映画大好きそーやさんさんの映画レビュー・感想・評価 - 8ページ目

プロメア(2019年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

空前絶後の火消しエンタメアニメーション!
パンクでロックな色使いによるルック面でのド派手さは然ることながら、ストーリーテリングのエンタメ全振り具合がとにかく最高で、鑑賞中は1人で歓声を上げ続けていまし
>>続きを読む

ワイルド・スピード EURO MISSION(2013年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

まさかのレティ復活から展開されるワイスピシリーズ6作目!
本作は、シリーズのある種醍醐味となった死者蘇生が発動され、それによって物語が動き出すという構成になっていました。
個人的に齟齬なく気持ちよく話
>>続きを読む

ベイビー・ドライバー(2017年製作の映画)

4.4

このレビューはネタバレを含みます

新感覚音ハメカーアクションをとくとご堪能あれ!
この映画は映像と音楽のシンクロを最大限まで高めた、最高に気持ちのいいカーアクションで観客を魅了していく作品です。
私は、こんなに楽しい映画に出逢えたこと
>>続きを読む

ウーマン・トーキング 私たちの選択(2022年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

Fan’s Voice独占最速試写会にて、一足先に鑑賞させて頂きました。
実際にメノナイトの集落で起こった事件を基に描かれた、社会派ドラマ映画!
レイプ事件の犯人が捕まったことで、女性たちはタイムリミ
>>続きを読む

ひな鳥の冒険(2016年製作の映画)

3.7

ひな鳥にはあまりに恐ろしい波をモチーフに、失敗や挑戦から学び、発見して成長していく、ビルドゥングスロマン風味満載のショートフィルム作品!
なんでも始まりというのは恐怖が付きまとうものであり、足が1歩も
>>続きを読む

ワイルド・スピード MEGA MAX(2011年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

単なるカーアクションものからケイパーものへと大きく舵を切った、ワイスピシリーズ記念すべき5作目!
ここに来て、2作目をも凌駕するクオリティの作品が誕生しました。
これまでのシリーズでは、間違いなく1番
>>続きを読む

ゲーリーじいさんのチェス(1997年製作の映画)

3.3

人生で初めてお爺さんに萌えるという経験をしました。
様々なものを擬人化して「萌え」の対象としてきた日本人ですら、未だ開拓していない領域なのではないでしょうか?
ただ淡々とお爺さんが1人チェスを楽しむだ
>>続きを読む

ワイルド・スピード MAX(2009年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

ブライアン、ドミニクコンビ復活のワイスピシリーズ4作目!
スピンオフ的な側面が強くなってしまった前作から一転、ワイスピらしさ全開の、1作目の正当続編的な作品に仕上がっていました。
中盤の運び屋として雇
>>続きを読む

オズワルド ザ・ラッキー・ラビット(2022年製作の映画)

3.5

たった1分でサクッと観られる、ショートフィルム作品!
本作は、ウサギのオズワルドを主人公に展開していく、ドタバタカートゥーンギャグコメディです。
オズワルドはあのミッキーよりも前に生まれ、このキャラク
>>続きを読む

すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

災害三部作として、ひいては新海誠のフィルモグラフィーとしての集大成的作品!
最後の戸締まり上映が始まったので、4度目の鑑賞に行ってきました。
要石の光の描写が変わっていることくらいしか気付けませんでし
>>続きを読む

愛犬とごちそう(2014年製作の映画)

3.4

飼い犬視点で描かれる、飼い主の変化を軸としたショートフィルム作品!
個人的な解釈では、アメリカの根底にある行動原理主義を犬とごちそうに託したのかなと考えたのですが、あんまりそういった解釈は見られなかっ
>>続きを読む

TAR/ター(2022年製作の映画)

3.9

絶頂からの転落。
その果てにみる狂気と崩壊が意味するものに、私たちは激しい動悸と困惑を強要させられます。
とにかくケイト・ブランシェットの怪演、並びに不穏感で満たされた画面、演出に引き込まれる158分
>>続きを読む

紙ひこうき(2012年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

たった6分で観客の感情を揺さぶってくる、素敵なショートフィルム作品!
たった1箇所だけにつけられた赤色がお洒落感を醸し出しつつ、主人公の気持ちを表しているようで好きでした。
後半にかけて展開とともに盛
>>続きを読む

ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT(2006年製作の映画)

3.6

東京を舞台に駆け抜ける、ほぼスピンオフ的立ち位置のワイスピシリーズ3作目!
冒頭から新キャラが登場し、ドミニクは!?ブライアンは!?と混乱しますが、舞台が東京に移ったところで彼らが活躍しないことを察し
>>続きを読む

向かい風(2022年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

〈2023/5/10加筆修正〉
環境破壊反対を訴えながら、ちょっぴりハートフルな展開もみせる、不思議なショートフィルム作品!
山の上で編み物をしているお婆さんの元にやって来た警察官のお爺さん。
どうや
>>続きを読む

ワイルド・スピードX2(2003年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

ドミニク不在のワイスピシリーズ2作目!
ファミリーの根幹であるドミニクが唯一出ていない本作(スピンオフのスーパーコンボはノーカン)ですが、個人的にはトップクラスに好きな1本です。
シリーズではお馴染み
>>続きを読む

隠し砦の三悪人(1958年製作の映画)

3.8

お金大好き間抜けコンビが画面狭しと駆け巡る、時代劇アクション映画!
日本が世界に誇る黒澤明監督作品です。
『スター・ウォーズ』のC-3POやR2-D2、レイア姫のモデルとなったキャラクターが登場するこ
>>続きを読む

ワイルド・スピード(2001年製作の映画)

3.7

今や誰もがその名を知る、代表的カーアクションシリーズ1作目!
作品を重ねる毎にリアリティラインを軽快にぶち壊していく本シリーズですが、まだこの時点ではストリートレースという納得のできる範囲内で物語が進
>>続きを読む

オーシャンズ12(2004年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

皆大好きオーシャンズシリーズ2作目!
前作に引き続き、コメディとシリアスが抜群の相乗効果を生んでいて面白かったです。
今回はよりキャラクターも増えたことで、できること、描ける幅に深みが出ていました。
>>続きを読む

竜とそばかすの姫(2021年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

細田守監督が放つ、体験型和製及び現代版『美女と野獣』!
本作で特筆すべき点は音楽、美術、演出の3項目でしょう。
これらは全て劇場でこそ活きる項目と言えます。
要するに、スマホやパソコン、テレビ等で観る
>>続きを読む

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3(2023年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

GotG三部作としての完璧な幕引き!
1作目公開当時の知名度は他作品より飛び抜けて低く、メタ的に敵にまで「誰?」と返される始末でした。
そんな絶望的な状況もジェームズ・ガン監督の天才的な手腕、単体作品
>>続きを読む

マーベル・スタジオ スペシャル・プレゼンテーション:ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー ホリデー・スペシャル(2022年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

クリスマスに起きるドタバタ劇を描いた、GotG番外編!
ケヴィン・ベーコンが好きなピーターのためにケヴィン・ベーコン本人を誘拐してくるという、地球における犯罪行為を平気で実行していくドラックスとマンテ
>>続きを読む

またね(2014年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

わずか19分の心温まるショートフィルム!
いつも窓越しに顔を合わせるお爺さんとお婆さんを主軸に据えるという、独特な切り口から展開していく本作ですが、2人の関係性がとにかくもどかしく、観客の心を冒頭から
>>続きを読む

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス(2017年製作の映画)

4.6

MCU単体作品における現時点ベスト映画!
(もちろん全作品鑑賞済みです)
正当続編的な位置づけとして、『トップガン マーヴェリック』に並ぶ最高傑作だと思います。
前作から引き続き、いやパワーアップした
>>続きを読む

THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

4.3

実際に試合を見に来たと錯覚してしまうような、臨場感マシマシなバスケ映画!
一人一人の息遣い、シューズの音、大胆に切り取られたそれぞれの選手のプレイング、細かな動き等々、リアリティのある試合描写に、アニ
>>続きを読む

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー(2014年製作の映画)

4.4

MCUの中で一番大好きなシリーズ、GotGの1作目です!
今や代名詞と化したOPシークエンスから大興奮待ったなしの本作ですが、何よりレトロな楽曲たちが最高にハマっていて格好いいんですよね。
『Come
>>続きを読む

ソウルフル・ワールド(2020年製作の映画)

4.0

当たり前を忘れてしまった全ての人へ贈る、傑作アニメーション映画!
本作は子どもをメインターゲットに据えたものではなく、完全に大人向けに作っている印象がありました。
『トイ・ストーリー4』にも似た雰囲気
>>続きを読む

セッション(2014年製作の映画)

4.1

『ラ・ラ・ランド』で一斉を風靡した、デイミアン・チャゼルの原点的音楽映画!
本作は、世界的ジャズ・ドラマーを目指す主人公がフレッチャーという1人の鬼教官と出逢うことで、身も体もどんどんと追い込まれてい
>>続きを読む

THX-1138 ディレクターズカット(1971年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

『スター・ウォーズ』でお馴染みのジョージ・ルーカス、渾身のメジャーデビュー作!
キービジュアルから不穏な空気が漂っていましたが、実際の本編も娯楽性の一切を排除したハードなSFものに仕上がっていて驚かさ
>>続きを読む

セブン(1995年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

何度も見返したい傑作サイコスリラーサスペンス!
全編に渡って暗く圧迫感のある画面で構成されており、比喩抜きで精神的な体力をゴッソリ奪われます。
それでも鑑賞したくなってしまうのは、偏に本作特有の黒光り
>>続きを読む

神々の山嶺(2021年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

取り憑かれた妄執の行方を描く、没入型登山映画!
圧迫と緊張の先に見える一つの生き様に心震わされる作品でした。
でも、これは「生きる」という行為に付き纏う呪いであり、祝福なのかもしれないとも感じられて、
>>続きを読む

BLUE GIANT(2023年製作の映画)

4.4

大大大大大感動!
ジャズでの成功を夢見る大が成り上がっていく様を描いた傑作音楽映画!
数分おきに泣くレベルで感情を揺さぶられながら、音楽の波に酔いしれ溺れる2時間でした。
鑑賞後のサントラ鬼リピは言う
>>続きを読む

彼女と彼女の猫 -Everything Flows-(2016年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

閉塞的で、温かい世界。
新海誠の一貫したテーマ性が、本作にも色濃く表れていました。
丁寧な描写の積み重ね、生々しいとさえ感じる日常描写の数々には、唸らされるばかりでした。
最後の展開にも一捻りがあって
>>続きを読む

グレイテスト・ショーマン(2017年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

実話を基にした、豪華で力強い傑作ミュージカル映画!
シンプルなストーリーだからこそ、劇中の楽曲群が何よりも輝く作りになっていました。
メロディや歌詞、ダンスシーンにおける画面の構図やダンス自体のクオリ
>>続きを読む

2001年宇宙の旅(1968年製作の映画)

3.8

人類よ、体感せよ!
SF映画における、金字塔的作品の一角。
先鋭的かつ前衛的な作風を保持したままに、人類と地球外生命の接触を壮大かつ象徴的に描き切っていました。
ビジュアル面での突き抜けた個性、ひいて
>>続きを読む

ラストナイト・イン・ソーホー(2021年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

ミュージカル×タイムリープ×ホラー×スリラー×ミステリー!?
数々のジャンルを横断する、予測不能なジャンルミックス闇鍋映画!
序盤のお洒落な音楽使いや画面作り、夢に満ちたストーリー展開からは一転、欲望
>>続きを読む