映画大好きそーやさんさんの映画レビュー・感想・評価 - 6ページ目

アントマン&ワスプ(2018年製作の映画)

3.6

良くも悪くもユニバースに縛られた、アントマンシリーズ2作目!
本作は前作で振りに振っていた『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』を受けての続編となっており、単体作品では若干混乱する作りになってしまっ
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キング・オブ・コメディ(1983年製作の映画)

3.9

喜劇という名の悲劇。
スタンドアップコメディアンとして成り上がろうと模索するルパートの奔走劇は、終始自分勝手で到底共感できるようなものではありませんでした。
時折挟まれる夢とも現実ともわからないシーク
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余命10年(2022年製作の映画)

3.7

難病と恋愛、使い古されたモチーフを至極真っ当に、丁寧に丁寧を重ねてつくったヒューマンドラマ!
この作品で特に印象に残っていることと言えば、演出力がずば抜けて高かったことだと思います。
テーマ性に新しさ
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ナイン・マンス(1976年製作の映画)

3.9

昔ながらの家父長制を絶対とする男性に心を許してしまった女性を描く、ヒューマンドラマの怪作!
たまたまFilmarksで発見した、監督もタイトルも知らなかった作品でしたが、その切り込んだ内容に見事に度肝
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アントマン(2015年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

MCU史上、最も小さなヒーローの誕生譚!
ヒーローもののオリジンとして、まさに王道、最高の誕生譚に仕上がっていました。
ところどころでコメディが挟まれながら、一貫した娘への愛で泣かせてくれる良作でした
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怪物(2023年製作の映画)

4.4

Fan's Voice独占試写会にて、一足先に鑑賞させて頂きました。
人と人との対立、その荒波に揉まれる周囲を描いた、傑作ヒューマンドラマ!
個人的には、今年1番の邦画作品です。
是枝裕和監督は、間違
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ワンマンバンド(2005年製作の映画)

3.7

荒唐無稽な路上タイマンライブ!
結論から言うと、かなり好みな作品です。
奇抜なパフォーマーの格好にまず惹かれ、そこからの対立する相手の登場で徐々に気持ちが高まっていきます。
たった1人の観客を振り向か
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(1963年製作の映画)

3.1

巨匠アルフレッド・ヒッチコックが放つ、古き良きアニマルパニック映画!
正直今の優れたCGや編集技術をもってして作られた映像作品に観慣れてしまっているなら、そこまでの新鮮味がないどころか、大量の鳥が一斉
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海街diary(2015年製作の映画)

3.7

平穏に隠れた、普遍的な不和。
主演級のキャストたちが作り出す、自然で実在感のある演技に魅了される1本です。
特に物語の起伏に寄与する事件が起きたり、大きなビルドゥングスが描かれたりする訳ではないため、
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ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー(2023年製作の映画)

4.1

『ミニオン』シリーズのIlluminationと数多くの人気タイトルを世に出してきた任天堂が手がける、超ハイテンションエンタメアニメーション!
国内外問わずその名を知られるマリオがスクリーン中を縦横無
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岸辺露伴 ルーヴルへ行く(2023年製作の映画)

3.6

「黒い絵」を巡って巻き起こる、目と耳が幸せな極上サスペンス!
原作ファンをも唸らせるかたちで大人気となった、ドラマシリーズ待望の映画化でしたが、悪い箇所が目立ってしまってドラマもとい作品の良さを引き出
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シックス・センス(1999年製作の映画)

3.9

言わずと知れたM・ナイト・シャマラン監督の代表作!
実は未開拓のまま放置していたM・ナイト・シャマラン監督作品でしたが、下馬評通りの面白さでとても楽しめました。
作品内では一貫して不思議な、ともすれば
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ソウ(2004年製作の映画)

3.9

世界一有名なソリッド・シチュエーション・スリラーと言っても過言ではない、ソウシリーズ記念すべき1作目!
いやぁ、雰囲気、世界観ともに大好物な1本でした。
謎が謎を呼ぶ展開、描写、演出の数々は常に先のス
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ルクソーJr.(1986年製作の映画)

3.0

PIXAR映画における、OPロゴの原点作品!
内容は至ってシンプルではありますが、今ほどの技術もない当時にこれだけのクオリティの作品ができているのは驚き以外にもつ感情はありません。
無機物に命を与える
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ワイルド・スピード/スーパーコンボ(2019年製作の映画)

4.0

ホブスとデッカードがバディとなって暴れまくる、ワイスピシリーズ公式スピンオフ!
ワイスピというラベルがついていなかったら、アメコミ原作映画と言っても差支えのない作品です。
敵の思想から腕っぷしで全てを
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ワイルド・スピード/ファイヤーブースト(2023年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

前作から2年の時を経て、遂に公開されたワイスピシリーズ10作目!
今回含め2部作(もしくは3部作)でシリーズが完結するということで、本作はその最終章の完全な序章でした。
言うなればストーリーはかなりぶ
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ワイルド・スピード/ジェットブレイク(2020年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

〈2023/5/20加筆修正〉
ハン復活で完全にリアリティを放棄した、ワイスピシリーズ9作目!
もうここまで来れば何でもありでしょう。
ハン復活の経緯を物語としての必要性からしか説明せず、どう考えても
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ワイルド・スピード ICE BREAK(2017年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

サイファーの魔の手によって、ファミリーに崩壊の危機が訪れるワイスピシリーズ8作目!
過去作で培ったものを活用してドラマを作ること自体は好きなのですが、それが先行しすぎているせいで無理のある展開や過去の
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ワイルド・スピード SKY MISSION(2015年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

車が空を突っ走る!?
車の常識を書き換えられるワイスピシリーズ7作目!
最後ばかりがフィーチャーされる本作ですが、本編も十分充実した内容となっています。
冒頭にも書いた車が空を飛ぶシーンも幾つか見受け
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名探偵コナン 黒鉄の魚影(サブマリン)(2023年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

海上を舞台にそれぞれの思惑が入り乱れる、劇場版コナンシリーズ26作目!
初めに触れておきますが、コナンに関しては過去作を何本か観たことがあるだけであり、ほぼど素人目線でのレビューになってしまうことをお
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プロメア(2019年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

空前絶後の火消しエンタメアニメーション!
パンクでロックな色使いによるルック面でのド派手さは然ることながら、ストーリーテリングのエンタメ全振り具合がとにかく最高で、鑑賞中は1人で歓声を上げ続けていまし
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ワイルド・スピード EURO MISSION(2013年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

まさかのレティ復活から展開されるワイスピシリーズ6作目!
本作は、シリーズのある種醍醐味となった死者蘇生が発動され、それによって物語が動き出すという構成になっていました。
個人的に齟齬なく気持ちよく話
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ベイビー・ドライバー(2017年製作の映画)

4.4

このレビューはネタバレを含みます

新感覚音ハメカーアクションをとくとご堪能あれ!
この映画は映像と音楽のシンクロを最大限まで高めた、最高に気持ちのいいカーアクションで観客を魅了していく作品です。
私は、こんなに楽しい映画に出逢えたこと
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ウーマン・トーキング 私たちの選択(2022年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

Fan’s Voice独占最速試写会にて、一足先に鑑賞させて頂きました。
実際にメノナイトの集落で起こった事件を基に描かれた、社会派ドラマ映画!
レイプ事件の犯人が捕まったことで、女性たちはタイムリミ
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ひな鳥の冒険(2016年製作の映画)

3.7

ひな鳥にはあまりに恐ろしい波をモチーフに、失敗や挑戦から学び、発見して成長していく、ビルドゥングスロマン風味満載のショートフィルム作品!
なんでも始まりというのは恐怖が付きまとうものであり、足が1歩も
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ワイルド・スピード MEGA MAX(2011年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

単なるカーアクションものからケイパーものへと大きく舵を切った、ワイスピシリーズ記念すべき5作目!
ここに来て、2作目をも凌駕するクオリティの作品が誕生しました。
これまでのシリーズでは、間違いなく1番
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ゲーリーじいさんのチェス(1997年製作の映画)

3.3

人生で初めてお爺さんに萌えるという経験をしました。
様々なものを擬人化して「萌え」の対象としてきた日本人ですら、未だ開拓していない領域なのではないでしょうか?
ただ淡々とお爺さんが1人チェスを楽しむだ
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ワイルド・スピード MAX(2009年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

ブライアン、ドミニクコンビ復活のワイスピシリーズ4作目!
スピンオフ的な側面が強くなってしまった前作から一転、ワイスピらしさ全開の、1作目の正当続編的な作品に仕上がっていました。
中盤の運び屋として雇
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オズワルド ザ・ラッキー・ラビット(2022年製作の映画)

3.5

たった1分でサクッと観られる、ショートフィルム作品!
本作は、ウサギのオズワルドを主人公に展開していく、ドタバタカートゥーンギャグコメディです。
オズワルドはあのミッキーよりも前に生まれ、このキャラク
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すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

災害三部作として、ひいては新海誠のフィルモグラフィーとしての集大成的作品!
最後の戸締まり上映が始まったので、4度目の鑑賞に行ってきました。
要石の光の描写が変わっていることくらいしか気付けませんでし
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愛犬とごちそう(2014年製作の映画)

3.4

飼い犬視点で描かれる、飼い主の変化を軸としたショートフィルム作品!
個人的な解釈では、アメリカの根底にある行動原理主義を犬とごちそうに託したのかなと考えたのですが、あんまりそういった解釈は見られなかっ
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TAR/ター(2022年製作の映画)

3.9

絶頂からの転落。
その果てにみる狂気と崩壊が意味するものに、私たちは激しい動悸と困惑を強要させられます。
とにかくケイト・ブランシェットの怪演、並びに不穏感で満たされた画面、演出に引き込まれる158分
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紙ひこうき(2012年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

たった6分で観客の感情を揺さぶってくる、素敵なショートフィルム作品!
たった1箇所だけにつけられた赤色がお洒落感を醸し出しつつ、主人公の気持ちを表しているようで好きでした。
後半にかけて展開とともに盛
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ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT(2006年製作の映画)

3.6

東京を舞台に駆け抜ける、ほぼスピンオフ的立ち位置のワイスピシリーズ3作目!
冒頭から新キャラが登場し、ドミニクは!?ブライアンは!?と混乱しますが、舞台が東京に移ったところで彼らが活躍しないことを察し
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向かい風(2022年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

〈2023/5/10加筆修正〉
環境破壊反対を訴えながら、ちょっぴりハートフルな展開もみせる、不思議なショートフィルム作品!
山の上で編み物をしているお婆さんの元にやって来た警察官のお爺さん。
どうや
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ワイルド・スピードX2(2003年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

ドミニク不在のワイスピシリーズ2作目!
ファミリーの根幹であるドミニクが唯一出ていない本作(スピンオフのスーパーコンボはノーカン)ですが、個人的にはトップクラスに好きな1本です。
シリーズではお馴染み
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