shimiyo1024さんの映画レビュー・感想・評価 - 28ページ目

風前の灯(1957年製作の映画)

3.4

木下恵介、当時にしては異質だったと思われるドライなコメディ(今も、か?故に好き)『今年の恋』大好きなのだが、それにも近い質感
ナウいクリアフレームメガネの高峰秀子!

引き戸のベル装置

別に今作にそ
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暗殺のオペラ(1970年製作の映画)

3.4

苦手意識からラストエンペラーさえ観ておらず、初
今作に限ったものだとは思うが、お話は閉鎖的な村落舞台にしたウェットな日本サスペンス・ホラーにも似た趣きがあり、それがイタリアのかように牧歌的な景観と同居
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伊豆の踊子(1963年製作の映画)

3.1

タイトルバック、次の紙が透けてるのが良い
現在白黒、過去カラー、良い
吉永の純粋さ推し映画になってるのは良い
ヤング高橋英樹、Lamp永井さんに似てるかもという気付き

銀座の恋の物語(1962年製作の映画)

3.0

話は全然
珍しく、手持ちの荒い動きが多いが、大して良くない

もちろん、たっぷりの銀座ロケはありがたい
窓からお互いの家、職場が覗けるあのロケーション、良く見つけたな
銀座の一角にしてあの焼き芋・たこ
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正しく生きよう(2007年製作の映画)

2.8

個人的にはホンサンスの中でも一番すこな正しい日間違えた日でこの人じゃなきゃというぐらいの奇跡があったチョン・ジェヨン、他では殺人の告白も良かった、その彼の主演であるが、これは題材良いだけ、弛緩しっぱな>>続きを読む

さびしんぼう(1985年製作の映画)

4.2

たくさんは観てない&この空の花は圧倒的に好き&ハウスは別に好きじゃなかったりするので真っ当に大林好きとは言えないが、これはこの空の花に次いで良かった、全方位にマジを感じる

藤田弓子、新幹線大爆破でし
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太陽の墓場(1960年製作の映画)

3.3

濃い役者揃えすぎ、わちゃわちゃしすぎで映画館で集中して向き合わないとダメな奴、とはいえ映画館で向き合ってもそこまで好きにはならない気はするが

この時代の大阪ロケ作品としては他であまり観たことがない気
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青春残酷物語(1960年製作の映画)

3.8

Huluにて、特記ないが4Kリマスターなのか、これまで観た1960年前後の作品ではトップレベルの画質、元の撮影、フィルムもかなり良かったと思わせるが
特に序盤、終盤の海のシーンとか、取り調べ中の川津の
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愛と希望の街(1959年製作の映画)

3.5

藤川くん、イケメンに成長しそうだけどこれっきりなのか

急峻な破壊衝動、ハネケで良い

結果的に、タイトルはこれで良かった感もある

日本の夜と霧(1960年製作の映画)

3.5

戦メリ以外で初
画作り、スタイルはすこ
大人数版本音ゲーム(PASSION)
ラスト、桑野みゆきの純白の花嫁衣装に止まるハエ

『陸軍中野学校 雲一号指令』に揃って出ていたけど、佐藤慶、戸浦六宏の顔す
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太陽の季節(1956年製作の映画)

2.6

待ってくれ、洋子

これは、無

佐野浅夫、小学生の時によく観ていた水戸黄門でのみ触れていたが、『けんかえれじい』(1966)(に出てたようだが記憶なし)以上のここまで若い姿は初めて

西村晃も同様、
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1987、ある闘いの真実(2017年製作の映画)

4.1

カメラがイキりがちな点以外、とてもよくできている
字幕版だが、状況・キャラ説明のテロップが日本語に差し替えで焼き付けられている、個人的にはよろしくないと思うけどスピーディーに頻発だからやっぱりこちらの
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嵐を呼ぶ友情(1959年製作の映画)

4.0

ちょうど2年ほど前に『嵐を呼ぶ楽団』(超高評価)をスクリーンで観たのち、兄弟作のようなこれがアマプラにあったが観ぬ前に配信終了してしまってたところ、最近復活したようなので

オープニング、めちゃ鮮明で
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昭和残侠伝(1965年製作の映画)

3.4

これは以前観た、先駆け的作品のひとつ『暴力街』同様、スタンダードでソツないプロット、健さんはじめ理性、情緒ある人間もおり、苦手な成分抑えられていた
殴り込みアクションも、重みと痛みの演出に気をかけてい
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黒の奔流(1972年製作の映画)

3.4

序盤の裁判パート終了まで、ほれ見ろこの70sの軽さ!という感じ(キャラ登場の度、ジングル的なの鳴らすのダサすぎ!)でウンザリだったが、以降は割とその軽さにウケてしまうところもしばしばで、持ち直した>>続きを読む

いつでも夢を(1963年製作の映画)

3.6

お化け煙突!
橋幸夫、初めてちゃんと触れたけどキャラ良いなぁ〜
吉永の、そのふっくらとしたフォルム、母性、"陽"に特化した肯定力、やはり高度経済成長の中、必然的に立ち現れてきたんだろうなぁと、かなり好
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青い山脈(1963年製作の映画)

3.5

吉永・浜田ペア3本目
かなり解ってきたのでもっと観ていきたい
今作の芦川、かなり造形が良い

震える舌(1980年製作の映画)

3.5

渡瀬の破傷風菌への語りかけ、コロナにも聞かせたい感じで良かった
ウイルスは非生物なので尚更何も聞いちゃくれないが…

渡瀬の悪夢おっき
悪夢での「ダメだっちゅーの!」な呼びかけに対し、満面の笑みで泥ま
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満月の夜(1984年製作の映画)

3.9

20210911、一年ぶり2回目
3.5→3.9

オープニングのパン長回しの比類なさ、再確認、そしてエンディングも

〜〜〜〜〜

パスカル・オジェ、タイプではない(彼女のせいではないが『北の橋』ま
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凶気の桜(2002年製作の映画)

3.6

リアルタイムでは観る由も無かったけど88年生まれ渋谷っ子としてはロケだけで感慨深く…

一番ヤバかったのが、高橋マリ子を家まで送るってなったその先が、なんと俺が中学生まで暮らした初台・本町の見慣れた光
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抵抗(レジスタンス)-死刑囚の手記より-(1956年製作の映画)

3.0

やっぱ私には向いてない

独りごちながら自転車でグルグル回り続けるNPCみたいな奴とか、ゲームか!って所は面白い

上を向いて歩こう(1962年製作の映画)

4.4

『上を向いて歩こう』の添え物映画として真っ当に評価されてないかもしれんが、これは素晴らしい…
舛田利雄、『完全な遊戯』『嵐を呼ぶ男』に続いて3作目
俺の好きな梅野泰靖がドラマーだわ、重要な役柄だわであ
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(1957年製作の映画)

2.9

半端…
全然輝きのない笠ちぇる

めまい、なタワーシーン
現金に体を張れ、なラストシーン

乾いた花(1964年製作の映画)

3.0

うーん、これは退屈か
研ぎ澄まされてはいる、以上の感慨ない画作り、エモ不足なお話
池部はやはりシュッとして清潔感あって明朗かナヨくあってほしい

ギターを持った渡り鳥(1959年製作の映画)

3.1

小林旭、主役級で観たのは『完全な遊戯』(かなり好き)だけで、スター性ある作品観るのは初、やはり今も通用しそうなルックスだとは思う

小林、何故か拳銃を左手で持ってるんだが、どういうわけ?ググっても利き
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陸軍中野学校 開戦前夜(1968年製作の映画)

3.7

シリーズ完走

井上昭監督、前作と今作でしか触れてないけど、堅実で良いですね
91歳存命で、長らくテレビに軸足移してたようで映画監督としては寡作めだが、2017年にブランク経て監督しててすごいな

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十代の性典(1953年製作の映画)

3.0

あやぴが前歯を矯正したのはいつなのか突き止めたい

メモ「あきめくら」

陸軍中野学校 密命(1967年製作の映画)

3.7

3作目が何だったのかというぐらい持ち直し、1作目に次いで面白い

いきなりの窮地から始まるアバンタイトルなど、まさにMIシリーズぽい
ただ、拘置所の偉い人だかに隠れ親連合国派がいて怪しまれるとかならわ
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ぼんち(1960年製作の映画)

3.7

アンチ市川崑フィルターで散漫めに観ていたけど、終盤は流石に全てを美しく回収するカタルシスに浸り、あっこれは流石に良かったのかなと…もう一回劇場で観たらかなり和解があると思う

雷蔵強化週間になってるけ
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