ぐるぐるシュルツさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

ぐるぐるシュルツ

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グリーンバーグ/ベン・スティラー 人生は最悪だ!(2010年製作の映画)

4.1

どうにもならない気持ちは、
俺にだって分かるさ!!

〜〜〜

『マリッジ・ストーリー』の流れで、
ノア・バームバックの未鑑賞作品を観る。

邦題が全く持って内容と合っていないのはさておいて、

監督
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マリッジ・ストーリー(2019年製作の映画)

4.5

道理が合わなくなっても、好きでいるよ。

〜〜〜

ノア・バームバックの私小説感は、
いつも見終わった後に
僕の日常生活までグイグイ侵食していく。

チャーリーのBeing Aliveもニクい。
主演
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ふたりのベロニカ(1991年製作の映画)

3.9

橙色の昼と緑色の夜。
二人のベロニカは一度身を引くけど、
やっぱり思い切って飛び込む。

ロスト・ハイウェイ(1997年製作の映画)

3.9

ハイウェイは一歩通行。
止まらないで、スピードを上げて、加速するだけなら
道に迷わず自分を見失う。

〜〜〜

『イレイザー・ヘッド』から立て続けにディビッド・リンチ。
あ!おんなじ26号室だ!って発
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イレイザーヘッド(1976年製作の映画)

3.7

うるさくて、煩くて、五月蠅い。

〜〜〜

心理的な「グニャグニャ」を徹底して描き続けるディビット・リンチのデビュー作。
溢れんばかりの才能。
レストア版だから、白黒なのにくっきりシャープ。古い映画に
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トゥルーマン・ショー(1998年製作の映画)

4.0

おはよう、会えなかった時のために
こんにちは、こんばんは、おやすみなさい。

〜〜〜

ベッドでダラダラしながら、人と鑑賞。
もうきっと観たのは3、4回目だけど、
久々に観ると、
やっぱり細かいところ
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幸福(しあわせ)(1964年製作の映画)

4.2

あぁ、僕は幸せだなぁ。

〜〜〜

アニエス・ヴァルダの色彩、カットへの熱量が感じ取れる。モーツァルトのクラリネットの曲も単調な暮らしの中に訪れる奇妙な幸福感をぴったり表しているよう。

衣装と壁紙と
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最高に素晴らしいこと(2020年製作の映画)

3.9

あなたこそが全ての輝く場所であって。

〜〜〜

Netflix × エル・ファニングで、鑑賞前から絶対オシャレだよなって感じて。
原作は向こうでは2015年にベストセラーになったもので、2010年代
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バック・トゥ・ザ・フューチャー(1985年製作の映画)

5.0

何度見ても何度見ても大好き!!

〜〜〜

HistoryとFutureとか、
多くの台詞回しメタ的で知的。
最初から無駄なシーンが一つもなくて、
細かいリファレンスの応酬。
音楽がクール。オールディ
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スピリッツ・オブ・ジ・エア(1988年製作の映画)

4.0

飛びたい飛びたい飛びたい。
風の霊魂と雲の妖精を待って。

〜〜〜〜

これはなんだか凄く良い映画を見てしまった。
時間帯も良かった。
土曜の夜、その日の最後の上映。
広い部屋に、少ない人数で鑑賞。謎
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ラ・ポワント・クールト(1955年製作の映画)

3.9

最初から似た者同士なら好きになっていない。
少しずつ似ていかないとダメなんだ。

〜〜〜〜

アニエス・ヴァルダの処女作。
ゆっくりと時間が過ぎていく。
陽だまりの温もりや海の潮の香り、
人々の雑多な
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七人の侍(1954年製作の映画)

4.6

生きることは戦うことじゃないのなら、
戦わずに何にも変わらないことが勝利であるなら。

〜〜〜

午前10時の映画祭で、
大画面で高画質で見てきた。
20世紀の大傑作。
いつかの午前10時で『用心棒』
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フォードvsフェラーリ(2019年製作の映画)

4.2

勝つことが誇りじゃなくて、
完璧を追い求めることが誇り。

〜〜〜

遅ればせながら劇場で鑑賞。
評判通りのオヤジ・クリスチャンベイルの圧倒的演技に、もはや安心する。
特に奥さんに泣かれる場面と決戦前
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1917 命をかけた伝令(2019年製作の映画)

4.6

呼吸をすることを忘れて
駆ける、生きる、伝える。

〜〜〜

劇場を出た後、世界の見え方が変わる映画。
ワンカットのようなカメラに自分の視点はシンクロしていってたんだなぁ、と実感する。
それぐらいカメ
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バートン・フィンク(1991年製作の映画)

4.2

コーエン兄弟の異形にして偉業の作品。

画面から滲み出ているうだるような暑さを他所にして、なぜかカラッとした心地よい印象を受けた。
なぜだか、とても小さい頃、たまたま深夜テレビで流れてて観ているような
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デッドマン(1995年製作の映画)

3.9

生涯夜に包まれる者と、
生涯光に包まれる者がいる。

〜〜〜

ジム・ジャームッシュ×ジョニー・デップ×西部劇。
普段のジャームッシュのオフビート感よりは幾分か濃厚。それはテーマとして死がべったりと付
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