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B級モンスターパニックのつもりで観ていたけれど、最後はどうしようもなくスティーヴン・キングだった。前もって「胸糞映画」との噂を聞いていても、やはり霧が晴れるシーンは遣る瀬無い。「追い詰められた人間の狂>>続きを読む
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音楽とファッションは文句なしに最高。
お母さんが新しい音楽(70年代当時なのでトーキングヘッズのモア・ソングス)を聴いて踊るシーンでニコニコしてしまった。
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フリークスとピンクとパープルと...と、一見気の利いた映画なのかと思ったがダメだ...普通に悪趣味止まりだった。
気を衒った大学生が撮ったような薄っぺらさ。悲しい。
スペイン歌謡とユニコーンは良かっ>>続きを読む
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淡々と流れるモノクロ映像の中に挿入された色彩がめちゃめちゃマイク・ミルズだった。
The Nationalが素晴らしい...
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1952年公開の古き良きコメディ映画。ものすごくベタな笑いなのだけど、今見ても遜色なく面白い。
普遍性って案外こういったコメディ作品に宿るものかもしれないな。
せっかちなオープニングと、パーティに行き>>続きを読む
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B級スプラッターなのにやたらと印象深い。
ごたごたの看板。場末の映画館。そして住友海上のネオンをバックに、逃げるシルエットと追うシルエットが切り替わるシーンがお気に入り。
また、なにより佐野史郎の気持>>続きを読む
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バイキングである主人公エリックが、レイプ相手(?)の女性に「もしかして初めてなの!?」と詰められるシーンから始まる中世ブラックコメディ。
モンティパイソンらしい悪趣味なジョークがたまらない人にはたまら>>続きを読む
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chantrapas="排除された者"
原題の言葉が気に入り鑑賞。
主人公は若手の映画監督であるが、その頑固さ、不器用さからプロデューサーと揉めてしまい、思うような映画を作ることができない。フランスへ>>続きを読む
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お前が主人公だったのか!というくらいヴィンセントが良いキャラ。
粗筋はベタだけれど、とにかくSFXが素晴らしい。特にエドが狼から人間へ変身するシーンは迫力満点だった。
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ルネ・マグリットの絵をモチーフとしたサスペンス。
シュルレアリスティックなビジュアル、終始不穏なBGMともに芸術作品としての見応えがあった。
巨匠デヴィッド・リンチも影響を受けたそうだ。
ロブ・グリ>>続きを読む
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LSDキメながら作ったのかな...?
とにかくビジュアルが最高だった。あんなにカラフルでポップな宇宙空間を他に知らない。
「2001年宇宙の旅」の10年後に製作されたとは思えないほどのB級SFっぷりが>>続きを読む
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1991年に生まれたこの映画を境に「ハリウッド映画が変わった」と言われているが、たしかに今観ても演出やCGに全く古さが感じられない。超おもしろかった。
それにしてもジェームズ・キャメロンは本当に強い女>>続きを読む
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劇中何度も「こんな時に警察が来てくれれば...」と思いながら観ていたので、ラストに震える。
中盤までは攻撃を仕掛けてくる敵が素人のチンピラのため「要塞警察」ほどの恐怖は無いけれど、こちらの武器がほぼD>>続きを読む
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コロンビア発の美しい黒白映画。
冒頭の河のクローズアップから魅せられてしまった。
画面は常に現代的で非常にソリッド。その効果だろうか、白人による侵略が「昔のこと」で済まされないような、現代にまで続く進>>続きを読む
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ペドロ・アルモドバル監督、色彩センスが良すぎる...タイトルロールからときめいてしまった。
女たちの神経衰弱っぷり(ベッド燃やしたり電話投げて窓を破ったり)が凄まじいのだけれど、その逞しさがチャーミン>>続きを読む
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最後に「語り手が嘘をついている」ことが判明するどんでん返し系。ちょうど最近「ジョーカー」を観た後だったので残念ながら種明かしの感動は薄いのだけれど、それでもこの作品が2013年に撮られたインディー映画>>続きを読む
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「妻の不倫相手がチンパンジーだった」という設定オチな感がある。
これは言われなければ大島渚だと気づかないな...
シャーロット・ランプリングが男前に美しかった。
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ライザも最高だが、ライザのイカれた兄貴がまじで最高。味方にしたときあんなに頼りになる変態いないよ...終盤ずっとニコニコしながら観てた。
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大林宣彦監督の商業映画第一作目。
チープな特撮がシュールな一風変わったホラー映画だった。
メロディがピアノに喰われるシーンと、大時計に喰われたスウィートを少女たちが目の当たりにするシーンが印象深い。恐>>続きを読む
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マーティン・マクドナーは本当に素晴らしい脚本家だな。枠物語、点と点が少しずつ繋がってゆく構成は観ていて快感だった。
また会話劇も絶妙に面白いのだけれど、そういえばこの人は元々演劇の人だったか。
ビリー>>続きを読む
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アナーキーな修道女がたくさん出てくる最高の映画。
注射器で薬物摂取したり官能小説を執筆したり、破天荒な絵面に圧倒されてしまった。
庭で飼ってる虎も可愛い。
日本語タイトルからして好きな予感はしていた>>続きを読む
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冒頭のドールハウスからそのまま物語に入るのがすごく良かった。
視覚だけでなくクリック音や効果音の演出も見事。途中まで画面の前で恐ろしさに縮み上がっていた。
しかしやっぱりオチが悪魔だと置いてけぼり感が>>続きを読む
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物凄いアクションの連続。ちょっとお腹いっぱいになってしまった... でも終盤、ハシゴを使ったアクションシーンは印象深い。ジェット・リーの身のこなし、もはや美しいよなあ。
舞台は西洋化が始まる時代の香港>>続きを読む
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香港らしい(?)ファンタジーと最高のワイヤーアクション。
ジャッキー・チュン演じる法師がめちゃめちゃ強いのに三枚目なキャラクターで良かった。あっけなく死んでしまったのはショックだったけれど...
目か>>続きを読む
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70年代半ばに、ヴィジランテ映画と呼ばれる復讐ものが流行ったらしい。
今作もその流れで作られた一つであり、タランティーノ「イングロリアスバスターズ」の元ネタとしても知られる。
淡々とした復讐劇の中、妻>>続きを読む
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全てが「まあ、ベガスだから」の一言で片付いてしまうベガスが恐ろしい。
本物のマイク・タイソンがGenesisのIn The Air Tonight聴いてアガってる画が良かった。
虎とニワトリも名脇役。
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「シンセサイザーは太古の昔から未来だった」
物凄く真面目によく作られたドキュメンタリー。
Clark、Depeche Mode、ゲイリー・ニューマン、トレント・レズナー、スロッビンググリッスル等の幅>>続きを読む
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「僕、仏様だもん。人間やめて寺に来たんだもん。」
「アヌスです。」
短いシーンだけれど、大槻ケンヂとの掛け合いがかなり良かった。
しかしこの映画、色々とすごかったけど仏教界に怒られないのかな、大丈>>続きを読む
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ミシェル・ゴンドリーの自伝的作品。彼も主人公ダニエルと同じく、絵が上手くて女の子に間違われる子供だったらしい。
自作の春画をマットレスの下に隠したり、スローモーションでサッカー中継したり、といったちょ>>続きを読む
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「コーエン兄弟の映画は全カットに意味が隠されているから、アメリカをよく理解し考察できないと云々〜」みたいな話をよく聞くけれど、そんな考察抜きでも十分面白かった。しかし分かればもっと面白いんだろうな..>>続きを読む
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勝手にハートフルな感動ものだと思っていたのもあり、主人公の真っ直ぐな狂気に混乱と恐怖すら覚えた。ロバート・デ・ニーロやばすぎる...
終始引きながら楽しく観ていたが、ラストシーンで自分の人生をネタとし>>続きを読む
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ヴァンパイア退治というとなんとなく妖艶というか優美なイメージがあるが、今作の主人公は完全に「業者」の出で立ちで笑ってしまった。
ヴァンパイアの方はというと、こちらはベタな設定で「日光に当たると灰になる>>続きを読む