ジョンさんの映画レビュー・感想・評価 - 6ページ目

MEN 同じ顔の男たち(2022年製作の映画)

4.0

かなりの衝撃。全体的に男性のイヤーな感じが出ていて、そこに最後ああいったグロテスクな形で決着をつけるのが凄い。でもラストのあの映像は、、、凄いし好きとか言いたいけど、男としてはなんか複雑というか。生ま>>続きを読む

見えない目撃者(2019年製作の映画)

4.1

レビュー忘れ。吉岡里帆の演技が良かったのと、目が見えない状態から匂いや感触で道筋が分かるのを映像化したやつに唸った。話も普通に面白くて、グロさも中々のもの。皆が褒めるのも納得の良作!!

グリーン・ナイト(2021年製作の映画)

4.1

『ア・ゴースト・ストーリー』のデヴィッド・ロウリー監督の最新作。

好き!と言い切りにくいけど、まあ好き。主人公が(時々頑張るけど)どうしようもなくて、ちょっとイライラしてたけど、そういう話なのね。安
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ファイブ・デビルズ(2021年製作の映画)

4.2

はい、ひとりのクリスマス。とても気になっていたやつを一時間半かけて映画館に観に行った。優れた嗅覚を持つ少女がとあるきっかけでタイムリープをし、母の隠された過去に迫る物語。

う〜ん、面白かった。この内
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マトリックス レザレクションズ(2021年製作の映画)

3.9

完結編。公開当時賛否両論あったから、あまり期待せず観たけど、割と楽しめた。前三部作で最強のネオが目に焼き付いているから(『ジョン・ウィック』の功績もある)、その分普通の、ダメダメのネオで物語が始まるの>>続きを読む

マトリックス レボリューションズ(2003年製作の映画)

3.9

夕飯の買い物を挟んでの鑑賞。これは前作から連続して観るのがいいな。

正直ちょいイマイチやったかな。飛んだり増えたり何でもありとは言え、やはりマトリックスでの戦いが楽しいから、ザイオンの戦いが多くてし
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マトリックス リローデッド(2003年製作の映画)

4.3

WOWOWオンデマンドの配信が23日で終わるので、夕方16時半から23時55分まで一気見。

一作目が最強やから見劣りするけど、普通に面白かった。特に、アクションの迫力は前作をほぼ超えていて、「MEN
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ブラックアダム(2022年製作の映画)

4.4

はい、文句なし、最高!!アメコミ映画は基本的に観ないけど、監督がジャウム・コレット=セラなので観た。もう胸熱の極み。

ブラックアダム自体が戦いを好むヴィラン的存在やから扱いが難しそうではあるけど、一
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ある男(2022年製作の映画)

4.3

アイデンティティーを決定するのは果たして何なのか。名前なのか、血縁なのか、過去なのか。本作で辿り着いた結論は、"愛"なのだと思う。一見シンプルやけど、妻夫木聡演じる城戸と共に残酷な現実、社会の闇を見て>>続きを読む

浜の朝日の嘘つきどもと(2021年製作の映画)

3.8

閉館寸前のミニシアター"朝日座"を謎の女・茂木莉子が立て直す話。

思った以上にベタな邦画の感じで、少し面食らったけど、ちゃんと心の温まる素敵な話やった。考えられる限り最高の終わり方。
震災やコロナな
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少年の君(2019年製作の映画)

4.1

昨年話題だった中国映画で、いじめを題材にした作品。ストーリーはベタな気もするけど、主演二人の演技だとか映像の美しさでとても良いものに仕上がっていた。
バイト先に多かったり留学先で仲良くなったりと、中国
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スーパー!(2010年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

やはり温かくて優しくて誠実な映画やなあと久しぶりに観て思った。不幸のどん底に落とされた主人公の徐々に狂気に蝕まれていく様は滑稽でありながら真実味を帯びた悲痛なもの。一方で彼の依存する正義の暴力性もしっ>>続きを読む

砂の女(1964年製作の映画)

4.7

超好みのタイプの映画やった。邦画の生涯ベストに入りそう。

まず、砂の描写が見事。流動する砂、崩落する砂、堆積する砂。モノクロ映画で景色が一面砂なら退屈な作品になりそうやけど、映像の切り取り方が素晴ら
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元カレとツイラクだけは絶対に避けたい件(2020年製作の映画)

3.5

あんまり面白くはないけど、92分なのでサクッと観れる。『ゲット・アウト』で主人公の彼女だったアリソン・ウィリアムズが主演というのが鑑賞の決め手で、やはりこの人は好き。
機体の外に出ないといけない展開も
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ヒューマン・ボイス(2020年製作の映画)

-

短編を映画館で観るという貴重な体験。料金は800円。しかも、直前に観た『パラレル・マザーズ』と同じくアルモドバルが監督。

一人の女性と一匹の犬が元恋人/主人を家で待つ、しかし帰ってこない、という話。
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パラレル・マザーズ(2021年製作の映画)

4.5

同じ日に出産日を迎えた二人のシングルマザーの子供が、経過観察時に取り違えられたことによって巻き起こる人間ドラマ。

まず、シンプルに話が面白い。話の転がし方が上手くて、ずっと思わぬ方向に話が進む感じ。
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ザ・メニュー(2022年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

スリリングでかなり面白かったけど、どこかモヤモヤが残るかな。
この映画は美食家気取りで大きな態度を取る嫌な奴らへのカウンターであり、イコール映画を気取って深読みしたり批評したりする連中へのアンチテーゼ
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サクリファイス(1986年製作の映画)

-

タルコフスキー監督の遺作。核戦争の勃発により世界が終末へと向かう中、言葉を発することのできない息子を持つアレクサンドルは神と対峙する。

「哲学的」「芸術的」「高尚」でお馴染みのタルコフスキー監督作品
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ドッグヴィル(2003年製作の映画)

4.3

巨大な空間に建物のセットとそれらを区画する白線。まるで演劇。この超簡易的で村の縮図のような場所ドッグヴィルが舞台。
作家を目指す若者トムが村に逃げてきた女性グレースを助け、仕事の手伝いを条件に匿うこと
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アムステルダム(2022年製作の映画)

4.0

賛否で言うと賛。好きなタイプの映画ではあった。でも退屈な部分もあって、これ面白い…?みたいな気持ちにも時々なった。疲れてたのもあって、5分ほど眠ってしまった。

しかし、デ・ニーロが登場したぐらいから
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愛のように感じた(2013年製作の映画)

3.9

外国にこういうタイプの映画多いの、やっぱりカルチャーショックというか、うん、日本にはこういうのを生生しく映画にする感覚ないよな。
映像が好みで、きっと思春期の少女にはこう世界が見えているんだろうなあ、
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ハイ・ライフ(2018年製作の映画)

3.4

今年のカンヌでグランプリを受賞したクレール・ドニ監督が描くSF作品。ロバート・パティンソン×ミア・ゴスの組み合わせに期待して観たけど、正直よくわからんかったな…。

前半はパティンソンの(ほぼ)一人芝
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プリズナーズ(2013年製作の映画)

4.5

サスペンスとして普通に面白く、適度に胸糞で、宗教色の強さなどから考えさせられる部分も多い。どんどん思わぬ展開になっていくから、150分が全く苦でない。

誘拐された少女の父親を演じるヒュー・ジャックマ
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バトル・ロワイアル 特別篇(2001年製作の映画)

3.8

伝説の日本映画。クラスメイトで殺し合いの設定は、特に漫画の領域での影響力が大きい気がする。この手の作品は幾つも通ってきてるから正直新鮮味みたいなのは感じなかったけど、高校のクラスメイトと殺し合いする夢>>続きを読む

ワイルド・スピード(2001年製作の映画)

3.9

遂に観ました、ワイスピシリーズ第一弾!良くも悪くも想像通りのカーアクションやったけど、普通に面白いから楽しめた。最後の度胸試し勝負みたいなのとか、頭悪すぎて笑っちゃった。ミシェル・ロドリゲスはこの頃か>>続きを読む

ローズマリーの赤ちゃん(1968年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

ポランスキー作品は『水の中のナイフ』『反撥』と最近連続で観ていて、次にTSUTAYAでレンタルしてきたのがこれ。怖くて気持ち悪い。精神的に追い詰められる演出が上手いし、それを演技で体現するミア・ファロ>>続きを読む

バタリアン(1985年製作の映画)

3.8

おバカゾンビ映画の元祖らしい。最高にエキサイティングで、良い意味で何も残らない。ただ、地下室のヘドロみたいな奴のビジュアルと動きが強烈で、バットでぶん殴るところも含めて鮮明に覚えている。あと裸で踊る赤>>続きを読む

キラー・ジーンズ(2020年製作の映画)

3.8

最新ジーンズ発売前夜、準備に追われる従業員たちを殺人ジーンズが襲う!!

すごく気になっていたB級作品で、ジーンズが歩いたり踊ったり、時に顔のように見えたり、面白いなと思う部分はありつつ、もう少しおバ
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オリ・マキの人生で最も幸せな日(2016年製作の映画)

4.4

パン屋の息子オリ・マキはボクシングの国際大会を目前に控えており、国民や支援者からの期待も大きい。そんな重要な一戦を前に、オリ・マキは友人のライヤに恋してしまう。

ここまで盛り上がりがなく興奮しないボ
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彼女のいない部屋(2021年製作の映画)

4.3

"ー家出をした女性の物語、のようだ。"

たった一行のあらすじに惹かれて観賞。家を出た主人公サイドと取り残された家族サイドの両側を、時系列をバラバラにしながら描くから難解でやや混乱したけど、面白かった
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Zolaゾラ(2021年製作の映画)

3.8

変な映画やのお、というのが第一印象。2015年のとあるツイートを題材にしてるから効果音にピヨってあのツイート音が入るし、内容とか表現がキツめやのにハープみたいな綺麗な劇伴やし。あとおっちゃんの無修正ポ>>続きを読む

茜色に焼かれる(2021年製作の映画)

2.6

このレビューはネタバレを含みます

結構評価が高くて、満を持しての鑑賞やったけど、うーーーん………。お粗末な部分が多くてモヤモヤする。

良かった点として役者の演技が挙げられる。主演の尾野真千子とケイを演じる片山友希さんの魂の演技にとて
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マルホランド・ドライブ(2001年製作の映画)

5.0

〜その道の先に待っているのは、ハリウッドの夢か絶望か〜

記憶喪失から始まるストーリーがシンプルに面白いし、映像と音がやはり独特。観客を意識した映画設計で、その中に独自の表現を詰め込む。このバランス感
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退屈な日々にさようならを(2016年製作の映画)

4.2

新学期が始まり、怠惰な生活も終わりということで、今まさに「退屈な日々にさようならを」状態である。。。しかしこんな大学生の戯言とは違って、作品は結構シリアスな感じやった。

ポスターに「"いなくなる"っ
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返校 言葉が消えた日(2019年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

ゲーム原作の台湾映画。ジャンルは括りにくい。ホラーでもありミステリーでもある。社会派でもあり青春ラブストーリーでもある。個人的にはもう少しどれかのジャンルへの比重重めにしてほしかったけど、どれもが緻密>>続きを読む

死霊館 悪魔のせいなら、無罪。(2021年製作の映画)

4.0

ジェームズ・ワンが監督してないというので少し不安はあったけどまあまあ面白かった。でも三作の中ではやはり一番影が薄い感じが個人的にはした。

もの壊しまくるパトリック・ウィルソンに笑っちゃった。パトリッ
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