おむすびさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

おむすび

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SING/シング(2016年製作の映画)

4.0

お金のためでも勝利のためでも家族のためでも利害関係者からの評価のためでもなく、自分のためにやってみよう!
ていう映画じゃないかな。

いつまでももじもじしてるミーナに対する「とにかく歌い始めればいい」
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泥の河(1981年製作の映画)

3.0

午前十時の16作目は「泥の河」。

昭和の哀しみ。

川底は泥。
川の上は天神祭の舟が行く。

泥は沈めておかないと、河が濁る。
しずかにひっそりと沈む(沈ませている)、
社会と人生の泥を描いた映画。
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裏窓(1954年製作の映画)

4.0

小説で言うところの「人称」を、カメラで示すとこうなるか。
窓からの視点は、主人公の視点と同じ。
見えそうで見えない。
主人公は骨折をして動けない、安楽椅子探偵方式。

クライマックスで、主人公が殺人犯
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トリュフォーの思春期(1976年製作の映画)

3.0

午前十時の15作目は「トリュフォーの思春期」。
ずいぶん思いきった変な邦題出ました。

フランス映画らしいしゃべくり映画。
けど、ぜんぜん眠たくなかった!

子どもならではの瑞々しさ、自由さ、明るさの
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突然炎のごとく(1961年製作の映画)

2.5

午前十時の8作目は「突然炎のごとく」。
原題は「Jules et Jim」。
すごい邦題。でも悪くないです。

フランス映画は眠気との戦い。

途中のカトリーヌの顔芸で一時停止みたいにするところ、一気
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ショーシャンクの空に(1994年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

午前十時の4作目は「ショーシャンクの空に」。

20年という途方もない時間を描いた映画。
楽しい時間はより短く、辛い時間はより長く感じるもの。

そういえば、ハリウッド白熱教室で「なぜ主人公たちが観る
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ビフォア・サンライズ 恋人までの距離(1995年製作の映画)

4.0

ラブロマンスなんか観ーひんし!
て硬派ぶってたけど騙されてみた。

いい映画!わざわざ映画にする意味のある映画!

ひたすら2人でお話して、遊んでるだけ。
遠慮がちな会話、萌え~。

ダンケルク(2017年製作の映画)

4.0

予告編だけで、胃の痛くなる映画に違いないと思って避けてた。
胃が痛かった( ;∀;)

とにかくわかりやすい伏線が散りばめられてます。
「ああ絶対この伏線はあの形で回収されるに決まってる」と読めてし
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ビフォア・サンセット(2004年製作の映画)

4.0

前作「Before Sunrise」で不覚にも恋愛ものに目覚めてしまった。。
その9年後に公開された「Before Sunset」。上映時間80分。
映画の中の時間も9年経過し、それぞれ飛行機に乗るま
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マッドマックス 怒りのデス・ロード(2015年製作の映画)

2.0

何も考えずに見られる映画。
ちゅどーん。
あべし。
ひでぶ。

大画面で見たら楽しいんやろな。
イタ車も見所。
感想は「ヒャッハー!!終わり」。

おしゃれ泥棒(1966年製作の映画)

2.5

午前十時の14作目は「おしゃれ泥棒」。
昔の映画でも邦題があかんやつはあかんみたい。。
おしゃれ笑( ノД`)…

あらすじおもしろかった。
ピーター・オトゥールかっこよかった。
ジバンシィの衣装が素
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十二人の怒れる男(1957年製作の映画)

4.0

これくらい心が動かない映画が好き。
ほんまに全員怒ってるんかな、て毎回思うんやけど毎回見失ってしまう。。

怒ってる人ってどこか滑稽。

最後に名前聞くとこで「あ、みんな名前なかった」て気づかせんのも
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アメリ(2001年製作の映画)

2.0

他人と共感することなく心を閉ざしたまま育った女の子が、他人を喜ばせたことをきっかけに、どんどん弾けて恋までしちゃって、その好きな男の子に心を開いて、コミュ障を克服する物語。

アメリの「幼さ」をしっか
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ライフ・イズ・ビューティフル(1997年製作の映画)

4.5

人々が笑ってるから悲しくなる。
人間らしい暮らしがあるから苦しくなる。

エンド・オブ・ウォッチ(2012年製作の映画)

3.0

タイトルは勤務終了って意味らしく、転じて殉職という意味にも使われるらしい。

車載カメラの冒頭がかっこいい!
軽いタッチの日常が切ない。

伏線が強すぎてクライマックス前から緊張感が凄まじい。
ジレン
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ペーパー・ムーン(1973年製作の映画)

3.0

午前十時の24作目は「ペーパームーン」。

詐欺師の男と身寄りの無い女の子のドタバタ物語。

冒頭からとてつもないフォントを見せつけられ「It's only a paper moon」を聴かされます。
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招かれざる客(1967年製作の映画)

4.0

午前十時の27本目は「招かれざる客」。

内なる差別意識をあぶり出した作品。
少ない登場人物で、
・白人と黒人
・男と女
・医師や新聞社の社長と、郵便配達員やお手伝いさん
・親と子
・理性と感情
・プ
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パンズ・ラビリンス(2006年製作の映画)

2.0

このレビューはネタバレを含みます

ファンタジーて言うてたやん( TДT)

内戦下のスペインで、ファシズム側の大尉(てだいぶ偉いの?)と再婚する母親に着いてきた主人公。

現実とファンタジーの二重構造映画。

ではファンタジーは主人
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用心棒(1961年製作の映画)

3.5

午前十時の映画祭、6作目は「用心棒」。

平和やからか先進国になったからか、こういう、漢!て感じの俳優さんも役柄も見かけなくなりましたね。
モテる男のジャンルが変わるのは、進化の過程でやむを得ないんで
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七人の侍(1954年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

午前十時の映画祭、8作品目は「七人の侍」。

黒澤監督作品は刑事物やら何やらあるけど、やっぱお侍さんがいい♪

決闘シーンまで長いけど、その分登場人物一人一人のストーリーがしっかりしてて飽きずに観賞で
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メリー・ポピンズ(1964年製作の映画)

3.5

午前十時の映画祭、9作品目は「メリー・ポピンズ」。

今ならCGで何とでもできるシーン、
もちろんCGほどリアルに表現できていないけれど、反対に「64年にどうやって作ったんだ?!」てものすごいワクワク
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雨に唄えば(1952年製作の映画)

3.5

午前十時の映画祭、10作品目は「雨に唄えば」。

邦題が美しいですね。
今だったら、邦題作らないんだろうなー。

ジーン・ケリーの雨のダンスシーンはいつ見てもほんまにカッコいい!

有名すぎるこの主題
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ギルバート・グレイプ(1993年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

午前十時も25本目になりました。

久しぶりにきれいなジョニデ見たら、最初のうちそっくりさんにしか見えへんかった笑
ディカプリオの名演も光ってた。

かわいいこが言う。
「見た目の美しさはどうでもいい
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グリース(1978年製作の映画)

2.5

午前十時の映画祭、11作品目は「グリース」。

ジョン・トラボルタ、わかっ!!

歌って踊って、不良に憧れて笑
とにかくハイティーンは無敵。
アメリカのお菓子みたいな、カラフルな映像が次から次へと。。
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バグダッド・カフェ(1987年製作の映画)

4.8

このレビューはネタバレを含みます

午前十時も26本目!

Calling Youは大好きな曲ですが、映画は初めて。
生涯ベストの1つに入りました!

冒頭からしばらく、ものすごいイライラさせてくる。
視覚も聴覚も味覚も嗅覚も触覚も、ム
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シェーン(1953年製作の映画)

2.5

午前十時の映画祭、2作目は「シェーン」。

西部劇は苦手ですけど、人間ドラマがしっかり描かれていて、何とか観賞できました。
男臭い、土臭い、獣臭い、とにかく臭いシーンが多いですが、ジョーイのかわいさが
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ジャイアンツ(1956年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

午前十時の映画祭、20本目は「ジャイアンツ」。

ジェームス・ディーンてただのイケメンでちやほやされたんじゃないんやな。

彼の一番の見せ場が、監督の意向に沿わず、ニック・アダムスの吹替えっていうエピ
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ソフィーの選択(1982年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

午前十時の映画祭、18本目は「ソフィーの選択」。

何の情報も持たずに観に行ったらガツンとやられた。
久しぶりに、見終わってからエンドロールで涙が溢れた映画。

「生きてこそ」という言葉すら軽々しい。
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ブラック・クランズマン(2018年製作の映画)

2.0

このレビューはネタバレを含みます

黒人がKKKに潜入するという、おもしろそうな設定に期待大!

うーーーん。。
もうちょい笑いとスリルが欲しいなぁ。

キャラクターもしっかりしてるし身内の白人はみんなええやつやのに、反KKK、反人種差
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アベンジャーズ/エンドゲーム(2019年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

IMAX 3Dをがっつり堪能できる映像でした!

このシリーズ、私の大好きなキャプテンアメリカの衣装がそこまでダサくないのがやっぱり納得いかない笑
ですが、自分自身のキャプテンアメリカ愛は再認識できま
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大統領の陰謀(1976年製作の映画)

2.0

午前十時の映画祭26作品目は「大統領の陰謀」。

・・・眠かった。

ニクソン大統領を辞任に追い込んでいく、ワシントン・ポストの二人の記者。

ウォーターゲート事件を調べていった方が良かったな。。
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ジョーカー(2019年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

久しぶりの鬱映画。
IMAXで観賞。

予告編で「SMILE」使ってたので、すっかりトラウマ曲になりました。

ダークナイト三部作が大好きなのでジョーカー像壊れたら嫌やなーと思ってましたが、ホアキン・
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ベニスに死す(1971年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

午前十時の映画祭10FINAL、12本目は「ベニスに死す」。

誤解を恐れず言うと【キレーーーなおっさんずラブ】です。
とにかく退屈な映画ですが、なぜか寝なかった。
マーラーのおかげでしょうか。
それ
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ニュー・シネマ・パラダイス(1989年製作の映画)

4.5

午前十時の映画祭10FINAL、11本目は「ニューシネマパラダイス」。

素晴らしい映画ほど、映画館で観ないと素晴らしさは半減する。
とはいえ、観ないよりはNetflixでもいいから観た方がよいという
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天気の子(2019年製作の映画)

3.0

本作でも「思春期の無力さ」が強く表現されています。
(ほんま、新海監督なんかあったんかな笑)

主人公はおそらく保護者と折が合わないのでしょう。
温かい食卓も縁遠く、少なくとも家出直前は殴られたようで
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