大衆演劇の座長の息子が興行の小屋を変わるたびに1ヶ月ごとに転校を繰り返し…
そんな中学生のハートォーミングストーリー。
大衆演劇というと一番身近なのは松山時代のシネマルナティックとマツゲキ。映画がは>>続きを読む
熊谷博子さんはご自身が信頼すると仰るドクターに紹介されて宮崎かづゑさんに出逢いかづゑさんの虜になり8年間カメラを回したと。
私がかづゑさんを知ったのは二年前に若松英輔さんの文章(『言葉を植えた人』)>>続きを読む
中堅のデザイナーさんが、エプソンと組んでオートクチュールのショーに廃棄衣料を利用したコレクションを発表しようとするドキュメンタリー。
デザイナーさんはケニアのゴミの島(みたいなところ)の臭いに圧倒さ>>続きを読む
ワーグナーはおろか『ニーベルングの指環』のこともまるで頭にないまま見物。
ライン川の話(でもないんですが)とは思ってなかった。
映画にするために新たに脚色された(んだと思う)前半部と刑務所以降の後半>>続きを読む
理由はよくわからないのだけれど(いや、実はとてもはっきりしてるんですけど表明は避けます)見物した後、とても不快が残る映画。
ドローン撮影のプロモーションとしては良いんじゃないかと思いますけど。
フィンランドにしてもデンマークにしても「北欧」というのは私にはやたら縁遠く得体が知れない。
アイスランドを植民地化していた頃のデンマークの宗教宣撫隊(というか孤軍奮闘)の話。
教会(というか掘立て>>続きを読む
65㎜とかIMAXとか、
まるで無関係に、某梅田シネコンの一番小さいスクリーンで100人ほどのお客さんと一緒に(朝10時からの回というのもあったんでしょうね)
皆さんが仰る情報量の多過ぎる会話の洪水>>続きを読む
薬禍についての裁判闘争のドキュメンタリー、
に形を借りて、ナン・ゴールディンその人を魅せてくれるとてつもない傑作かと。
色々と政治も絡みつつ、認可を受け続ける鎮痛剤の成分(ケシから作ったやつね)の中>>続きを読む
私には悲惨な出来栄えにしか感じられませんでした。
中絶が非合法な状況で、組織的に「施術」を斡旋するグループの実践と、そもそもの非合法化粉砕を裁判闘争で志向する二つの話が並行して進むのですが…
何よ>>続きを読む
実は数年前に公開されたマッテオ・ガローネの『ドッグマン』という映画が結構お気に入りでして。
没社会的なおっさんがイタリアの田舎で犬とトリミングとむすめへの愛情だけを拠り所に生きてえらい目に遭って、みた>>続きを読む
大阪十三ナナゲイで、『素顔の日常』『サーフクラブ』と併せての企画上映。この2作は複数回見ているのだけれど、イタリアの医学生留学譚は知らなかった。
見た後、とても素敵な感覚を共有できる。ナイーブ(能天>>続きを読む
高間賢治さんといえば若松プロ。『止められるか〜』でも随分シビアな描かれ方でしたね。
でも、アメリカから帰られてからは王道の撮影監督として大御所へ。で映画そのものの監督をなさったのは今作が初めて?
そ>>続きを読む
実はこの映画を見た数日前、同じ映画館で舞台挨拶があった折の三上智恵さんをロビーでお見かけして。偶然目が合ったものだから「お疲れさまでした」とお声がけさせていただいた。表情はいつもの力漲るそれだったのだ>>続きを読む
詰まるところ映画に何を求めて映画館に向かうか、みたいな。
元ネタの新潮新書は学者の一般向け研究成果発表かと思って読んでみたけど(例えば文化人類学者としてコートジボワール人歌手との結婚生活をまとめた鈴>>続きを読む
脚本がない、というリムさんの映画作りに以前からずっと違和感がある。違和感は言い過ぎかもしれなくて自分の理解範疇を超えた戸惑いというか。
リムさんはずっと、映画作りの継続にしんどさを訴え続けていて、同>>続きを読む
エストニアを併合していた時期のソ連兵たちの三角関係譚。
エストニアの地で同性婚が認められる契機にもなったとして注目を促すプロモーションもあるけれど、私は単純に娯楽ロマンスとして見物。
主人公は地方農>>続きを読む
なんで本編上映前に同じ映画の予告編出すんだろ? それも4月5日公開って…
ということで、この週末の限定先行上映とは知らずに見物。(お土産に4枚組絵葉書までいただいて、しかもポイントでも無料見物という>>続きを読む
なんとなく捉えどころのない(でも学業優秀な)13歳の少年が静かに突っ走っていく、ということでS・キングの『ゴールデンボーイ』をまずは思い出しますよね。(こちらは映画はまあつまらなかった)
金子修介さん>>続きを読む
これまで見たことなかったので。
スー・チーのプロモーションビデオ、みたいな。
竹内兄弟は今は猫屋さんなのかしら。
溝口真希子(ペヤンヌマキ)さんは名前しか知らなくて、そのお芝居にはとても興味があるのだけれどまだ機会がなくて。
そんな、映画業界とは無関係な演劇人の撮ったドキュメンタリー、というところに惹かれて楽し>>続きを読む
TVドラマの脚本を巡って辛い事件が起こってしまい、そのことでなぜか取材殺到中らしい野木亜紀子さん脚本で、その方面からも注目作になっているのかしら?
『どんてん』『ばかのハコ船』『リンダ』『松ヶ根』の>>続きを読む
冒頭、降り積もった雪の中を歩く主人公の、彼自身ではなく「影」を主に撮る俯瞰映像はとても素敵でした。
合戦シーンや種々の野生動物たちとの絡みも迫力ある絵面でとても楽しめました。
一方で、筋立ては少し>>続きを読む
フランケンシュタイン映画。
主人公が、成人女性の肉体と新生児の精神にどう折り合いをつけていくのか、そこのところは映画の肝だったように思うのですが、少し作り手の想像力に力不足があったのでは?
私には>>続きを読む
皆さん「特別に何かが起こるわけではない」ストーリー、と仰いますが十分過ぎるほど様々なことが身に降りかかった一夏のコットではなかったかと。
自身の身の置き所の無さを繰り返し焼き付けられる導入部は結構し>>続きを読む
『レオノールの脳内ヒプナゴジア(半覚醒)』
どうしても覚えられなくて、『レオナール・フジタははんかくさい』って言ってしまいそうで、テケツで相当緊張しました。結局「レオノールの何ちゃら一枚」と言って許>>続きを読む
細部が丁寧で見惚れてしまった。
お金持ちはお金持ちの大変さがあったのだなあ。
期待して見たのですけど、既視感いっぱいだったかしら。
終盤、強引な幕引きに感じました。
やっぱりミュージカルは踊りがちゃんとしてないと。
そして何より美味しそうなチョコレートがまるで出てこないのが悲しかった。
西山さんと水澤さんの中年夫婦の芝居がとても良い。それにもまして中野さんの脚本に痺れる。『鼻腐し』は措くとして、『天国か、ここ』『甲州街道から〜』『いぬむこいり』『さよなら歌舞伎町』と一貫して生活感と夢>>続きを読む
リムさんの『あなたの微笑み』別バージョン。
そういえばあの映画で自作を売り込みに映画館行脚をして回る渡部紘文さんもリムさんのような「亡霊みたいな歩き方」(シネヌーヴォ景山代表の言)でしたねえ。
見る>>続きを読む
びっくりするほど古(くさ)い映画。半世紀以上前、中学から高校へというころこんな「青春映画」をよく見た気がする。
主人公はひたすら愚かで、やたら自死を試すのだがそもそも真っ当に死ぬ気はないし(ちょうど>>続きを読む