ジョンさんの映画レビュー・感想・評価 - 7ページ目

死霊館 エンフィールド事件(2016年製作の映画)

4.2

今回も面白かった~。怖いけど次にどういう仕掛けがくるのかワクワクするのがもう凄い。そう思わせるワンちゃん凄い。シスター死ぬほど怖いし、でもなんか感動するし。ワンちゃん天才。

もう正直普通に観たら怖い
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死霊館(2013年製作の映画)

4.0

娘の夢遊などの怪奇現象に悩まされる一家が、怪奇現象を調査しているウォーレン夫妻に助けを求める。

怖いけど面白いが勝る。この面白いはfunnyでもありinterestingでもある。まず実話っていうの
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反撥(1964年製作の映画)

4.3

過去の名だたるサイコスリラーに影響を与えてきた作品。

男性への恐怖心から、精神が破綻していく少女。ひび割れる壁や壁から出てくる手などの大胆な演出から、目の接写や鏡を使った演出に至るまで、主人公が精神
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激怒(2022年製作の映画)

4.1

とにかく画がキマっている。スモーク焚いたりライト照らしたりしまくっていて、そりゃもうカッコよくなるしかない。画のカッコよさを一番期待して観に行ったから大満足。奇怪な音楽も最高に気持ち悪かった。

監督
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アバター:ジェームズ・キャメロン3Dリマスター(2022年製作の映画)

4.2

〜ジェームズ・キャメロンの映像技術革命。未知の惑星の大自然に繰り広げられる壮絶な大破壊〜

ストーリーや「自然破壊はいかん!」的なメッセージはベタというかやや古いと思うけど、観てる最中は頑張れ!!とか
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ブレット・トレイン(2022年製作の映画)

4.3

そああ、好き。思ってたより好き。予告のドタバタ感満載のテンションを見て、これついていけるかな…?と思っていたけどめっちゃ面白かった。この映画のことを悪く言うやつぶん殴りたいぐらい好き。

まず日本描写
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水の中のナイフ(1962年製作の映画)

4.1

倦怠期夫婦と同行するヒッチハイク青年の、水上での三角関係。

ポランスキーの長編デビュー作。究極に開放感のある密室空間での、二人の男の醜い争い。夫は威張り、青年は反抗する。まるで親子のように。嫉妬し合
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暗殺のオペラ(1970年製作の映画)

3.8

自分そっくりの父親の死の謎に迫る物語。

過去と現在が交錯していくサスペンスで、話それ自体もインタレスティングやったけど、それ以上に画の力が強い!!色味、陰影、構図、どれをとっても魅力的。ただ口論する
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ゴッド・ヘルプ・ザ・ガール(2014年製作の映画)

4.0

ベルセバが好きなので堪らんかった〜〜〜!!音楽がほんと良い!!心踊る、楽しくてキュートな音楽が素敵なストーリーを盛り上げる。

キャシー役の人、見覚えあるなと思ったら『チャーリー・セズ』の女の子かあ〜
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ジョン・ウィック(2014年製作の映画)

3.7

可もなく不可もなくかな...。アクションも復讐に燃えるキアヌもカッコいいし、前提としてちゃんと面白いんやけど、期待していた程のものは得られなかった。なんか、カッコいいだけじゃ物足りんねんなあ。これなら>>続きを読む

マスク(1994年製作の映画)

4.1

久しぶりに観たー!!!

おばあちゃんの家に行くと、おばあちゃんもおじいちゃんも、そこに住むいとこも皆マスクみたいに顔が緑で、怖くなって逃げようとしたら、お気に入りだったプーさんの靴のプーさんの顔も緑
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岬の兄妹(2018年製作の映画)

4.0

貧困のため自閉症の妹を売春に出してしまうというあらすじも然ることながら、描写のえぐさも中々。プールのあのシーンは汚すぎて笑っちゃうけど、足に障碍があることを考えると笑っていいんだか。コミカルなシーンも>>続きを読む

快楽の漸進的横滑り(1974年製作の映画)

3.7

タイトルがカッコよくて気になってたやつ。ルームメイト殺害の容疑をかけられ逮捕された美女アリスが周囲を翻弄?する。

んーよく分からんかった。けど感覚的な部分だけでは多少響いた気がする。「アートだ…!」
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サスペリア PART2 完全版(1975年製作の映画)

4.0

この作品、先の読めないストーリーが中々面白くて、音楽に関しては生涯ベスト級。現時点ベストで、余程の事がない限り今後もベストやと思う。全音楽流れるタイミングが完璧。

映像面もとても良い。人物が動くから
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壁の中に誰かがいる(1991年製作の映画)

4.4

スラム街育ちの少年フールが姉の友人らと強盗を企てるが、忍び込んだ家では恐ろしい事態が待ち構えていて、、、という話。

ずっと面白い。設定もいいし、滑る階段とか、黒ラバースーツで銃乱射する夫とか、壁の中
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NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

4.5

コ、コワカッタ、、、。恐いって評判聞かんかったから勇気を振り絞ってはるばるIMAXを観に来たのに、、、騙された!!UFOも恐いけどお猿さんが本当に恐かった。あのシーン、ほんと吐きそうなぐらい恐かった。>>続きを読む

PK(2014年製作の映画)

4.7

宇宙人というSF要素と宗教を絡めたストーリー展開が超見事やし、日本人にとっては超タイムリーよなあ。宗教の「なぜ?」を超コミカルに描いてくれて、インドの宗教のあれこれについて学べるし、笑いつつ考えさせら>>続きを読む

ゲット・アウト(2017年製作の映画)

4.4

NOPEに向けて再鑑賞&再レビュー。

やはりこの作品は見事。不気味なホラーと適度なコメディ、そしてその中に綿密に張り巡らされる社会的メッセージ。2回目の今回の方がそういう作り込まれた部分を楽しめた。
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ブルーベルベット(1986年製作の映画)

4.8

~80年代アメリカ映画が生んだ芸術-倒錯、セックス、暴力~

「リンチと言えば?」という問いに、多くの映画好きが口を揃えて本作を挙げている印象。うちの大学の"映画の師匠"的な先生もこの映画を褒めてた。
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インクレディブル・ファミリー(2018年製作の映画)

4.2

前回のラストから映画が始まるという、ファン泣かせの冒頭数分から良かったなあ。これで「そうそう、この感じ!」という具合に、前作の思い出が一瞬で鮮明に蘇った。

前作に引き続き、スーパーヒーローが法律で禁
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ONE PIECE STAMPEDE(2019年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

噂には聞いていたけど、本当にお祭り騒ぎ。こんな出血大サービス大丈夫??というほど、胸熱の展開。海賊・海軍・革命軍が共闘するとかヤバ過ぎる。みんなめちゃくちゃカッコいいし強い。前半の、あれ、今あのキャラ>>続きを読む

エレファント(2003年製作の映画)

4.6

〜ある時代の、ある時間の、ある場所に流れていた、透明で、穏やかで、しかし不穏な気配〜

2年ぶりに見返したけど、やはり凄い作品。淡々と残酷な現実を映し出す手法は本当に画期的だと思う。実際の出来事だから
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マッドマックス 怒りのデス・ロード(2015年製作の映画)

4.7

観た!!ヤバかった!!もう言葉が出ないというか語彙力喪失中。こんなキレキレでイカシた映画をスルーしていたとは。一度地上波でやってるのを観て、開始5分ぐらいで「世界観キツイかも…」とか言って脱落した自分>>続きを読む

映画:フィッシュマンズ(2021年製作の映画)

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(新規ファンなので)知らないことを知れたり好きな曲や好きなアルバムが出来ていく過程を楽しめたりするのは勿論のこと、青春映画としても超優れていると感じた。

佐藤伸治の、天才であるがゆえの苦悩。佐藤の才
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ゴースト・ドッグ(1999年製作の映画)

4.6

遂に1000本目のレビュー!!スイスのユースホステルで観てます。

ジャームッシュ作品のオフビートな雰囲気はそのままに、とてもドラマチックに、要所要所に緊張感が漂っていてとても楽しめた。
殺し屋とマフ
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さんかく(2010年製作の映画)

4.0

吉田恵輔の性悪の原点がここに、という感じで、居心地の悪い、それでいてニヤニヤしてしまう、奇妙な面白さのある作品やった。前半のラブコメ的な展開から後半、一気にトーンが変わりホラーっぽくなる感じは『ヒメア>>続きを読む

ゲティ家の身代金(2017年製作の映画)

3.8

銭を守る奴と書いて"守銭奴"…。ジャルジャルのコントに出てくるならまだしも、現実にこんな奴いたら嫌やな〜。リドリー・スコットの鈍重な映像と相まってかなり胸糞。あのグロシーンも胸糞。ミシェル・ウィリアム>>続きを読む

ホドロフスキーのDUNE(2013年製作の映画)

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鬼才(鬼才以上の概念が欲しいけど)アレハンドロ・ホドロフスキー監督が50年近く前に構想していた『DUNE』の真相に迫ったドキュメンタリー。

ホドロフスキー作品はまだ三本しか観ていないけど、なんとなく
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あのこは貴族(2021年製作の映画)

4.1

観る前から"格差"が描かれているということは知っていて、主人公二人が対立するような形なのだろうと思ってたけど、この映画のアプローチは格差による対立ではなくシスターフッド的な支え合いで、そこが素晴らしい>>続きを読む

ブラックブック(2006年製作の映画)

4.3

第二次世界大戦下で逞しく生きた一人の女性の物語で、愛する場所・愛する人たちを失い、屈辱を受けながらも懸命に生きる主人公の姿に感動した。そして二転三転どころか五転六転するストーリーに頭くらくら。

この
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THE GUILTY/ギルティ(2018年製作の映画)

4.0

"88分、試されるのはあなたの〈想像力〉"

とかいうナメた煽りしてくるポスターに惹かれ鑑賞。売られた喧嘩は買う。そして負けた。

低予算を地で行く圧倒的なワンシチュエーション。あまりにも映像の変化が
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HOT SUMMER NIGHTS ホット・サマー・ナイツ(2017年製作の映画)

3.7

シャラメ×A24という、非常に引きのある組み合わせ。話自体はそこまで面白い訳ではなかったけど、禁断の恋と破滅へ向かう王道のストーリー展開がA24特有のエモ感とシャラメの抜群のヴィジュアルで見事に装飾さ>>続きを読む

17歳の瞳に映る世界(2020年製作の映画)

4.0

多くを語らない、リアルなロードムービー。辛い。望まぬ妊娠をしてしまったことも、周りに明かせないことも、不安で辛い。そして理解の少ない大人も、性的な視線を向けてくる男たちも許せないし悲しい。
原題のシー
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血まみれスケバンチェーンソーRED 後編 ギーコの覚醒(2019年製作の映画)

3.2

前編に続いて。感想はほとんど変わらない。制服、チェーンソー、ふんどしなど、性癖を詰め込んだのが最高。あのちゃん頑張ってたな〜

血まみれスケバンチェーンソーRED 前編 ネロの復讐(2019年製作の映画)

3.2

出演者にはもっと仕事選べよと言いたくなるけど、エログロ要素、ギャグのサブさ加減、尺等々、あるべきB級邦画の姿がそこにはあった。名作もいいけど、こういう映画も定期的に観たい。

007/ノー・タイム・トゥ・ダイ(2019年製作の映画)

3.8

ダニエルボンドの最新作にして最終回。冒頭の墓参りや過去作キャラの再登場などに、シリーズの集大成としての意気込みを感じた。それに加え、アナ・デ・アルマスの活躍!!「アナがいい!」と噂には聞いていたけど、>>続きを読む