Omizuさんの映画レビュー・感想・評価 - 102ページ目

Omizu

Omizu

映画(3851)
ドラマ(32)
アニメ(0)

それから(2017年製作の映画)

3.7

おもしろかったけど『夜の浜辺でひとり』『それから』の順番で観たのは間違いだった。逆に観るべき。後味が悪すぎた。

キム・ミニに感情移入してみていたので社長と浮気相手の女が憎くて仕方がなかった。その意味
>>続きを読む

夜の浜辺でひとり(2016年製作の映画)

2.6

おもしろいかと言われると微妙。分かるような分からないような。

キム・ミニはスキャンダルに追われる女優、という役には合ってない気がした。

黒い帽子の男について。なんとなくの解釈だけど、彼の出てくる場
>>続きを読む

グリース(1978年製作の映画)

2.9

悪くはないけどハマらなかった。時代かな~

オリビアニュートンジョンの可愛さは異常。男子チームのヘタレっぷり、かわいい。カッコつけながらもキマってない感じ、恥ずかしいけど青春~って感じ。王道青春ミュー
>>続きを読む

黒い家(1999年製作の映画)

4.4

怖すぎて死ぬかと思った。これは劇場で観るべき作品。胃が痛くて痛くてしょうがなかった。

美術や照明が特にすごい。そのあとのトークショーで話を聞くと本当に緻密に一つ一つを作り上げてるとが分かって恐ろしく
>>続きを読む

くるみ割り人形と秘密の王国(2018年製作の映画)

3.0

ファンタジーとしては及第点という感じ。美術は流石だし、衣装やキャストもよかった。

ただ、「四つの王国」である意味あったかな?遊びの国とお菓子の国以外の2つは存在感がほぼなかった。また、遊びの国以外は
>>続きを読む

アベンジャーズ(2012年製作の映画)

4.0

ホークアイに惚れた。ジェレミー・レナー好き。

王道なんだけど、それぞれ魅力的でバラバラだったのがだんだんチームとしてまとまっていって満を持して同一ショットに収まったときの感動!

アメコミとか全然知
>>続きを読む

斬、(2018年製作の映画)

3.8

好きではないが面白かった。とりあえず池松壮亮がエロい。

音楽の使い方、しゃべり方、動き続けるカメラと時代劇らしからぬ要素は多々あれど、刀を抜いたときの緊張感、芝居がかった演技は時代劇っぽい。

今ま
>>続きを読む

小さいおうち(2013年製作の映画)

4.2

今年200本目!山田洋次作品は合わないと勝手に判断してたけどそんなことなかった。すごくよかった。

舞台は戦時中なんだけど、裕福な家ということでエグい描写は全くなく、かつ戦争についてのメッセージとかも
>>続きを読む

いろとりどりの親子(2018年製作の映画)

4.0

ずっとボロ泣きでした。

ダウン症、自閉症、犯罪加害者、小人症、ゲイ…色んな親子がいた。

「愛情と受容を混同していた」という言葉は印象に残った。親が受け入れられないことはあるかもしれない。でもそれは
>>続きを読む

ウィッチ(2015年製作の映画)

3.5

雰囲気は好きだが、硬質に、真面目に作ったB級オカルトホラーって感じ。

今の視点からみると唯一まともな主人公が責められるのは辛い。だからラストはある意味ぶっ飛んだ爽快感に近いものがある。

キリスト教
>>続きを読む

他人の顔(1966年製作の映画)

4.5

全く飽きず最後まで見てしまった。安部公房の原作の雰囲気やテーマを損なわないどころか、監督流にアップデートしてしまうってどんだけスゴいんだ。

仲代達矢は複雑な主人公を見事に演じているし、京マチ子は妖艶
>>続きを読む

ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生(2018年製作の映画)

5.0

もう見てるだけで眼福なんですよねファンタビは。ストーリー的にはあんまり進まないのはしょうがないし、情報量が多くて頭が混乱するっていう欠点はもちろんある。でも、それも含めて「ファンタビ」みてる!っていう>>続きを読む

肉体の門(1964年製作の映画)

3.5

かなり好きかも。肉欲、性欲という濃いテーマの中、以外とタッチとしてはさっぱりしていてどこか爽やかさがある。このバランスがいいと思った。

メインの女性四人の色が決まっていて、それぞれ宍戸錠への想いを心
>>続きを読む

マンタレイ(2018年製作の映画)

2.8

微妙。というかあんまり。

男二人で暮らしてるところまではよかったんだけど、その後一気に失速した感じ。まあロヒンギャ問題をテーマにしたらしいので後半こそが言いたかったことなんだろうけど…

どこかホモ
>>続きを読む

轢き殺された羊(2018年製作の映画)

3.8

かなり好きかも。今年のフィルメックスは「夢」がテーマなの?ってくらいそういうのが多いけど、一番正攻法で夢と現実の境が曖昧になってクラクラする感じを表してたと思う。

ハードボイルドな運転手と人を殺しに
>>続きを読む

ボーダーライン:ソルジャーズ・デイ(2018年製作の映画)

3.6

前作観てません。それでも十分楽しめました。

ベニチオ・デルトロの魅力が炸裂してますね。前作を観たくなった。

なんとなく銃をバカスカ撃ちまくる系かなと思ってたんですが、意外な展開の連続で「えっ!そっ
>>続きを読む

幻土(2018年製作の映画)

3.3

『クレイジー・リッチ!』との高低差でクラクラする笑

ストーリーはあってないようなものなんだが、とにかく撮影がキレイ。まさに今まで見たことないような夜景になっていた。

画はさすがキマッてるし、夢と交
>>続きを読む

A GHOST STORY ア・ゴースト・ストーリー(2017年製作の映画)

4.0

観念的な映画。何回も見返して考えたい。

『マザー!』に近いものを感じた。家の中で次々他人が入れ替わり立ち替わり入ってくるという点で。まああっちの方が残酷で気持ち悪いけど。

人の生と死を遺族ではなく
>>続きを読む

近松物語(1954年製作の映画)

3.6

ほぼ満席でびっくり。香川京子美しすぎるな。丁寧に描写をしてるので破綻もなく、収まるべきところに収まる。

こういうのってどこか自死して美化されるところあると思うけど、これはそんな綺麗事には収まらない。
>>続きを読む

スター・ウォーズ/最後のジェダイ(2017年製作の映画)

1.3

スター・ウォーズとして、という以前に一本の映画として成り立ってない。

全てを無にしてるのはフィンたちだし、ローズのキャラも不快だし、レイは何を学んだんだ?

カイロレンとレイの決闘シーンだけかな、良
>>続きを読む

人魚の眠る家(2018年製作の映画)

1.2

酷かった。こんなにいい素材をもちながらこんな出来にしかならないとは。監督の責任だと思う。

無意味なシーンを挟んでなんとなくそれっぽくしようとすることが多いし、意味不明なスローモーション、セリフ以外の
>>続きを読む

彼の見つめる先に(2014年製作の映画)

3.0

ピュアで素朴な映画。
ガブリエルくんなら惚れちゃうのわかるなー。かわいいもん。

王道的展開ではあるけどちゃんと楽しいし幸せな気分になる。

タンジェリン(2015年製作の映画)

4.2

『フロリダ・プロジェクト』のショーン・ベイカー監督の前作。この監督好きだなー

トランスジェンダーの人の話だけど、特別な問題意識で撮っているわけじゃなくて、底辺で生きる人を温かく見守るような視点で描い
>>続きを読む

アイドル(2018年製作の映画)

3.4

思ったより悪くなかった。ドキュメンタリーの作りとして、軸はしっかりあるし、展開もスムーズで飽きなかった。

が、やっぱり珠理奈崇拝みたいなのは見てて気持ち悪いし、総選挙の前で明らかにヤバくなってる珠理
>>続きを読む

バッド・ジーニアス 危険な天才たち(2017年製作の映画)

3.8

これは一級のサスペンス!キレがいいよねこの監督。

サクサク物語が進むから飽きないし、登場人物もみんな魅力的。
タイってこんなレベル高かったのか。まだまだ知らない世界があるな。

ただ、ストーリーとし
>>続きを読む

ソフィーの選択(1982年製作の映画)

4.8

午前十時の映画祭にて

見終わったあとしばらく涙が止まらなかった。てか今書いてても涙が溢れてくる。

最初は普通のアメリカのヒューマンドラマみたいな感じで始まるから意外だったんだけど、ネイサンやソフィ
>>続きを読む

サンセット大通り(1950年製作の映画)

3.8

これほど狂気に満ち、そして悲しい映画を観たことがないかもしれない。

一度得た栄光を忘れられず、年もとることを拒んだノーマの姿は、芸能人の誰もがおそれるものであろう。いや、芸能人でなくても分かる。
>>続きを読む

巴里のアメリカ人(1951年製作の映画)

3.0

ジーン・ケリーって本当にスターなんだなあと実感する。

リズ役のレスリー・キャロンは確かに演技としては微妙なところがあったけど、元バレリーナだけあってラストのダンスシーンは流石。

川でのダンスとか、
>>続きを読む

生きてるだけで、愛。(2018年製作の映画)

4.2

なんか言葉では形容しがたい。人生って「本当に分かり合える一瞬」のために生きてるんじゃないかな。

綺麗事じゃない現実だけど、それはやっぱり美しくて…

すごく上手い監督だと思った。音楽もわざとらしい使
>>続きを読む

女と男の観覧車(2017年製作の映画)

2.9

好きでもないし嫌いでもない。

ウディ・アレンにしては重い終わり方だよね。

ボヘミアン・ラプソディ(2018年製作の映画)

1.9

ラストのためにあるのだと思えば耐えられる。編集は雑、詰め込みすぎでダイジェスト感がすごい。父との確執、バンドの不仲、メアリーとの距離感、セクシャリティ、どれも「なんとなく」でしか語られない。

彼の人
>>続きを読む

ヘレディタリー/継承(2018年製作の映画)

4.1

すごく良くできてるし、頭のいい監督なんだと思う。が、個人的にはイマイチピンと来なかった。

『残穢』をみたあとと同じ感覚なんだよね。

普通の驚かせホラーじゃないし、『クワイエット・プレイス』のように
>>続きを読む

ブック・オブ・ライフ ~マノロの数奇な冒険~(2014年製作の映画)

4.2

『リメンバー・ミー』の元ネタと思わしき作品ですが、こっちの方が好き。

ギレルモが関わってるだけあって美術が素晴らしく、また細部へのこだわりが半端ではない。

全ての登場人物が愛しくてとても魅力的。話
>>続きを読む

ワンダーストラック(2017年製作の映画)

2.9

惜しい。やろうとしてることのクオリティは高いのに詰め込みすぎ。

時代が交錯していって一つの点で一致するところはやっぱりすごく気持ちいい。んだけど、女の子側の親との確執、男の子側の孤独感、出会った友達
>>続きを読む

ヴェノム(2018年製作の映画)

3.8

最初に忠告!これソニーだけど一応マーベルなので、電気がつくまでは席にいてくださいね!

最初のエンディングで帰る人があまりに多かったので言いたかった。

最も残酷でもあるけど、最もかわいいヒーローとい
>>続きを読む

オズの魔法使(1939年製作の映画)

3.3

渋谷シネマヴェーラで観賞。

もちろん今だったらもっとやりようがあると思うし、表現の幅もあると思う。でも、最後に何故か流れてしまった涙をふきながらやっぱりこれは名作だと確信した。

ジュディ・ガーラン
>>続きを読む