かなりメッセージ強めな作品でした。
共存や、自然破壊、資源の消費、エネルギー問題等々…
現代の僕たちが直面している問題が描かれている。「可愛い版アバター」みたいな印象を受けました。

かつて地球は平面
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魔法にかけられて2(2022年製作の映画)

3.2

うわー!うまい!
そういう展開にするのか!
前作でやれるだけのことはやっただろうし、どんなストーリーにするんだろって思ってたけど、自分的には死角から攻めてこられた感じ。

現実社会で行き詰まっているジ
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魔法にかけられて(2007年製作の映画)

3.0

頭の中がお花畑のディズニーキャラクターと、現代人との差が一目瞭然。
向こうの住民からしたら、ハードモードじゃん…って感じだよね。わかるわかる。

本当にどうしてこの世の中は生きづらいんだろう?と改めて
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真夏の方程式(2013年製作の映画)

4.1

ガリレオ映画シリーズで、実は1番好きな作品です。
名作と言われる「容疑者Xの献身」とはまた違ったBAD ENDではありますが、湯川先生の静かな優しさと人間味がとても滲み出ていました。


今作は「無知
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容疑者Xの献身(2008年製作の映画)

4.0

なんと…なんと悲壮な純愛…
石神が湯川先生の旧友というのが、この物語をやり場の無い行き止まりへと更に追いやっている…

不器用で不潔に見えた石神が、実は誰よりも美しいものへのこだわりが強く、いかに哲学
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アバター:ウェイ・オブ・ウォーター(2022年製作の映画)

4.0

圧巻の映像美と没入感!
前作よりもさらに美しくリアル…手を伸ばしたら触れるんじゃないかとすら思っちゃう。
ただあまりにも綺麗すぎて、もはやリアルを超えてしまっているかもしれない…
前作の方が肌にビリビ
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アバター:ジェームズ・キャメロン3Dリマスター(2022年製作の映画)

4.5

異次元の映像美!
IMAX 3Dで鑑賞、まるで目の前に世界があるようでした…

美しすぎるパンドラの原風景は、かつての地球であり、侵略を目論むスカイピープルの姿は、人間の歴史そのものだった。ムゴイ。
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沈黙のパレード(2022年製作の映画)

3.8

湯川先生!おかえりなさい!
またこうして、福山雅治の湯川学を観ることができて嬉しい。

「沈黙」が今作ではキーになっていることは、タイトルからもわかるけれど、至るところに沈黙はありました。
犯人だけで
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ピエロがお前を嘲笑う(2014年製作の映画)

2.8

CLAYの名前に恥じないオチを持ってこれたんじゃないでしょうか。
最後の最後まで泥かぶって冴えなかったのが一変、「コイツのことを落ちこぼれだと思いたかった僕ら」を嘲笑うかの様だった。

けれど納得いか
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ジュラシック・パーク(1993年製作の映画)

4.0

すごくシンプルなんだけど、だからこそ老若男女たのしめる傑作。

こうしたシンプルな映画作品の時代から、いまはだいぶ複雑な作品が多くなった。その要因は、①人々が求める刺激が深くなり複雑になったから、②シ
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アベンジャーズ(2012年製作の映画)

3.3

アベンジャーズが集結するのが、こんなにも気持ちいいとは!
正直、集結してもワクワクしないかもなぁとか思ってたら、舐めてました。

アベンジャーズというのが、力の結束ではなくて、お互いの弱い部分を理解し
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インクレディブル・ハルク(2008年製作の映画)

3.0

フェイズ1の中ではかなり好きだった。

あらゆる興奮NGで、制御不能の怪物ハルクが、キャラクターとしてかなり面白い。
奇抜な緑色した肌というデザインもいいし、あの巨体が戦艦を彷彿とさせて少年心をくすぐ
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キャプテン・アメリカ ザ・ファースト・アベンジャー(2011年製作の映画)

3.1

第二次世界大戦中という、歴史×戦争ジャンルのMARVEL世界は、リアルテイストで中々面白かった。

ヒーローとして皆の前に立つまでの過程なんかも、割とリアルだったと思う。
初めは平和のシンボルとして扱
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マイティ・ソー(2011年製作の映画)

2.6

かなり王道なストーリー展開、黒幕も開始早々予想できちゃう。
けど王道展開な為、安心して観れる部分はあるかも。

武器がハンマーって、最初は微妙だなと思ったけど全然そんな事ない。剣とかよりもむちゃくちゃ
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ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス(2022年製作の映画)

4.2

ワンダ、嘘やん。
ついこの間ワンダヴィジョン観終わって、ワンダの幸せ願ったばかりなのに。
あまりに辛くて、こっちの精神が持ちませんよ。

てことはワンダヴィジョンのあのラストは、そういうことだったのか
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