ぐるぐるシュルツさんの映画レビュー・感想・評価 - 6ページ目

ぐるぐるシュルツ

ぐるぐるシュルツ

映画(248)
ドラマ(0)
アニメ(0)

トレマーズ(1990年製作の映画)

3.4

他の方もレビューしているように、
小さい頃、
なぜか家族でたびたび見ていた『トレマーズ』。
内容ほとんど覚えてないのに、見る前からあんなにワクワクしてたから、
もはやDNAに染み付いているとでもいえよ
>>続きを読む

365日のシンプルライフ(2013年製作の映画)

3.4

モノはモノ。
本当は必要ではないかもしれない。
でもその分、
誰かのモノはとっても大事に思うんだ。

〜〜〜

失恋の哀しみの果てに、所有物を全て預けて、一日ずつ取りに戻るというフィンランド発ドキュメ
>>続きを読む

ヴァージン・スーサイズ(1999年製作の映画)

3.7

女の子の、
秘密を教えて。
いなくなってしまう前に。

〜〜〜

『ブリングリング』に続き、
2作連続ソフィア・コッポラ鑑賞。

タイトル通り、
五姉妹が不可解に自殺するまでの物語。
思いのほか、学園
>>続きを読む

ブリングリング(2013年製作の映画)

3.5

価値を手にできたら
価値ある人間になれるって、
信じてるんでしょ?

〜〜〜

ソフィア・コッポラ特有の若者・ティーンエイジャーの描き方。
巧み。

もうどうなってもいいような、
そんなこともないよう
>>続きを読む

桜桃の味(1997年製作の映画)

4.0

もう目を閉じてしまうことなんてできない。
もう目を閉じてしまうことなんてできない。

〜〜〜

イランの巨匠と呼ばれる、キアロスタミ監督作品初鑑賞。
文字も言語も文化も全くわからない異国の作品。
ガツ
>>続きを読む

ロスト・イン・パリ(2016年製作の映画)

3.4

探しているうちに、見失って、
自分も迷子になる。
何があるかわからないけど、
割と受け止められて、
ようやく会えたよ。

〜〜〜

コメディアンであるゴードン&フィオナ夫妻が監督・脚本・出演全てを担当
>>続きを読む

ぼくの瞳の光(2001年製作の映画)

3.6

黙ったままで何もあげられないけど、
君のそばにいて、
振り返った後部座席には、
大切な人がいる。

〜〜〜

お人好しのお雇いドライバーのアントニオが、娘をきっかけにしてシングルマザーのマリアと出会い
>>続きを読む

終電車(1980年製作の映画)

3.3

地下で待つ男。
地上で待つ女。

〜〜〜

トリュフォー作品鑑賞4作品目。
第二次大戦終了前の占領下のフランスにて、ユダヤ人の夫が持つ劇場で、支配人兼演出家兼役者を任されている夫人の話。

他の作品で
>>続きを読む

好奇心(1971年製作の映画)

3.3

ルイ・マル初鑑賞。

15才・三男坊の主人公が、
その嫉妬深さ・独占欲・偏屈さ・視野の狭さを抱えながら、
精神的に自立していくまでの過程を描く、いわゆる成長譚。
でも「ジャズ」「産婦人科の三兄弟」「仏
>>続きを読む

タレンタイム〜優しい歌(2009年製作の映画)

3.8

誰もいない部屋。
誰もいない学校。

深く悲しい夜に輝いた、
あなたがいてくれるという光。
それは私にとって、
夜が明けても消えない月。

〜〜〜

多民族・多言語国家マレーシアの映画です。
一見する
>>続きを読む

なまいきシャルロット(1985年製作の映画)

3.2

周りに興味がないんじゃない。
憧れがあって、理想がある。
届かないことだって、知ってるし。

〜〜〜

13才ぐらいの少女が抱く、
どこにもいけない退屈や焦燥感、
外への憧れや無茶が、
痛々しくもまぶ
>>続きを読む

the Future ザ・フューチャー(2011年製作の映画)

3.5

時が次に進むまで、
まだ準備ができていないんだ。
だから、あと一秒待って。
あと一秒。あと一秒。

〜〜〜

ミランダ・ジュライの長編映画。
彼女の短編集も何冊か持っています。
先月に『君とボクの虹色
>>続きを読む

ニンフォマニアック Vol.1(2013年製作の映画)

3.8

受容の形。
体ではないところで。
自分を受け入れる難しさ。
他人を受け入れる難しさ。

「翼があるなら飛べばいい」

〜〜〜

道端で倒れた自称「色情狂」の女が、通りがかった老人に助けられ、
彼の家で
>>続きを読む

ホーム・アローン5(2012年製作の映画)

3.0

ホームアローン5作目らしい。

人と鑑賞。
3.4作目を見た記憶はないけれども、
あえて5作目トライ。

突っ込みながら、
罠を予想しあったり、
家族について話したり、

友人とのんびり見る映画も、
>>続きを読む

突然炎のごとく(1961年製作の映画)

3.6

愛してる と男は言った。
待って と女は言った。
抱いて と女は言いかけた。
うるさい と男は言った。

〜〜〜

こう語られた後、愉快なオープニングが始まる。それだけでも必見です。
そこからの軽妙な
>>続きを読む

恋人たち(2015年製作の映画)

4.2

言葉や想いを相手に届けるために、
僕らにできることは、
会話の橋を点検すること。
囁き、寄り添い、
愛し合う恋人たちのように。

~~~

個人的な邦画ベストである『ぐるりのこと。』の橋口監督の一番新
>>続きを読む

わたしはロランス(2012年製作の映画)

4.6

求めていることは、
本当のあなたのままでいてもらうこと。
お互いがお互い、そう想い合うほど、
どちらかが損なわれてしまう。
その矛盾の中で、私たちはどうすればいい?
愛しているから、一緒にいられないの
>>続きを読む

光のノスタルジア(2010年製作の映画)

3.4

遠い昔の星の瞬き、思い出の人の影、
たったいまこの瞬間の会話。
私たちは過去に生きることしかできなくて、
すごく早い光だって、今には追いつかない。
だからこそ、過去に思いを込めて、
記憶を辿って。
>>続きを読む

アムステルダム・ウェイステッド!(1996年製作の映画)

3.0

君は? ジャックリーヌ
僕達は? 一緒よ
どうする? 「帰ろう」

〜〜〜

オランダ発のドラッグムービーです。
手ブレのような演出は、登場人物の薬のキマり方に比例していって、クラブシーンなんかはグル
>>続きを読む

女は女である(1961年製作の映画)

3.8

女も男も不器用で、会話はうまく噛み合わない。
男は言葉を愚直に受けとり、女は流れに身をまかせる。
でも、心を読んで。
日除けはきっと上がってる。

〜〜〜

ゴダール初めてのカラー映画で、アンジェラと
>>続きを読む

天才マックスの世界(1998年製作の映画)

4.2

自分がやりたいこと、なりたいものに全てを捧げて、
そうやって、沢山失っても、手にしたものを皆に捧げれば、
君はもう天才。ほんと天才。

〜〜〜

あぁ、面白かったぁ!!
最高に大人びているマックス少年
>>続きを読む

ハピネス(1998年製作の映画)

3.9

幸せとは欲望を満たすことじゃない。
不幸せとは欲望が満たされないことじゃない。
終わりのない欲を素直に認めて、「幸せ」で歪めずに、真っ直ぐ対峙していけるか。

〜〜〜

全編を通して、基本的にセクシャ
>>続きを読む

遠距離恋愛 彼女の決断(2010年製作の映画)

3.3

遠距離恋愛もアメリカンスケールで。

思いやるのには時間がかかる。
二人の距離がそれを気付かせる。

〜〜〜

ジャスティンとドリューの何の変哲も無いラブコメ。
街を描くオープニングや、トップガンネタ
>>続きを読む

日曜日が待ち遠しい!(1982年製作の映画)

3.4

トリュフォーの遺作です。
「日曜日が待ち遠しい!」
もう、タイトルが可愛くて絶妙で。

話の筋自体は、
なんだが火曜サスペンスのようだし、唐突な愛憎劇にはもはやなんだか笑えてきます。

ただ、なんとい
>>続きを読む

都会のアリス(1973年製作の映画)

3.6

ヴィム・ヴェンダース作品初鑑賞。
そして今年の初映画。
色々なインディー映画に影響与えてきたんだろうなぁと思う描写が多くて、なんだかしみじみ。
最近観たばかりなので、絶妙なタイミングで音楽が流れるとこ
>>続きを読む