Omizuさんの映画レビュー・感想・評価 - 31ページ目

Omizu

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Save Ralph(原題)(2021年製作の映画)

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【第95回アカデミー賞 短編アニメ映画賞ショートリスト入選】
ザック・エフロン、タイカ・ワイティティが声で出演している動物実験反対の啓発アニメ。それ以上でも以下でもない。特にコメントはないです。

迷惑なクマ(2021年製作の映画)

3.7

【第95回アカデミー賞 短編ドキュメンタリー映画賞ショートリスト入選】
カナダのマニトバ州チャーチルはホッキョクグマが撮影できる場所として知られている。

早い話が「迷惑なのはどっちなんだろうね」とい
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エレファント・ウィスパラー:聖なる象との絆(2022年製作の映画)

3.5

【第95回アカデミー賞 短編ドキュメンタリー映画賞受賞】
インド南部、アジアゾウ保護地区で群れから外れてしまった子象を世話する夫婦を描いた作品。

ストーリーはほとんどなく、子象二頭の飼育風景や二人の
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ブルースカイ(1994年製作の映画)

3.7

【第67回アカデミー賞 主演女優賞受賞】
ジェシカ・ラングが5度目のノミネートにして初受賞を果たした作品。監督は『トム・ジョーンズの華麗な冒険』のトニー・リチャードソン。ジェシカ・ラングの相手役にはト
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女はそれを待っている(1958年製作の映画)

3.8

【第11回カンヌ映画祭 監督賞他全三冠】
イングマール・ベルイマン監督作品。カンヌ映画祭では監督賞、女優集団演技賞、特別国際賞を受賞した。

産院で同室になった境遇の異なる三人の女を描いた作品。イング
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ユリシーズの瞳(1995年製作の映画)

4.3

【第48回カンヌ映画祭 審査員特別グランプリ】
『旅芸人の記録』のテオ・アンゲロプロスが手がけた「国境三部作」の最終作。カンヌ映画祭では審査員特別グランプリとFIPRESCI賞を受賞、ヨーロッパ映画賞
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砂漠は生きている(1953年製作の映画)

3.2

【第26回アカデミー賞 長編ドキュメンタリー映画賞受賞】
ディズニーのTrue-Life Adventuresシリーズ一作目。アメリカ南西部、アリゾナ州ツーソンの砂漠で生きる動物たちのドキュメンタリー
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ヘルホール ー悪霊館ー(2022年製作の映画)

3.3

サンセバスチャン映画祭コンペに入った『プレイグラウンド』のバトルシュ・M・コヴァルスキの新作。

典型的なNetflix映画って感じ。予算はそれなりにかけてるし、話もつまらなくもないけど傑作にはなり得
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アバター:ウェイ・オブ・ウォーター(2022年製作の映画)

4.1

【第95回アカデミー賞 視覚効果賞受賞】
娯楽映画として完璧。192分思いっきり楽しめる最高の作品。正直最初はあまりにCG感が強すぎて違和感があったけど、どんどん馴染んできてしっかり泣かせられた。
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美しい夏キリシマ(2002年製作の映画)

3.5

【2003年キネマ旬報日本映画ベストテン 第1位】
『祭りの準備』黒木和雄監督の「戦争レクイエム三部作」の二作目。柄本佑は本作で映画デビューを果たした。

ゴリゴリの戦争映画かと思ってたらそうではなか
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選ばなかったみち(2020年製作の映画)

3.0

【第70回ベルリン映画祭 コンペティション部門出品】
『オルランド』のサリー・ポッター最新作。ハビエル・バルデム、エル・ファニング、サルマ・ハエックなど実力派がキャストに名を連ねる。

認知症の父は娘
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深夜の告白(1944年製作の映画)

3.6

【第17回アカデミー賞 作品賞他全7部門ノミネート】
ビリー・ワイルダー監督がジェームズ・ケインの小説『倍額保険』をレイモンド・チャンドラーとともに脚色した作品。フィルム・ノワールの代表作として知られ
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香華 前後篇(1964年製作の映画)

5.0

【1964年キネマ旬報日本映画ベストテン 第3位】
有吉佐和子の同名小説を木下恵介が映画化した作品。第一部と第二部合わせて202分という文芸大作。興行面でも成功し、この年7位の配収をあげた。

長いけ
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イングマール・ベルイマン:1957年(2018年製作の映画)

3.8

【第71回カンヌ映画祭 カンヌ・クラシックス部門】
監督は『グッバイ!ベルイマン』のヤーネ・マグヌッソン。生誕100年記念作品。ベルイマンの1957年を軸にその生涯を振り返るドキュメンタリー。

19
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西部戦線異状なし(2022年製作の映画)

4.0

【第80回ゴールデン・グローブ賞 外国語映画賞他全4部門受賞】
レマルクの同名小説の再映画化。アカデミー賞ノミネートも有力視されている。監督はベルリン映画祭コンペ作『ぼくらの家路』やカンバーバッチ主演
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ファイアー・オブ・ラブ 火山に人生を捧げた夫婦(2022年製作の映画)

4.5

【サンダンス映画祭2022U.S.ドキュメンタリー部門 編集賞】
フランスの火山学者夫婦を描いた作品。サンダンス映画祭で話題になり、シカゴ、アトランタなど批評家賞を快走、アカデミー賞ノミネートも有力視
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インドシナ(1992年製作の映画)

3.5

【第65回アカデミー賞 外国語映画賞受賞】
『イースト/ウェスト 遥かなる祖国』のレジス・ヴァルニエ監督作品。アカデミー賞では主演女優賞(カトリーヌ・ドヌーヴ)と外国語映画賞にノミネート、外国語映画賞
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女と男のいる舗道(1962年製作の映画)

3.9

【第23回ヴェネツィア映画祭 審査員特別賞】
ゴダールが『女は女である』に続きアンナ・カリーナを主演に撮った作品。

女優を目指すナナが娼婦へ零落する様を描く。エミール・ゾラの『ナナ』や判事の書いた『
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TAR/ター(2022年製作の映画)

3.0

【第79回ヴェネツィア映画祭 女優賞】
『イン・ザ・ベッドルーム』『リトル・チルドレン』のトッド・フィールド監督作品。ヴェネツィア映画祭に出品されケイト・ブランシェットが女優賞を受賞、アカデミー賞ノミ
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(2012年製作の映画)

2.8

【第86回アカデミー賞 外国語映画賞オーストリア代表作品】
マルレーン・ハウスホーファーの同名小説を映画化した作品。ベルリン映画祭パノラマ部門に出品され、エキュメニカル審査員賞を受賞した。

うーん、
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十戒(1956年製作の映画)

3.5

【第29回アカデミー賞 特殊効果賞受賞】
『地上最大のショウ』『大平原』のセシル・B・デミル監督の遺作で、『十誡』(1923)のセルフリメイク。ビスタビジョンで撮られた超大作!アカデミー賞では作品賞他
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オンマ/呪縛(2022年製作の映画)

4.3

サム・ライミ製作のホラー。『キリング・イブ』のサンドラ・オーが主演をつとめた。「オンマ」は韓国語で「お母さん」の意味。サンドラ・オーは『サイドウェイ』などの映画監督アレクサンダー・ペインの元妻としても>>続きを読む

最後の億萬長者(1934年製作の映画)

3.9

【1935年キネマ旬報外国映画ベストテン 第1位】
『自由を我等に』『リラの門』などのルネ・クレール監督作品。カジナリオなる架空の国家で繰り広げられる社会風刺コメディ。

ルネ・クレールの流麗でスッキ
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黒い雨(1989年製作の映画)

4.0

【1989年キネマ旬報日本映画ベストテン 第1位】
『楢山節考』『復讐するは我にあり』の今村昌平監督が井伏鱒二の同名小説を映画化した作品。カンヌ映画祭コンペに出品された。主演の田中好子は国内の主演女優
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タンゴ(1998年製作の映画)

3.6

【第71回アカデミー賞 外国語映画賞ノミネート】
『カラスの飼育』のカルロス・サウラ監督作品。カンヌ映画祭では撮影に対して技術賞が贈られている。

ストーリーはあってないようなもの。半分以上ダンスシー
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DAU. 退行(2020年製作の映画)

5.0

【第70回ベルリン映画祭 特別上映作品】
6時間9分というあらゆる意味で規格外の本作、三日がかりで鑑賞。第一弾『DAU.ナターシャ』が公開されたDAUプロジェクトの日本公開第二弾。これから続々公開され
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トップガン(1986年製作の映画)

2.5

【第59回アカデミー賞 歌曲賞受賞】
『トップガン マーヴェリック』がNBRを制したということで、やっぱり観なきゃいけないかなと思い始めた。アカデミー賞では歌曲賞など3部門にノミネート、「愛は吐息のよ
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ボーイズ・ドント・クライ(1999年製作の映画)

3.3

【第72回アカデミー賞 主演女優賞受賞】
リメイク版『キャリー』のキンバリー・ピアース監督の長編デビュー作。ヒラリー・スワンクとクロエ・セヴィニーが演技賞を総ナメにし、アカデミー賞でも両者ともノミネー
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Tinder詐欺師:恋愛は大金を生む(2022年製作の映画)

3.5

【第74回エミー賞 ノンフィクション番組賞他全5部門ノミネート】
大手マッチングアプリであるTinderで詐欺を働く"サイモン・レヴィエフ"についてのドキュメンタリー。

ダイヤモンド会社の御曹司と名
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トラスト・ノー・ワン:消えた巨額仮想通貨を追え!(2022年製作の映画)

3.8

Netflixオリジナルドキュメンタリー。カナダ最大の仮想通貨取引所であるクアドリガの経営者ジェラルド・コットンが急死したことで発生した陰謀論を中心に、彼の死と消えた巨額のお金を追う作品。

ジェラル
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X エックス(2022年製作の映画)

4.2

A24製作のホラー。監督は『サクラメント 死の楽園』のタイ・ウェスト、主演は『ニンフォマニアック』『サスペリア』のミア・ゴス。

本作は批評家から大絶賛され、今年最高のホラーという評価を得ている。
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チャイナタウン(1974年製作の映画)

3.9

【第47回アカデミー賞 脚本賞受賞】
ロマン・ポランスキーがてがけたフィルム・ノワール。アカデミー賞では『ゴッドファーザーPARTⅡ』と最多タイの11部門でノミネートされた。

私立探偵ギテス役のジャ
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Letter(英題)(2013年製作の映画)

3.5

【第26回ヨーロッパ映画賞 短編映画賞ノミネート】
『ドンバス』『霧の中』などウクライナを代表する映画作家セルゲイ・ロズニツァの短編。ロッテルダム映画祭の短編コンペに出品、ヨーロッパ映画賞にもノミネー
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The Skywalk Is Gone(英題)(2002年製作の映画)

3.4

【第39回金馬奨 短編映画賞ノミネート】
『愛情萬歳』『河』のツァイ・ミンリャン作品。ドキュメンタリーっぽいけどドラマ映画。

台北の歩道橋がなくなったことに関する三人の男女を描く作品。

限りなくド
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わが道(1974年製作の映画)

4.7

【1974年キネマ旬報日本映画ベストテン 第6位】
青森出身の出稼ぎ労働者、川村由松が行き倒れ、身元不明人として勝手に医大の解剖実験材料として扱われたという衝撃の事件の裁判記録『ある告発――出稼ぎ裁判
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あ、春(1998年製作の映画)

3.0

【1999年キネマ旬報日本映画ベストテン 第1位】
『台風クラブ』『お引越し』の相米慎二監督作品。原作は村上政彦の同名小説。

うーん、正直全くピンとこなかった。相米作品はまだ『お引越し』しか観ていな
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