椋太さんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

椋太

椋太

映画(241)
ドラマ(41)
アニメ(0)

アイアムアヒーロー(2015年製作の映画)

3.3

ゾンビのグロ描写が目を覆いたくなるほど,鮮烈だ.あの気色悪さったら,すばらしい.大泉洋の気楽さで観始ると,際立ってしかたない.それに絵が妙に綺麗だった.ゾンビ映画は安っぽさと現実味の薄さでコメディとし>>続きを読む

ハンコック(2008年製作の映画)

3.3

酒臭く半ばなげやりに、超人的パワーで事件を収めていく。ウィル・スミスの気だるい無敵感もシャキッとした無敵感もカックイイ。

超人ゆえに理解されない孤独感。いつだって大衆ってやつは自分の損ばかりに目がい
>>続きを読む

メッセージ(2016年製作の映画)

3.5

 某せんべい型宇宙船が来襲し,各国の科学者達がエイリアンたちの分析に試み彼らの目的を探索する.作品では言語学者の活躍が描かれる.

 主人公の言語学者は英語と身振りで人間(HUMAN)を書き示し彼らと
>>続きを読む

海街diary(2015年製作の映画)

3.3

母も海辺の街で4姉妹の長女として育った.今も叔母たちとLINEのグループで楽しく連絡を取り合っている.祖父を亡くして,祖母も高齢で,なんとなく映画で描かれる日常が,母達の空気感と似ていて,母のアルバム>>続きを読む

平成狸合戦ぽんぽこ(1994年製作の映画)

3.8

子供の頃から何度も観た作品。いつの頃からか、ちゃんと理解し始めて未だに泣いてしまうシーンが広がっている。
人間が自分の快適性のために他の種に遠慮して機能しなればそれは不自然だろう。だから、狸たちへの同
>>続きを読む

バイオハザードV リトリビューション(2012年製作の映画)

3.3

アンブレラ社ってなんだっけ.君達何してるの?という感じ.物語が発散している感はあるが,それを忘れて戦闘シーンに集中できれば,やっぱり今回も楽しめた.今回は人間との戦闘が熱い.感染者相手の無双シーンも爽>>続きを読む

バイオハザード IV アフターライフ(2010年製作の映画)

3.2

ツッコミ回.やっぱり自分の国が舞台になるとツッコミ不可避だったが,まぁ冒頭だけだろうしいいか.とラストに向かっていくと冒頭と同種のツッコミをせざるを得なかった.プリズン・ブレイク感強めなのはやっぱりニ>>続きを読む

バイオハザード III(2007年製作の映画)

3.4

ベタでチープっぽさが良い.冒頭のアンブレラ社の暗躍や2ndの胸アツチームがご機嫌な活躍ぶりは観ていて楽しい.やはり悲壮感が少なく,細かい突っ込みを気にすることなく,アクションに没入できて結構楽しめる.

バイオハザード II アポカリプス(2004年製作の映画)

3.4

アリスのチートっぷりは爽快だし,ジルの強さとキャラクターもかっこいい.このコンビ最強だべ!という気分になれる.ちょっと細かいところだと,ジルの"Angie..Ha...I like that"という台>>続きを読む

バイオハザード(2002年製作の映画)

3.3

数年ぶりに鑑賞.思っていたよりだいぶ楽しめた.子供の頃初めて観たときはただグロくて悲劇的な印象だったから,この先のシリーズに一切興味を持たなかったけど,今となってはゲームに没入する感覚で面白い.

鴨川ホルモー(2009年製作の映画)

2.5

おバカコメディ感は楽しめるが,17条ホルモーをめぐる人間模様や楠の戦術,ホルモーの秘密といった原作の見所,キャラ立ちが安くて浅い.原作をそのまま映画にしても地味だとは思うが,原作を追えないならもっとは>>続きを読む

ちはやふる ー結びー(2018年製作の映画)

3.7

純粋っていいなぁ!美しいなぁ!大人になるにつれ、子供の頃の潔癖さは薄れていくけれど、譲れない部分を忘れたくない。
何も残らなかったら怖くないですか?という台詞がある.幾つかの挫折を繰り返しているうちに
>>続きを読む

サバイバルファミリー(2017年製作の映画)

3.3

都会的で典型的な家族のサバイバル.インフラが停止し,家電製品が一切使えない.困難にぶち当たるごとに家族の絆がだんだん現れてきて良かったなぁ.笑いあえる関係性だと気づけたときって一番幸せかもしれない.>>続きを読む

キャスト・アウェイ(2000年製作の映画)

3.0

子供の頃,父親と観たのを覚えている.ウィルソーーーン!!と叫ぶシーンが印象的だった.その頃はまだ何を観ているのか分からなかったが,今ならどうだろう.生きる目的を失いつつある中で,息をし続けることは容易>>続きを読む

TIME/タイム(2011年製作の映画)

3.0

高級車の価格が52年。これが700万円の価値だとすると、1100年を手に入れてもそれは1億5千万円の価値しかない。富裕層が暮らす街で生き続けるのは非常に厳しそうだ。

ボヘミアン・ラプソディ(2018年製作の映画)

4.2

図らずして世界エイズデーに鑑賞した.
再び立ち上がる伝説の男.Queenの結束.圧巻のLIVE AID.音楽少年の時代から聴きなじみのあるQueenの名曲たち.彼の人間を通して再び聴いた曲たちは,まる
>>続きを読む

2001年宇宙の旅(1968年製作の映画)

3.2

初見の感想.以前にラジオドラマで視聴したことはあった.
難解で,集中を要した.映画だけで完結できる作品ではない.
ストーリーは多く語られず,モノリスの発生,AIの動機が物語上にどんな意味を持つのか理解
>>続きを読む

映画 鈴木先生(2012年製作の映画)

3.2

好きなドラマの映画化.長谷川さんをはじめて意識したドラマでもあった.
危うさの可能性を認識できるということは,自分にも同じ構成因子があるということ.一歩踏み外せば自分もあちらがわへ...とは言うが,実
>>続きを読む

シン・ゴジラ(2016年製作の映画)

3.5

面白かった~.あっという間だった.
科学的専門家を初めとした彼らの考察や,社会システムの有効性の表現など,共感と憧れの嵐が吹き荒れる.
システム,組織の手続き的な面倒さを分かり易く表現し,その必要性,
>>続きを読む

アビエイター(2004年製作の映画)

4.0

the way of the future.
この作品を記録していなかったとは驚きだ.数年ぶりに鑑賞した.
彼は自分を飛行家だとを言う.狂気的な真摯さ,心の潔癖を身の内に閉じ込め社交性と闘う姿は小さな
>>続きを読む

バニラ・スカイ(2001年製作の映画)

3.7

音楽も好き。トム・クルーズも好き。ペネロペ・クルスも好き。子供の頃好きだった作品だから、思い入れもあるかな。

時をかける少女(2006年製作の映画)

3.8

夏空,緑,蝉の声,汗,坂の上の家.バッハも,東京国立博物館も好き.
たしか,テレビ放送を今回と同様にたまたま観て,翌日テニス部の部室で奥華子めっちゃいいじゃん!!って報告したのを覚えてる.10年前か.
>>続きを読む

湯を沸かすほどの熱い愛(2016年製作の映画)

3.4

母のことを思い出す.
どうしてあれほど,与えることができるんだろう.

舟を編む(2013年製作の映画)

3.4

思いを言葉に写す美しさや,伝わることの面白み。ものづくりの熱意。昼夜を問わず一心不乱に心に負担を強いる松田龍平が堅く寂しい。それは長大で地味な時間を掛け、達成される静かな熱。
本で構築された彼を固定し
>>続きを読む

オール・ユー・ニード・イズ・キル(2014年製作の映画)

3.5

原作から更に深い描写。よくぞ作ってくれました。
時間を往復する度に強くなり、精神を疲弊させていく渋さはトム・クルーズにぴったりだ。

言の葉の庭(2013年製作の映画)

3.4

なんで好きなことを大切にしなかったんだろう。そんなふうに思う。だから、今の時間を大切にしたいなって思えた作品。

まるで空気中に微粒子が一切無いような透明度100%の色と、油を表面に塗ったかのような綺
>>続きを読む

ミスター・ノーバディ(2009年製作の映画)

3.0

どんなイメージでどんな脚本だったんだろう,どうやって作ったんだろうかと思う.こんなにバランスが優れた複雑な構成は凄い.
という感じで,まず作りのほうに目が行くわけだけど,内容にはそんなに興味を惹かれな
>>続きを読む

her/世界でひとつの彼女(2013年製作の映画)

3.4

寝る前にゆったり過ごすお勧めの映画。現実のような夢の世界。優しい気持ちで寝るには丁度いいね。

64 ロクヨン 後編(2016年製作の映画)

3.0

さっぱりしてるように感じるのは部分的にカットされた地上波で観たからかもしれない。絶対に必要ではない印象が曖昧なキャラクターの存在感に意識が引っ張られたのかも。全体的に輪郭が滲んでいるように感じたのはや>>続きを読む

64 ロクヨン 前編(2016年製作の映画)

3.0

熱い、けど画面の外では感じれなかったかな。入り込めなかった。不得意分野みたい。