空海花さんの映画レビュー・感想・評価 - 6ページ目

空海花

空海花

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17歳(2013年製作の映画)

3.5

フランソワ・オゾン監督作。
主演のマリーヌ・ヴァクトはイヴ・サンローランの香水「パリジェンヌ」のイメージモデルで注目を集め、これが映画初出演。
バカンス先で初体験を済ませた美少女イザベル。
性に
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あなたの名前を呼べたなら(2018年製作の映画)

3.9

監督はロヘナ・ゲラ。
ムンバイ出身の女性で、アメリカで大学教育を受け、助監督や脚本家としてヨーロッパでも活躍しているらしい。
本作が監督デビュー作。
インド=フランス合作。
御曹司宅のインテリ
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バクラウ 地図から消された村(2019年製作の映画)

4.0

クレベール・メンドンサ・フィリオ&
ジュリアーノ・ドルネレス監督作。
カンヌ国際映画祭で審査員賞を受賞した異色作。

星々からブラジル・バクラウへ
神秘的で不思議な始まりである。
村をあげて
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母なる証明(2009年製作の映画)

3.7

ポン・ジュノ監督作品。
知的障害のある息子と母
知的障害のある息子トジュン(ウォンビン)と母親(キム・ヘジュン)は倹しい二人暮らし。
息子といってももう成人しているが
過保護なまでの母の愛情が
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ペイン・アンド・グローリー(2019年製作の映画)

4.4

ペドロ・アルモドバル監督・脚本。
アルマドバルの自伝的要素が織り込まれた作品。

脊髄の痛みから創作意欲も果て
生き甲斐を見出せなくなった
世界的映画監督サルバドール(アントニオ・バンデラス)
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ゴーストランドの惨劇(2018年製作の映画)

4.2

奇才パスカル・ロジェ監督のホラー作。
ジェラルメ国際ファンタスティック映画祭で三冠を獲得。
僻地の家にシングルマザーと双子姉妹が越してきた夜から、惨劇は始まる…

公開から時間が経っていますが
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π(1997年製作の映画)

3.6

数字にとりつかれた男の妄想を、
非現実的な映像で描く前衛作品。
ダーレン・アロノフスキー監督・脚本。
サンダンス映画祭で最優秀監督賞など受賞。

天才マックス・コーエンは
あらゆる森羅万象
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ヤングガン(1988年製作の映画)

4.0

クリストファー・ケイン監督の西部劇映画。
若きエミリオ・エステヴェス、チャーリー・シーンの兄弟競演にキーファー・サザーランド。
ヤングガンズは他にケイシー・シーマツコ、ルー・ダイアモンド・フィリッ
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愛と精霊の家(1993年製作の映画)

4.2

またデンマークの監督作を。
ビレ・アウグスト監督・脚本。
原作はマジック・リアリズムの作品を多く残したイザベル・アジェンデ「精霊たちの家」

厳しい南米現代史を背景に
ある一家の50年近い歳
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マ・レイニーのブラックボトムが映画になるまで(2020年製作の映画)

3.8

『マ・レイニーのブラックボトム』の
トレド役グリン・ターマンが語り部。
特典メイキング的なドキュメンタリーの本作はマ・レイニーもブラックボトムも知らなかったので、興味深く楽しめた。

制作のデ
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マ・レイニーのブラックボトム(2020年製作の映画)

4.0

チャドウィック、ゴールデングローブ賞主演男優賞受賞おめでとう👏👏👏
ボストン・オンライン、ロサンゼルス、シカゴ、サンフランシスコ映画批評家協会賞などでも受賞🎊ということで
しみったれた気持ちで観たく
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シェアハウス・ウィズ・ヴァンパイア(2014年製作の映画)

3.3

『ジョジョ・ラビット』から
タイカ・ワイティティ監督が気になり
観てみたかった作品をようやく観た。
吸血鬼ものは好きな方。


現代社会で共同生活をするヴァンパイアたちの日々をモキュメンタリー
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ある画家の数奇な運命(2018年製作の映画)

4.3

これもレンタルをかなり楽しみにしていた作品。
監督はフロリアン・ヘンケル・フォン・ドナースマルク。
現代美術家の巨匠ゲルハルト・リヒターの半生をモデルに「歴史の闇」と「芸術の光」を描く。
リヒタ
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SKIN/スキン(2019年製作の映画)

3.8

前レビューの余韻から、なかなか観れていなかったこちらを鑑賞。

米国で発足した人種差別集団の共同創設者、ブライオン・ワイドナーの実話を映画化。
同じテーマの短編がアカデミー賞短編実写賞を受賞し話
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デンマークの息子(2019年製作の映画)

4.5

2025年、コペンハーゲン。
ノアポート駅で突然の爆発。
犠牲者は23人。
この爆発テロ事件以来、
デンマークでは移民排斥をうたう
国民英雄党が支持率を伸ばしていた。
党首ノーデルの演説は終始
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ロゴパグ(1963年製作の映画)

3.7

イタリアの巨匠3人と
フランスの巨匠ゴダールらが
世界の終わりを陽気な始まりで描く
何とも豪華なオムニバス映画。
世界に存在する様々な醜悪さを
それぞれ風刺や皮肉いっぱいに込めた短編集。
タイ
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デッドゾーン(1983年製作の映画)

4.1

デヴィッド・クローネンバーグ監督作
スティーヴン・キング原作の名作
製作はデブラ・ヒル

交通事故によって昏睡状態に陥った
高校の英語教師ジョニー・スミス(クリストファー・ウォーケン)は
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奇跡の教室 受け継ぐ者たちへ(2014年製作の映画)

3.3

実話ベースの教育をテーマにした作品。

プロローグにスカーフを取りなさいと
指導される生徒のシークエンスがある。
イスラム教のヒジャーブ。
舞台は貧困層が通うパリ郊外の高校。
様々な移民や宗教の
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サウンド・オブ・メタル ~聞こえるということ~(2019年製作の映画)

3.8

一時期タイムラインが賑わっていた作品(観たの1月ですが😅)
Amazonオリジナル作品。

なるほどこんな映画は観たこと(というか聴いたこと)がない。
耳の聞こえない世界を映画内で感じることがで
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ゴッドファーザー(最終章):マイケル・コルレオーネの最期(2020年製作の映画)

4.5

『ゴッドファーザー partⅢ』をコッポラ監督自らが再編集。
個人的に『地獄の黙示録ファイナルカット』がとても良かったので、結構楽しみにしていた。

タイトルはコッポラ監督が『Ⅲ』ではなく元から
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ゴッドファーザーPART III(1990年製作の映画)

4.4

シリーズ物レビューのつもりが間を空けてしまいました。
今回は『Coda 最終章』を楽しむために
partⅠ→Ⅱ→Coda→(1週間程空けて)Ⅲのコースで観ましたが、
内容的にⅢからレビューします
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マエストロ(2019年製作の映画)

3.0

森の中の音楽祭
夜の碧色が綺麗だった。

けたたましい程の力強い歌声
鳥の動きが激しく滑らか。
リスさんがんばれ(笑)
一瞬で終わってしまうけれど。
また森と夜にそそくさと溶け込んでいく

もふもふと
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お遊戯会(2019年製作の映画)

2.6

懐かしいような切り絵アニメーション
かわいいって思ってたら…
フクロウがかわいそうに思えてきてしまい😫笑えなくなってしまった。
子供の時に観たら、
そう言って泣いてたかもしれない😂

演目はロミオとジ
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都会のオオヤマネコ(2019年製作の映画)

2.8

オオヤマネコがとても大きい(笑)🐈

都会人の反応が現実的というかシュールというか。
夢がないなぁ。
危機感もない(笑)
スマホで撮られるヤマネコ
ドローンにも追いかけられる🐈💨💨

この絵は絵葉書と
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ダリアの世界(2019年製作の映画)

2.8

迷子になる女の子。

大人がいなくなって空想の世界に入り込む。
私だったら迷子を途中で忘れそうだなと思った(笑)
後で思い出すとは思うけれど…

そんなひととき。

植物園に戻ると実は少しだけさみしい
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ゴッドファーザーPART II(1974年製作の映画)

5.0

『ゴッドファーザー』の崇高なる続編。
前作でドン・コルレオーネを継承した
マイケル・コルレオーネ(アル・パチーノ)のその後の1年と
若きヴィトー・コルレオーネ(ロバート・デ・ニーロ)の生い立ちか
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青く震える娘(2020年製作の映画)

2.4

あらすじは下に。考察追記。

なかなかシュールな絵心。
ちょっと猟奇的な描き方はアイデアだなと思った。
音楽が面白いので加点。
絵は好きではないφ(.. )
過去の女性たちの話なんて
生身の女性が喋っ
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友だちの友だち(2020年製作の映画)

1.8

あらすじは下に。考察追記。

これもまた味のある絵。
更に色遣いも激しい。
目がだいぶヤバイし
ストーリーもヤバイ。
気持ち悪い~😫(褒めてない)

911って一瞬過ったのは何だろう?

アニメでやり
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空っぽの場所(2020年製作の映画)

2.2

myFFFの短編アニメーション。

突如人が消えたような世界。
ロックダウンした街を彷彿とさせる。
遊園地の遊具。
誰もいない空港で荷物だけが運ばれる
機械と物だけがくるくると回る。
この無機質なデザ
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犬っころ(2019年製作の映画)

2.3

わかりにくいのであらすじは下に。
myFFFここからちょっと辛めです。
好きな方ごめんなさい。


画面にみっちりの犬犬犬🐶🐶🐶

餌場へ殺到する犬たち。砂煙があがる。
皆ごはんにありつけるのだろうか
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ゴッドファーザー(1972年製作の映画)

5.0

大好きなゴッドファーザーシリーズ
最終話が再編集されたということで
partⅠから味わい直しました🥃


フランシス・フォード・コッポラ監督の代表作にして大傑作。
マリオ・プーゾのベストセラー
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核家族(2020年製作の映画)

2.9

ヌーディストキャンプ😘
って家族で行くものなのか。

境界を越えたら
ただの変な人。

ときめく顔が波間に煌めく✴

海と空もキレイ
海鳥、夜の海、砂浜
付き纏う幽霊
可哀想な彼


2021レビュー
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ビューティー・ボーイズ/美しき少年たち(2020年製作の映画)

3.4

美しい2人の少年が踊り心が掴まれた。
古臭く、凝り固まった視線なんて
吹っ切ってしまえ!

クッキーさんの登場、カッコいい✨
キマッてる!

お兄さんのラップもいいね!

兄弟と友達とクイーン
最高の
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二十歳の死(1991年製作の映画)

3.5

アルノー・デプレシャン監督デビュー作
今作で多くの賞を受賞したらしい。
2016年のカンヌ国際映画祭コンペティション部門の審査員にも選出されている。
知らなかったが、これがデビュー作と思うと驚く。
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言葉にならない(2020年製作の映画)

3.4

最初の日記を大事に聞くと良いかもしれない。

重いけれど、なかなか辿り着けないのはコミカルに思えてくる。
あのおじいちゃんは優しいな。

最後の少し晴れたような表情
晴らしたかった別の一面に
思いを馳
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ソレ・ミオ ~ 私の太陽(2019年製作の映画)

3.6

「体が泣いている」

いや、みんな、泣いている。

配管工事?と性転換手術。言葉の綾。
一瞬のジョークが効いた。
息子が愛おしい。

短編に色々詰まっていた。
閉じ方にギュッとされる。

ソレミオとは
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