ぬーたんさんの映画レビュー・感想・評価 - 40ページ目

ぬーたん

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裏切りのサーカス(2011年製作の映画)

4.0

ジョン・ル・カレ原作。再鑑賞。実は最初に観た時は人間関係が把握出来ず、そのうちまた観ようと思って数年経っていた。今回は集中して観たので、だいたいの関係も分かり楽しめた。改めて観ると、とにかく俳優の豪華>>続きを読む

ルーム(2015年製作の映画)

4.0

予告編でだいたいの内容は分かっていたが、実は話の中心は脱出後の普通の暮らしに戻ってからの2人だった。この親子がリアリティーがあり迫真の演技だった、特にジャック役は表情や仕草などにも細やかな感情の揺れを>>続きを読む

起終点駅 ターミナル(2015年製作の映画)

4.0

2時間の経過を忘れる程観入った。舞台は釧路で『北の国から』同様寒さ厳しく寂れた田舎町で地味だが、昭和の哀愁が漂う。佐藤浩市が複雑な感情の移ろいを上手く演じている。ストーリーは無理やりっぽい展開もあった>>続きを読む

アンコール!!(2012年製作の映画)

4.0

明るくて前向きな妻とプライド高く頑固で不器用な夫。
どちらの気持ちも良く分かる、テレンスとヴァネッサの演技が凄く上手!
他の役者も皆上手い。
先が読めるし、いかにもなベタなストーリー展開であるけど、何
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北の国から'98時代(1998年製作の映画)

4.5

蛍と暮らす五郎の嬉しそうな顔から始まる。幸せな幕開けかと思いきや、やはり北の国からには不幸は容赦なくやって来る。農業の難しさや現実の厳しさ。その中で形は違えどももがき苦しむ人々。
倉本劇場の冷酷な事!
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北の国から'95秘密(1995年製作の映画)

4.0

富良野の大自然の冬の厳しさと夏の美しさ。五郎や周囲の人達の素朴で不器用で人情深い人間性。それらを前面に押し出してきたドラマ『北の国から』が、この作品は違う角度を中心に描いている。純と蛍の恋愛である。ち>>続きを読む

北の国から'89帰郷(1989年製作の映画)

4.0

大好きな『北の国から』あの幼かった蛍は恋をし、純は東京で暮らす。色々あるが、帰る家があるという幸せ。そこには何も聞かず言わず笑顔で迎えてくれる父、黒板五郎が。
子供ってなかなか思い通りにはならない。で
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北の国から'87初恋(1987年製作の映画)

4.0

大好きな『北の国から』子供たちも成長し、純は初恋を!雪の中の小屋で聴く尾崎豊、泣ける!
今は亡き古尾谷雅人がトラックで、一万円札を返すシーン、五郎の優しさが沁みる。
大好き💕

北の国から'84夏(1984年製作の映画)

4.0

スペシャル版2作目。都会育ちの中畑家の甥っ子へジェラシーを感じる純と正吉が、本を盗んだり、裸で放置したり。ちょっとやり過ぎ。丸太小屋の火事も含め全て『悪いのは正吉なんだな?』と言う五郎に何も言えない純>>続きを読む

北の国から '83冬(1983年製作の映画)

4.0

『北の国から』24話終了後のスペシャル1作目。五郎は東京に出稼ぎに行き、純と蛍は2人で暮らしている。生活のための厳しい現実。正吉の母みどりが作った借金の保証人になっていて肩代わりしたりと苦難は続く。昔>>続きを読む

夜の大捜査線(1967年製作の映画)

5.0

久し振りの再鑑賞。『人間か』発言、初めて観た時の衝撃が忘れられない。人種差別が激しい時代、一人の黒人警官が事件を解決していく中で、当時のアメリカ社会の差別を浮き彫りにしている。事件の内容や犯人捜しがテ>>続きを読む

砂上の法廷(2015年製作の映画)

3.5

大した期待はなかったが法廷ミステリーが好きという理由で鑑賞。短いので飽きずに、それなりに楽しめた。キアヌの魅力があまり感じれなかったのは、人物描写が薄く入り込めなかったからか。裁判自体は、凶器や検死の>>続きを読む

ヴィンセントが教えてくれたこと(2014年製作の映画)

3.0

頑固老人と内気な少年の友情というありがちな設定で、さてどう料理するか期待したが…。

2人の絆の深まりや愛情があまり感じられない。
笑いのビル、太った母メリッサに綺麗な少年、ナオミ演じる売春婦と色々個
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テッド 2(2015年製作の映画)

3.5

テッドが危険な目にあって…というストーリー展開は1とほぼ同じ。下ネタとドラッグも変わらず出て来るが、1で慣れてしまったのか驚きも笑いもなし。テッドは人間かという裁判が中心だが、テッドに求めているのは、>>続きを読む

ベイビー・トーク(1989年製作の映画)

3.5

赤ちゃんが喋るというアイディアが面白い。トラボルタが若いこと!キツい顔のカースティが役にぴったり。赤ちゃんも可愛い。ありきたりな安心のストーリーは車で暴れる大げさなラストも王道。楽しめるが、大笑いする>>続きを読む

植物図鑑 運命の恋、ひろいました(2016年製作の映画)

3.8

原作未読。ローマの休日っぽい設定で、少女漫画らしくリアリティーに欠けるベタなストーリー。ところが主役2人が良い。同じ顔ばかりの俳優陣に飽きていた中、岩ちゃんが新鮮で、演技力はないながら爽やかでピュアな>>続きを読む

ダージリン急行(2007年製作の映画)

4.3

ウェス・アンダーソンの世界にはいつも魅了される。ビル・マーレイからエイドリアンに移るお洒落なオープニング。3兄弟がインドを旅するロードムービー。大した事件もなく不思議な会話と行動の連続だ。独特の笑いの>>続きを読む

東京ゴッドファーザーズ(2003年製作の映画)

3.0

アニメは綺麗だが、人物の顔とか雰囲気が好みでなく、感情移入がし辛かった。ホームレス3人の人生ドラマ・クリスマスの夜・捨て子という設定に、偶然と奇跡の連続。この広い東京で。アニメだしリアリティーは要らな>>続きを読む

ダイ・ハード(1988年製作の映画)

5.0

久々に観たが、あまりの面白さに最後まで観てしまった。何度も観て内容も分かっているのに…。30年前の作品だが、今見ても全く色褪せていないのが凄い。アクション・刑事・テロ・高層ビル、どの分野の映画でも、こ>>続きを読む

サウルの息子(2015年製作の映画)

3.2

ゾンダーコマンドに視点を置いた画期的なホロコーストの描き方だ。主人公のアップに焦点を置き周囲はぼかし、サウルの動きを追っていくカメラ手法は、正直言うと年配者には、観辛い。プロは斬新で好きかもしれないが>>続きを読む

オリエント急行殺人事件(1974年製作の映画)

5.0

数回鑑賞。アガサファン納得の作品だと思う。
数回目なのに観入ってしまう、無駄な場面が一切ない。
イングリッド・バーグマン、ショーン・コネリー、ジャクリーン・ビセット等昔懐かしい豪華な俳優陣が熟練の演技
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ホタル(2001年製作の映画)

3.5

再鑑賞。高倉健の魅力満載。健さんは渋いしかっこいい、歌は歌うしお茶目なシーンもあるし、個性光る俳優だったと懐かしく偲ぶ作品だ。内容は特攻隊の話が中心で、在日朝鮮人の特攻隊員の話も絡ませラストは現地にも>>続きを読む

ハドソン川の奇跡(2016年製作の映画)

4.0

実話ベース。ドキュメンタリーを観たから内容は詳しく知っていたので、このたった208秒を中心にどんな風に描くのか興味はあった。乗客等でドラマティックな設定でも加味しないでは盛り上がらないだろうと思ってい>>続きを読む

君の名は。(2016年製作の映画)

4.5

劇場鑑賞。
大好きな新海ワールド健在・炸裂。
驚きのストーリー展開と画の美しさ素晴らしさにただ圧倒された。都会のビルと電車、雪や桜やすれ違いなど『秒速5センチメートル』に似た所も多いが、期待以上の出来
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ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)

5.0

劇場にて鑑賞。『セッション』と同じくラスト15分で完璧に気持ちを持って行かれた。2人のあの表情の切なさ!チャゼル監督凄し、アカデミー監督賞は当然。オープニングのダンスは素晴らしく、ライアンの演奏やジョ>>続きを読む

スポットライト 世紀のスクープ(2015年製作の映画)

3.5

実話でドキュメンタリーに近い作り。真面目に丁寧に作られているしラファロ達役者も良い演技をしてる。記者達の私生活を描く訳でもなく事件を追い、記事にする地味な流れで淡々と描くのは潔い。だが2時間という長さ>>続きを読む

トゥルーライズ(1994年製作の映画)

3.5

懐かしく再鑑賞。ターミネーターのシュワ&キャメロンコンビのこの作品は、2人が一番脂がのっていた頃。シュワの超人ぶりがかっこいい。妻役はあまり美人でないが、スタイル抜群でダンスやコメディーが上手くてすっ>>続きを読む

ヒトラー 〜最期の12日間〜(2004年製作の映画)

3.5

ヒトラーの秘書ユンゲ女史の証言を基にヒトラー最期の12日間を描いている。敗北を前に弱々しくまた精神的に追い詰められて錯乱していくヒトラーの人間らしさの一面を描いた。前半は退屈で冗長に感じたが後半は良く>>続きを読む

サイモン・バーチ(1998年製作の映画)

3.5

昔観たが再鑑賞。
作者は『ガープの世界』のジョン・アーヴィング。
障害で体が小さいサイモンと、父親が分らない私生児のジョーの友情を柱に展開される少年時代の物語。
まだ幼い少年が、神様の道具と自覚し、自
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シン・ゴジラ(2016年製作の映画)

3.0

このゴジラは、怪獣ではなく進化する不気味な生物だ。
官僚・自衛隊等の対応、会議室と政治が中心に描かれている。
沢山の旬の俳優たちが次々と出て来るがすぐ消え、個性が生かされてなく勿体ない。
一部、セリフ
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ズートピア(2016年製作の映画)

4.3

子供も大人も楽しめる壮大で華やかなアニメ。
ただ楽しいだけの冒険ものではなく、人種ならぬ動物種の差別やひがみや偏見が背景にあり、アメリカ社会そのものを皮肉たっぷりに描いている。

絵が綺麗で、駅や列車
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天国と地獄(1963年製作の映画)

5.0

ベースはエド・マクベイン『キングの身代金』
87分署の個性的刑事達のシリーズ10作目である。
マクベインはこの映画を観て「クロサワが作ったのは彼自身の作品であり彼自身のプロットを展開した。いい映画だっ
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アイヒマン・ショー/歴史を写した男たち(2015年製作の映画)

3.5

アイヒマンはナチスの中佐。
決定権はなく、ヒムラーやハインドリヒ等の幹部の命令に従い、忠実に実行するだけの男だったと思う。
しかしその実行力は人間の心を失った程残酷で冷静、裁判中の表情を変えないアイヒ
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