masososoさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

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ペナルティループ(2024年製作の映画)

3.1

タイムループものとして新しい試みではあった。
けどそれだけだな。
タイムループ設定はもう完全解答が出来上がってるんだもの。何か決定的な事象を回避するために、もしくはループから脱出するために巻き戻る時間
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ウィリーズ・ワンダーランド(2021年製作の映画)

3.3

こういう物としてみてるから別にいいんだけどもクソ陳腐。

ホラーもアクションも20点くらいの出来。ニコラスケイジのキャラクターも謎すぎ。炭酸タイマーとピンボールのお約束も意味わからん。でも最初からその
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ノッティングヒルの恋人(1999年製作の映画)

3.8

ヒロインが強いタイプの恋愛物ちょっと苦手だったんよね。
女性からあからさまに横暴な振る舞いをされているのにちょっと振り向く素振りを見せられると男はすぐ鼻の下伸ばして許しちゃうんだもん。
この作品もそっ
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ゴールド・ボーイ(2023年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

これは掘り出し物...!

単純に原作のストーリーおもしろすぎる。
きっとこうだろうなという筋は察せてもここまでの展開は予想がつかなかったな。

冒頭の崖からなんか違和感。サスペンスドラマってこういう
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ビッグ・フィッシュ(2003年製作の映画)

3.7

ティムバートンらしいワクワクする物語。

ただこうした方が面白くていい話だろ?っていう純粋なエンタメ精神でつく、その上みんながそうとわかっているホラ話は悪いもんじゃないよね。
ただ唯一そのホラ話を身近
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処刑人(1999年製作の映画)

3.5

正直噂ほどおもしろくはねえ!

神の啓示を受けて悪を私刑するイケメン兄弟vsイカれたFBI捜査官という構図かと思いきや、法の番人たる捜査官役のウェレムデフォーが兄弟に魅せられて肩入れしちゃうってのはあ
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アメリカン・フィクション(2023年製作の映画)

3.7

皮肉たっぷりのブラックコメディって触れ込みだけど、言いたいことはシンタラとの議論のシーンで思いっきりまっすぐにぶつけてるよな。

世に受け入れられる黒人の物語、
「黒人は貧しい、黒人はラップを歌う、黒
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DOGMAN ドッグマン(2023年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

予告から想像してたよりずっとよかったわ。
ダークヒーローの世直しアクションじゃないじゃん。

ジョーカーみたいなぶっとんだサイコパスでもないし。ああ生きることしか許されなかった、そんな虐げられてきた弱
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デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

待ち侘びた完結編!って思ってたら違うのねん。

前作、謀略の末滅ぼされたアトレイデス家。その最後の生き残りが復讐をするっていう引きで終わったんだよな。無惨であればあるほど、敵役が卑怯で悍ましいほど鬱憤
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DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)

4.2

パート2前の復習再鑑賞

やっぱり絶対に映画館、IMAXで見るべき類の映画だな。
初回時は映像と音に圧倒されて大興奮してたけど家のショボいシステムで改めて見ても特別面白い脚本ってわけではないしな。
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コン・エアー(1997年製作の映画)

3.6

囚人達が魅力的。
サイラスの見た目は荒々しいのにめちゃくちゃ知的でカリスマのある感じとか、37人殺しの看板持ちで物々しい拘束具をつけてたのにマスクを外せば無垢な表情を見せて少女とおままごとまでしてる底
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愛なのに(2021年製作の映画)

3.6

「愛ってなんだ?」
これは愛なのか?愛にも色んな形があるとか都合よく解釈することできなくは無いけど、、みんな場当たり的で利己的でただ性欲に従っててクズばっかりだと思ったな。愛を語るに値する人は登場して
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そばかす(2022年製作の映画)

3.9

僕は好きだなこの作品。
言葉が一人歩きしすぎて暴走がちな今の社会に一石を投じてくれてると感じた。

やれLGBTQとか多様性とかって言葉、そういう作品多いけど、その括りがすでに無理解。人の数だけ恋愛や
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キートンの大列車追跡/キートン将軍/キートンの大列車強盗(1926年製作の映画)

-

すごいな、100年前にここまでのエンターテイメントを作ってたのか。
アクションに次ぐアクション。見どころが矢継ぎ早に押し寄せてくる。
画面に映ってる人たちからものすごくワクワクが伝わってきた。ほんと純
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犯罪都市 NO WAY OUT(2023年製作の映画)

3.8

個人的にはシリーズ最高傑作。
前2作はどうもポテンシャルを活かしきれてない感があったんだよな。
それはマドンソクが強すぎるという問題。強すぎて約束された勝利だから緊迫感はどうあっても薄れる、ワンパンマ
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52ヘルツのクジラたち(2024年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

原作既読。
やっぱりいかんね、どうしても原作先読んでしまったものの実写化は間違い探しをしてしまって作品をフラットに見られないや。

よかった改変はアンさんに関する描写。クジラの鳴き声の音楽をくれたのが
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ソウルメイト(2023年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

まだ早いですけど暫定年間ベストです。

号泣に次ぐ号泣、それでもまだ感情が追いつかないくらいゆさぶられた。
まだ消化し切れてなくてまともに感想が書けないのでメモのみ。

まだ何も起こっていない2人の幼
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コヴェナント/約束の救出(2023年製作の映画)

3.9

9.11以降にアフガン派兵された米兵とアフガン人通訳の絆の物語。

義のもとに己の命を賭ける男たちの姿、こういう良い意味での男らしさ、マッチョイズムは好物よ。
映画はとある作戦で瀕死のキンリーを救うア
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落下の解剖学(2023年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

なるほどね『落下の解剖学』。
審理を通して夫ヴァンサンが人生を見失い落下していく様を明らかにしていくということだったか。

物証がほぼ無い中で検察側も弁護側も証人も皆状況証拠と主観の域を出ていない。
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ボーはおそれている(2023年製作の映画)

4.0

何だこの映画は。比喩表現としてじゃなくてそのまんまの意味で悪夢を見ていたかのよう。漠然とした恐怖とか不快のイメージがハイライトみたいにどんどん迫ってくるんだもん。

開始2分でもう生理的な嫌悪を感じる
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夜明けのすべて(2024年製作の映画)

4.0

この社会、みんな大なり小なり苦悩は抱えて生きてるもんなんだよね。
大事なのは想像力と理解しようとする姿勢だなと思わされた。

藤沢は山添のことを仕事も碌にしないで炭酸水飲んでばかりいると感じていたし、
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瞳をとじて(2023年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

22年前、映画の撮影中に突如失踪した俳優フリオ。その映画の監督をしていたミゲルが当時を振り返るドキュメンタリーに出演することから事態が動き出す。

前半部分は典型的なミステリーの体。様々な人物と過去を
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梟ーフクロウー(2022年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

前情報なく、なぜかこのポスターデザインに強烈に惹かれて見たかった作品。
ホラーが苦手な自分がどう考えてもホラーテイストなデザインになぜ惹かれたのかわかんない。

ビビりながら見たけどこれは見にきて大正
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ほかげ(2023年製作の映画)

3.7

戦後、大人も子供も、女も男も皆痛みを抱えてる。子供と旦那を失って体を売るしかなくなっていたお姉さんも、鬼畜化しちゃった数学教師の兵隊さんも、家族みんな亡くした孤児の坊やも。ほんのわずかな間の擬似家族、>>続きを読む

コット、はじまりの夏(2022年製作の映画)

4.1

なんてあったかいんだろうね。

空気の描き方が絶妙。
不器用なショーンがコットとの距離を測りかねていたのにビスケットの件の直後、明らかに二人だけの時の空気の強張りがなくなって柔らかくなってるのを感じる
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アリー/ スター誕生(2018年製作の映画)

3.6

レディーガガもブラッドリークーパーも演技がすごく自然。
二人だけの空間にあるときなんとも言えない温かい時間が流れている。
それ故に施設での生活を経て立ち直ったはずのジャックがアリーとのこれからの時間よ
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.3

万人受けはしなさそうだけど世界観も台詞もビジュアルも衣装も音楽も超絶好み。
すぐに言語化するのは難しいからとりあえずのメモだけ。

胎児の脳を移植された現代・女性版フランケンシュタインは世界を知り自己
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ローン・サバイバー(2013年製作の映画)

3.7

めちゃくちゃ痛覚を刺激してくる作品。
特に2度の落下のシーンは見てるだけでこちらまで痛くなり顔を顰めてしまった。

存分に脚色されてるのは承知の上だけどたった4人で数十人のタリバンを道連れにしてるわけ
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アウトポスト(2020年製作の映画)

3.7

実話ベースなもんでこう言う表現は不適切だとは思うけれど、映画として割り切るならこういった寡兵で大軍を相手取って籠城するって展開大好きなんです。七人の侍的な。
戦闘シーンの緊迫感と迫力は相当なもの。RP
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イカロス(2017年製作の映画)

3.6

ドーピング検査の脆弱性に切り込むために自らがドーピングして自転車レースに参加してみる。という話のはずがその計画に協力してくれた科学者がロシアの国家ぐるみのドーピングの内部告発者となり、監督であるブライ>>続きを読む

ディヴォーション:マイ・ベスト・ウィングマン(2022年製作の映画)

3.4

うーーん。
想像を全く超えてこなかったな。薄味。
真に迫ってくるようなシーンが無くて、関係性に深みがなくダイジェストを見ているようだった。

印象に残るものがあるとしたら死というものが驚くほど呆気なく
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ナイアド ~その決意は海を越える~(2023年製作の映画)

3.8

ちょっと理解が追いつかない。
キューバからフロリダまで165キロを48時間以上かけて泳ぎ続ける。海には猛毒を持ったクラゲや人喰いサメが生息している。サメよけのケージは泳者に推力をもたらすので使わない。
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雪山の絆(2023年製作の映画)

4.0

壮絶すぎる。
飛行機墜落で生き残った後にも想像を絶する寒さと飢え、雪崩にまで見舞われてその中で次々と命を落としていく仲間。
最後の手段として仲間の遺体を食べることを選ぶ。その過程で主人公のヌマは信仰と
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ゴールデンカムイ(2024年製作の映画)

4.0

るろうに剣心、キングダムに続く集英社原作実写の成功例になったなあ。
全体的なルックがいいんだろうなきっと。彩度を適度に落として影味とザラつきのある質感の映像が派手なキャラクターデザインから作り物のコス
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フェイス/オフ(1997年製作の映画)

3.6

自分の息子を殺した仇と顔を入れ替えて潜入捜査をするぶっ飛んだ設定。

そして監獄への潜入中に関係者全てが殺されてその事実を知る人が誰もいなくなり人生交換になってしまう。

ここ十数年のニコラスケイジが
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ウーマン・キング 無敵の女戦士たち(2022年製作の映画)

3.9

ワカンダフォーエバー!!
リアルなドーラミラージュ達!
女傑達の高潔な魂に敬意を!

1800年代に実在したダメボ王国の女戦士団アゴジェがモデルとのこと。
実話ベースであるが故にアフリカの文化や悲惨な
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