ぐるぐるシュルツさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

ぐるぐるシュルツ

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シックス・センス(1999年製作の映画)

3.9

人と鑑賞。

ベッドの上でまったり。
同伴が未鑑賞かつストーリーを知らないとのこと。どんでん返しのど定番だぜ、いいなぁ、それを今から味わえるとは。

〜〜〜

同伴、中盤で名推理をして、
結末を当てて
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サイドウェイ(2004年製作の映画)

4.1

友人に薦められて鑑賞。

おいおい、なんだか人生うまくいかないなぁ、とポツリポツリ愚痴をこぼして、情けなさを霧雨と一緒に浴びたくった夜。この映画良いよって言われて。
作品自体はなんとなく知っていたから
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WAVES/ウェイブス(2019年製作の映画)

4.0

取り返しがつかないことを、
取り返すにはどうすればいい。

彼女について私が知っている二、三の事柄(1966年製作の映画)

3.8

深夜、一人で椅子に座りながら鑑賞する。
意味のありげな言葉と意味のなさげなカットが続く。
都市と個人の主格を結びつけようという試み。
乾いたパリの郊外の集合住宅には、
あの時代に俄かに訪れた中産階級的
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インセプション(2010年製作の映画)

4.5

自分が何を現実と思うか。
罪悪感があるところが現実。
コマがなくたって、それは、はっきり分かる。

〜〜〜

『ダークナイト』を観たばっかりでノーラン節を浴びたくなって再鑑賞。三回目ぐらい。
同伴は初
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ジョーカー(2019年製作の映画)

4.4

存在を否定されてきた者ができることは、
否定しかない。それしかない。

〜〜〜

『ダークナイト』からの『ジョーカー』鑑賞。同じキャラクターをそのまま現代社会にねじ込んだよう。

今作のジョーカーは最
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ダークナイト(2008年製作の映画)

4.4

鑑賞は三回目。
IMAXレーザーで鑑賞。
桁違いだわ。冒頭のジョーカーの強盗をほぼ正方形で観るという新体験から、ただただ鼓動が早くなる。

ヒースレジャーとバットモービル。
どっぷりと贅沢に、異空間に
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エレファント・マン(1980年製作の映画)

4.2

冒頭のサーカスの喧騒に、のっけからもう引き込まれる。
ディビッド・リンチの仄暗くて汚い割に、主観がジメジメ絡みついていない世界観。寓話を読んでいるような観心地。

エレファントマンとメリック。
人格な
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リトル・ミス・サンシャイン(2006年製作の映画)

4.0

本当の負け犬は、負ける事を恐れて挑まない者。

〜〜〜

なかなか観るタイミングがなかったけど、絶対素敵な映画ってことはわかってた笑
映画館で観れるというのだから、行くしかなかった。

時にハグが言葉
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レイニーデイ・イン・ニューヨーク(2019年製作の映画)

3.9

まるで自分だけに降っているかのような雨。

〜〜〜

梅雨真っ只中、雨煙る東京。雨なんか大嫌いだけど、この映画を観てからは、飲み過ぎて一人で雨に打たれて歩いて帰った時もなんだかレイニーデイ・イン・トー
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アマンダと僕(2018年製作の映画)

4.1

エルビスはもういない。
でも、まだ終わってない。

〜〜〜

ミカエル・アース作品。『サマー・フィーリング』同様、
大切な人を失った時に僕らどうやって生きるのか、生きていくのか、
それを描く。
綺麗な
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風の谷のナウシカ(1984年製作の映画)

4.3

宮崎駿の、
「連環する命」や「自ずから然り=自然」の物語が凄く好き。

善悪ではなく、ただ関わり合いの中で、世界は支え合っているから、欲望に身を任せバランスを壊しちゃいけない。
そして、怒りは時に訪れ
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サンダーロード(2018年製作の映画)

3.9

僕の果て、サンダーロード。

〜〜〜

主演ジム・カミングスが監督・脚本・編集・音楽全て担当したらしい。
すごいなぁ。脱帽。

めちゃくちゃ不器用だけど、根心は優しい。
でも優しいからってうまくいくわ
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ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語(2019年製作の映画)

4.4

過去を愛したように、
今を愛せるように。

〜〜〜

久々に胸がほっこりするような映画だった。
ブリティッシュな雰囲気は幼い頃ハリーポッターを見ているような気持ちにもなった。
いや、単にエマワトソンが
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コロンバス(2017年製作の映画)

4.4

理由は分からないけれど落ち着いて。
それが今日の私を支えていて。

〜〜〜

数ヶ月前に予告を見た時から完全にマーク。
愛すべき”ガール・ネクスト・ドア”のヘイリー・ルー・リチャードソンが主演。

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NTLive『フリーバッグ』(2019年製作の映画)

4.0

人は間違いを犯すものだから。
いつも変なことばかりしちゃっても
いつも上手くいってなくたって。

〜〜〜

ドラマ版がたまらなく好きで、思わず鑑賞した。
ドラマ版での特徴である、視聴者にむけてのメタ的
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三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実(2020年製作の映画)

3.9

彼は僕の隣に誰がいるか聞いてきた。
妻だと答えた。
それから電話を代わるように言われたので、その通りにした。五分ほど妻と彼は会話していた。
その時何を話したのかを、
50年経って、ようやく妻は教えてく
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天才たちの頭の中~世界を面白くする107のヒント~(2019年製作の映画)

4.0

なぜクリエイティブか?
こんな質問を叩きつけられた時の天才たちの表情が面白い。
照れる人、素直に答える人、ここぞとばかりにキメる人、なんだか怒ってるみたいな人。
思い出すように語る人、思いついたように
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アキラ AKIRA(1988年製作の映画)

4.5

アキラ的エネルギーの進化の行く末が
高尚な精神性ではないというところが、
気持ちよくて、それでいてアイロニカル。

寧ろ暴れだし、増殖する肉体。
寧ろ身体に侵されていく脆弱な精神性。

だからこそ、
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デッド・ドント・ダイ(2019年製作の映画)

4.1

「どっかで聞いたことあるな」
「テーマソングだもの」

〜〜〜

開始数分で、突然のメタ的発言。
あ、これは、そういう映画なのね。
それならこっちも、
肩の力を抜かせていただこう。
そっからの100分
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ゴッドファーザー(1972年製作の映画)

4.2

まんをじして、ゴッドファーザー。

〜〜〜

もっと冷徹で残酷なドンだと勝手に想像していたけれど、全然違うのね。
開幕早々、
名前通りのゴッドなファーザーっぷりがあっぱれで、
落ち着き義理堅く、熱い真
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ジャッキー・ブラウン(1997年製作の映画)

4.0

デルフォニックスが好きって知らなかったぜ。

〜〜〜

タランティーノの割と初期の作品。
とはいえ、彼節はもう満載。
やっぱり音楽と映像がシャープで大胆で、
その割に会話が小気味よく無駄口ばかり。
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アルフィー(1966年製作の映画)

3.8

みだりに人を不幸にしたり敵にしちゃいけない、そいつと砂漠のど真ん中で会うかもしれん。

〜〜〜

みたいな気の利いた台詞がずっと続く。
それに、ずっとこっちに向かって
話しかけてきやがる。
これは反則
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羊たちの沈黙(1990年製作の映画)

4.1

恐怖とは、自分にはわからないことが、
誰かにわかられていること。

〜〜〜

レクター博士。ようやくお会いできた。
学生の頃ホラー映画の講義で
ちらっと一場面だけ観て(檻の中のシーン)、
凶悪で、強烈
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ハンナとその姉妹(1986年製作の映画)

3.7

そう考えたら安心して
あとは映画を楽しんだ。

〜〜〜

ぺちゃくちゃウディアレンも好きなんだけど、
しっとりウディアレン(『インテリア』とか)の方がほんのちょびっと好き度高い。

後者かと思ったんだ
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