TakahisaHaradaさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

3.0

マルチバース設定やカンフーアクションにはワクワクしたし、笑えるシーンも多々あったけど、中盤以降退屈になってしまったのと、前提、結論とも全然刺さらずで結果苦手な作品だったという感想…。

現世のエヴリン
>>続きを読む

グーニーズ(1985年製作の映画)

3.6

子どもたち+兄世代っていうストレンジャー・シングスなんかにも通じる設定がとても良い。兄が一軍からバカにされてる雰囲気があるのも共通。

チャックとデータのキャラが面白くて良い。途中でチャックが完全に別
>>続きを読む

ハリー・ポッター20周年記念:リターン・トゥ・ホグワーツ(2022年製作の映画)

4.0

シリーズの4人の監督やキャストたちが映画のセットで再会して当時を振り返り思い出話に花を咲かせる同窓会的な作品。人気シリーズなだけあって色々な秘話が出てきて楽しいし、改めてキャストの素晴らしさとか巡り合>>続きを読む

TALK TO ME/トーク・トゥ・ミー(2022年製作の映画)

3.5

試写会。
アリ・アスター作品を超えてA24のホラー作品最高興収と聞いて期待したけど、怖いというより苦しいという感想で後味も悪め…。

憑依チャレンジの描写は、防腐処理して固められた本物の手とかいう不気
>>続きを読む

アンダーカレント(2023年製作の映画)

3.7

わりと退屈なやつか?と思ったのは序盤だけで、かなえの過去、堀の正体、悟の嘘と去った理由とか、謎に次ぐ謎でサスペンスとして引き込まれた。

堀は黙って立ち去るんじゃなく自分の口でかなえに真実を伝えられて
>>続きを読む

ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2(2011年製作の映画)

4.3

シリーズ最終作に相応しい迫力だったし、前作と同じくシリーズの色々なキャラクターが再登場して、その上彼らの活躍を見られるのが良かった。賢者の石から10年間、物語に合わせて成長していく主役3人を見られると>>続きを読む

ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1(2010年製作の映画)

4.1

いきなり重すぎるハーマイオニーの記憶消し、前作いなかったあの人登場、7人のポッター作戦からの全面戦争と序盤から引き込まれるシリーズ7作目。

ヘドウィグやマッドアイがあんなあっさり死んでしまうの驚き…
>>続きを読む

ハリー・ポッターと謎のプリンス(2008年製作の映画)

4.0

ここ数作影が薄かったマルフォイがやっとライバルとして還ってきた感があって良かったし、ハリーとロンの友情とかラブコメ要素もあって楽しい。ラストの展開は驚き…。

前作を観て、偏屈なところがあるから深く関
>>続きを読む

ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団(2007年製作の映画)

4.3

ずっと見たかったハリー、ロン、ハーマイオニーの共闘が見れるし、シリウス・ブラックやルーピン先生も帰ってきて熱い5作目。

アンブリッジがとにかく最高のクソババアで作品の魅力が増してる。ハリーへの魔法体
>>続きを読む

ハリー・ポッターと炎のゴブレット(2005年製作の映画)

3.8

ホグワーツ内外の新キャラが色々登場するシリーズ4作目。あの人との直接対決が初めて描かれてて熱い。

ムーディは、また変な先生来たなと思ってたらマルフォイへの仕打ちとか初回授業とか過激で笑った。第二の課
>>続きを読む

キャスト・アウェイ(2000年製作の映画)

4.0

時間に囚われたFedEx社員が無人島でサバイバルする羽目になる話。意外性はあまりないけど、トム・ハンクスの演技が良いし、FedEx社員ならではの要素もあって楽しい。

飛行機事故後の揺さぶられ方が印象
>>続きを読む

バービー(2023年製作の映画)

4.0

漏れ聞こえてくる感想から、肩身の狭い思いしそうだな…と思い少し敬遠してたけど、全然そんなことなかったし、男女それぞれの良さにも、キモさ・有害さにもちゃんと触れてるバランスが良かった。ラストも安易で荒唐>>続きを読む

ハリー・ポッターとアズカバンの囚人(2004年製作の映画)

4.1

忍びの地図、タイムターナーとかいうチート級アイテムが登場したり、過去作にはそこまでなかった青春的な要素も追加されて学園ものとしてもより楽しくなってきた3作目。

また変な教師(占い学のトレローニー)が
>>続きを読む

ハリー・ポッターと秘密の部屋(2002年製作の映画)

4.0

ドビー、ルシウス・マルフォイと序盤から個性強めのキャラが登場するシリーズ2作目。ドビーはさすがに憎たらしすぎて観ててイライラするレベルだった…笑
その後のホグワーツって車でも行けるんだというのも驚き。
>>続きを読む

ダイ・ハード(1988年製作の映画)

4.3

マクレーンもハンスも魅力的だし、最初から最後まで揺さぶられる感じがとにかく良かった(マクレーンがギリギリのところでピンチを凌いだり、援軍かと思いきや無能だったり、終盤マクレーンとハンスがいきなり対面し>>続きを読む

ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE(2023年製作の映画)

3.9

トム・クルーズ最後のイーサン・ハント役になるらしい2部作の前編。前編だけでも十分楽しめて、ちゃんと後編へのワクワクも高まる構成になってるの良かった。

アクションに期待してたけど、全体的に既視感強め
>>続きを読む

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

ジブリにそこまで思い入れがあるわけじゃなく、劇場で観るのも初めてだったけど、事前情報まったくなしの映画体験をしてみたかったのもあって鑑賞。鑑賞前のワクワク感がいつも以上で良かったし、エンドロールをあそ>>続きを読む

スカイスクレイパー(2018年製作の映画)

3.5

世界一の高層ビルのセキュリティ監査を任されたドウェイン・ジョンソンが、監査でインプットした情報を元に危機を救う…的な話かと思ったらほぼパワーで解決してた。

義足の設定はどこで活かすんだろう、と思って
>>続きを読む

アメリカン・ビューティー(1999年製作の映画)

3.7

一見幸せそうに見える中流階級の家庭が実は…的なコメディでありサスペンス。サム・メンデスの初監督作品。

家の両隣に2人ともジムのゲイカップルと盗撮男、父は娘の親友に恋するとか、この先何が起きるのかワク
>>続きを読む

きさらぎ駅(2022年製作の映画)

2.5

2ちゃんの都市伝説が元ネタのホラー作品。映画では安っぽい怖がらせ方しかしてなくて、元ネタ読んでる方がはるかに不気味で怖い…って感じだった。主要な登場人物(春奈、純子、明日香)が軒並み不快でしょうもない>>続きを読む

れいこいるか(2019年製作の映画)

3.5

今泉さんがおすすめしていた作品。阪神・淡路大震災で娘を失った夫婦の23年間。

あらすじだけ見てしんみりした雰囲気の作品を勝手にイメージしてたので、いきなり不倫からの膣痙攣で驚き…「リアリズムの宿」的
>>続きを読む

憧れを超えた侍たち 世界一への記録(2023年製作の映画)

3.9

2023WBCの舞台裏を追ったドキュメンタリー。「侍の名のもとに」のときより大会結果そのものが劇的だったのももちろんあるけど、笑えるシーン、監督の思いが伝わってくるシーンが多かったり、選手の涙と歓喜が>>続きを読む

ちひろさん(2023年製作の映画)

3.7

原作ものだからか、今泉作品に期待してる「本人たちは真剣に頑張ってるのに笑えるコメディ」の要素も「両想いなんて存在しない、2人の間の想いの差」の要素も少なかったし、群像劇でもなかったけど、観た後のモヤモ>>続きを読む

リトル・マーメイド(1989年製作の映画)

4.2

瀕死のディズニーを救った、長編アニメの記念碑的作品。キャラクターが魅力的で楽しいし歌も最高。

主人公が序盤に自分の望みを歌にする展開も、この作品の「Part of Your World」からなんだな
>>続きを読む

リトル・マーメイド(2023年製作の映画)

3.4

実写版では役者に魅力を感じられないとしんどいということを確認できた…。
どうしても「シンデレラ」リリー・ジェームズ、「美女と野獣」エマ・ワトソン、「アラジン」ナオミ・スコットあたりと同列に見てしまうの
>>続きを読む

別れる決心(2022年製作の映画)

3.5

クライム要素はミステリー、恋愛要素はサスペンス…な作品。模範的なエリート刑事と、「あなたの未解決事件になりたい」被疑者の女の恋愛が描かれていて、設定の時点で面白い。

スマホやスマートウォッチが当たり
>>続きを読む

アバター(2009年製作の映画)

4.0

パンドラの世界観を一から作り上げてるのがすごい。普通の視聴環境で観てしまったけど、映像美も色褪せないなって感じですごかった。

ジェイクがナヴィの信頼を得ていくところとか、その後失った信頼を取り戻そう
>>続きを読む

すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

3.8

「君の名は。」「天気の子」と同じくセカイ系のファンタジー作品。過去作よりもロードムービー的な要素強めで楽しかったり(思い入れのある御茶ノ水駅周辺が描かれてるの嬉しい)、過去作より主人公の葛藤が多様化し>>続きを読む

オールド(2021年製作の映画)

3.8

淡々と時間経過の残酷さを描いた作品…だけど悲観的な気分にはならなくて、観た後の感想はむしろ不安の解消に近いような感覚だった。

作品の設定は、自分の死に関する原体験(テレビでプロジェリア症候群を見て、
>>続きを読む

オール・ユー・ニード・イズ・キル(2014年製作の映画)

3.5

タイムループもののSFアクション。
監督がこの映画をやりたがった理由として「トム・クルーズがまだやったことのない役柄、つまりダメな人物を演じるところを見せたかった」と言っている通り、特に序盤のケイジが
>>続きを読む

窓辺にて(2022年製作の映画)

3.6

初日舞台挨拶。
「妻が浮気したのに、怒りが湧かなかった男」が主人公の群像劇。
留亜に「ラ・フランス」のモデルを聞く茂巳に「生きる」の渡辺っぽさを感じたり、妻の浮気を見て見ぬふりするところや喜怒哀楽の薄
>>続きを読む

ゾンビ津波(2019年製作の映画)

1.5

沈没船から解き放たれたゾンビたちが津波に乗って町にやってくるホラー。
CGも演出もチープですごかった…。ゾンビ津波の絵面、病院の廊下に横たわる感染者たちのあまりに同時すぎる目覚め、役所広司似の相棒の手
>>続きを読む

アオラレ(2020年製作の映画)

3.3

容赦ないサイコのおじさんに煽られる不条理系の話かと思って観始めたら、煽ってくる時点で既に殺人犯のおじさんで笑った…。
考えうる限り最悪の相手に不運にも絡まれる、主人公側も脇が甘くて大概とか、「スマホを
>>続きを読む

アウトロー(2012年製作の映画)

3.6

硬派な流れ者、ジャック・リーチャーが主人公のクライムサスペンス。

オープニングのかっこよさで引き込まれたけど、真犯人が分かってるだけにワクワク感よりもどかしさが勝つ時間の方が長かったかも…。
>>続きを読む

マイノリティ・リポート(2002年製作の映画)

3.8

未来が舞台の社会派寄りSF。犯罪予防局の刑事が自らの殺人を予知される展開が面白くて引き込まれる。アンダートン家の謎、プリコグの謎、アン・ライブリー、リオ・クロウとは誰なのか…サスペンス要素が尽きなくて>>続きを読む

ホット・ファズ 俺たちスーパーポリスメン!(2007年製作の映画)

4.0

優等生すぎて田舎に左遷された堅物巡査部長のコメディ。序盤カルチャーギャップで笑わせて、途中からはバディもののコメディ、終盤にはとんでもない展開が待っててめちゃ笑った。

「切り替えが下手」と散々言わ
>>続きを読む