ウシュアイアさんのドラマレビュー・感想・評価 - 2ページ目

ウシュアイア

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人間・失格〜たとえばぼくが死んだら(1994年製作のドラマ)

4.1

いじめによって子どもの命を奪われた父親の復讐劇。復讐によって人間性を失っていく父親を描いている。よく誤解されている。

出演者がKinki Kidsの二人から掲載されているが、主人公はお父ちゃん役の赤
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未成年(1995年製作のドラマ)

3.6

野島伸司脚本のTBS三部作の『高校教師』『人間・失格~たとえば僕が死んだなら』に続く三作目。

思春期の少年たちの大人たちへの反発、がテーマ。
未成年はなんだかんだ言って大人や社会に守られている立場に
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若者のすべて(1994年製作のドラマ)

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バブル崩壊直後、閉塞感漂う時代を必死に生きる20歳過ぎの男女の群像劇。

両親が遺したつぶれそうな自動車修理工場を必死に守る萩原聖人、
チンピラまがいの危ない仕事に手を出している木村拓哉、
医者を目指
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女系家族(2005年製作のドラマ)

3.4

山崎豊子の小説を原作とするドラマ。

男性目線だと、理不尽な女系の一族経営の会社の悲劇。

男系の一族経営だと、子どもが後継者になり得なければ会社を潰してしまうので、女系にして後継者になりうる人を婿に
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世界の中心で、愛をさけぶ(2004年製作のドラマ)

3.4

「キミスイ」を酷評していて思い出した。

彼女が白血病になって死んでしまうという話で、難病ラブストーリーと言ったらこっち。こっちの方が登場人物と関係性にリアリティがある。

主人公が彼女の死を乗り越え
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白夜行(2006年製作のドラマ)

4.3

原作未読、韓国版、邦画版は観てから地上波での再放送で観た。

映画では出発点となった質屋の主人殺しとその関係者の男女の関係性の謎解きミステリーだったが、ドラマ版では事件の真相は先に明かされていた?ので
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ブラックスキャンダル(2018年製作のドラマ)

3.2

深夜ドラマで、仕事で遅くなる曜日に放送していたこともあって、たまたま何回か観たことで続きが気になった、というよりも松井玲奈が出ていたので、TVerなどのお世話になりながら完走。

スキャンダルをでっち
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僕のいた時間(2014年製作のドラマ)

3.8

不可逆的に全身の筋肉が麻痺して死に至る病気ALSに冒された青年の生き様を描いた作品。

主人公の青年に呼吸筋の麻痺が現れはじめ、友人や家族や恋人に、自分は人工呼吸器を付けない、と宣言するところがハイラ
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2

アフリカの夜(1999年製作のドラマ)

4.3

1999年世紀末に放送された隠れた名作。
『魔女の条件』(TBS)の裏番組としてフジテレビ系列で放送されていたため、観ていた人は少なかったのではないか。リアタイで観ていたものの、FODで再鑑賞。
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金田一少年の事件簿(1995年製作のドラマ)

4.0

人気推理漫画の実写ドラマ。原作とちょっとイメージが違うキャスティングながらも、出演者それぞれが持ち味を生かしていた。

トリックなどが省略されたり、説明不足な部分はあったものの、殺人の犯行動機などの心
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素晴らしきかな人生(1993年製作のドラマ)

3.7

以前、再放送か何かで断片的に見たものの、FODで最近一気見。


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(あらすじ)
18歳のひと夏の恋で身籠った結女(浅野温子)は19歳で幼なじみ新平(佐藤浩市)と結婚するも、10年ほどで新
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女王の教室(2005年製作のドラマ)

4.2

放送当時から賛否両論があった問題作。

阿久津真矢は生温い環境で育った子ども達に社会の厳しさや他人の痛みを教えたい、ということは劇中の登場人物の多くは理解し、また視聴者も理解できるような脚本・演出にな
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警部補 古畑任三郎 2nd(1996年製作のドラマ)

4.3

多少マンネリ感があったが、楽しんで観ていた。

特に澤村藤十郎が犯人役の回は、共犯&被害者が角野卓造で、被害者役が夢路いとし師匠で、キャスティングが豪華な上にお芝居が素晴らしかった。犯人のトリックは見
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警部補 古畑任三郎 1st(1994年製作のドラマ)

4.4

毎週楽しみに見ていた。

刑事コロンボを知らなかったので、犯人のトリックが先に明かされ、それをどう崩すかという倒叙の展開に衝撃を受けた。

坂東八十助が棋士の犯人役だった「汚れた王将」と桃井かおりが人
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わたしを離さないで(2016年製作のドラマ)

4.0

ガズオイシグロの同名小説の翻案ドラマ。
テーマは一貫しており、SF作品なのでそれほど違和感はない。

すべてを一人称で回想する形で話が進んで行く原作では、記憶の歪められ方や受け止め方の変化に面白さがあ
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3

女王の教室(韓国)(2013年製作のドラマ)

2.8

韓国版『女王の教室』。
かなり前にGYAOの無料配信で観た。

天海祐希が演じていた先生役以外のキャストは日本のキャストに寄せていたように思える。

知らんけど主演の女優さんのクラスは天海祐希と遜色な
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星の金貨(1995年製作のドラマ)

3.3

身寄りのない聾唖の女性・彩が看護助手としてはたらく北海道の僻地の診療所に親に反発して家を出た東京の大病院の御曹司・秀一が医師としてやってくる。程なくして秀一は東京に帰ることになり、想いを寄せていた彩は>>続きを読む

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ミス・パイロット(2013年製作のドラマ)

3.8

下町の女の子がパイロットを目指すドラマ。

航空業界のお仕事系ドラマということで、それだけでも個人的には好きになる。しかもANA全面協力でANAのパイロットという設定なので、かなりリアリティがある。
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沙粧妙子-最後の事件-(1995年製作のドラマ)

3.7

異常犯罪者を捜査する警視庁のプロファイリングチームのリーダーだった梶浦は犯罪者のプロファイリングをしているうちに快楽殺人に目覚めてしまい、梶浦は死亡、チームは解散となり、梶浦の事件は表向き闇に葬られる>>続きを読む

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ひとの不幸は蜜の味(1994年製作のドラマ)

3.6

高校生でデビューして世間知らずのまま大人になった落ち目の少女漫画家・くればやしまゆこは、邪険にしていたアシスタントに婚約者も名誉も奪われ失意のどん底に。父の死をきっかけに継母・小百合が転がりこんできて>>続きを読む

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私の運命(1994年製作のドラマ)

3.8

婚約者が末期癌と診断され、婚約者(夫)とともに癌と戦う話。


リスクを取っても完治を目指すスタンスで試験的な手術を行う野心的な天才外科医(片桐)とQOLを尊重する医師(佐藤)が出てきたりと、白い巨塔
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1

YASHA 夜叉(2000年製作のドラマ)

3.5

『海街diary』、『BANANA FISH』を送り出した吉田秋生の同名漫画原作のドラマ。TV放送リアタイでは完結していなかったため、かなりストーリーは改変されている。

《あらすじ》
ネオジェンス社
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ホリデイラブ(2018年製作のドラマ)

3.3

男性目線の感想

何かの番組で俳優の菅田将暉さんがコロナ禍でハマって観てしまった、とお話していたことをきっかけに観てみた。たぶん、このきっかけがなかったら観ていなかったと思う。

不倫ドラマとなってい
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いつか陽のあたる場所で(2013年製作のドラマ)

3.5

罪を犯してしまった女性たちが更生し、過去を隠しながら生きていく、というちょっと重いテーマである。人が罪を犯すまでのプロセスを描いた作品は少なくないが、本作では出所後の生きざまや過去との向き合い方を描い>>続きを読む

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昭和元禄落語心中(2018年製作のドラマ)

4.5

戦中から現代と落語界をめぐる環境が激変する中を駆け抜けた稀代の落語家八代目有楽亭八雲の一代記。
いろいろと多くのエピソードを盛り込むことができただろうが、原作同様にコンパクトにまとめてテンポよく進んで
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大地の子(1995年製作のドラマ)

4.8

中国残留孤児を描いた作品で、中国の影の部分である文革期や農村も描かれている。仕事でたまたま出会った日中のカウンターパート同士が実は親子だった、という展開は少し無理がある気がしたが、実の親と養父母の間、>>続きを読む

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白い巨塔(2003年製作のドラマ)

4.7

リアルタイムで観ていたせいか、田宮版に比べると時代に合わないものがそぎ落とされて、すっきり見やすく、冗長になりがちな権力闘争もテンポよく進んで、毎回放送が待ち遠しかった。

演技は当時の名優がそろって
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白い巨塔(1978年製作のドラマ)

4.5

田宮二郎版『白い巨塔』。
唐沢版、田宮版、韓国版も全部観たし、原作小説も読破。
田宮版が一番原作の時代と近く、原作に近い。

後半は裁判の話と並行して原作通り日本学術会議会員選挙のエピソードが盛り込ま
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Heaven?~ご苦楽レストラン~(2019年製作のドラマ)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

原作漫画が連載されていたのは21世紀に入ったか入っていないかの頃。同じ傾きかけたレストランを舞台にした王様のレストランのパクリっぽいなと感じたが、改めてドラマを見てみると奥が深い。オーナーを演じるのは>>続きを読む

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テセウスの船(2020年製作のドラマ)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

黒幕の部分で原作と変えた点が良くなかったといった批評があるが、「家族の絆」をテーマにしているので、原作とは違う謎解きはおまけみたいなものだと思う。原作と同じように、主人公が「殺人容疑がかかった父の無実>>続きを読む

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