140字プロレス鶴見辰吾ジラさんの映画レビュー・感想・評価 - 7ページ目

140字プロレス鶴見辰吾ジラ

140字プロレス鶴見辰吾ジラ

映画(1274)
ドラマ(0)
アニメ(0)

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(2019年製作の映画)

4.6

【中年豚野郎は夢見る女優の夢をみない。】

クエンティン・タランティーノ第9作目にしてレオナルド・ディカプリオとブラット・ピットが共演。あの忌まわしきハリウッドの惨劇「シャロン・テート事件」に挑む。マ
>>続きを読む

アンダー・ユア・ベッド(2019年製作の映画)

4.4

【陰と光】

本作のタイトルを見てゾッとする前に狂気賛美の愛の映画と思いそこまで強く見たいという気持ちはなかったし、冒頭のベッドの下で想い人がセックスするベッドの軋みに闇堕ちするストーリーかと思いきや
>>続きを読む

この素晴らしい世界に祝福を!紅伝説(2018年製作の映画)

4.0

【God’s Blessing on the Mother Fuck’n World】

この世界はイカれてる。
狂ってるのは俺か?
この世界のほうか?

俺にゃ、友達なんざいない。
この世界はクソほ
>>続きを読む

ソウ2(2005年製作の映画)

3.5

【ファイトクラブ→プロジェクトメイヘム】

「SAW」シリーズ2作目。監督はジェームズ・ワンではない。ゲームの参加人数は8人となり、解毒剤入りの注射器を巡るスリラーへ。1作目のソリッドシチュエーション
>>続きを読む

ソウ(2004年製作の映画)

3.8

【深淵を見た。そして深淵に見られた。】

今となっては花形監督、ジェームズ・ワンが低予算にて解き放った狂気のソリッドシチュエーションスリラー「SAW」シリーズの第1作。低予算かつ高興行収入を叩き出し、
>>続きを読む

THE QUAKE ザ・クエイク(2018年製作の映画)

4.0

【再厄】

ノルウェーのフィヨルド崩落による大津波の被害を描いた「THE WAVE」の続編。この続編であることが大きくのし掛かる一作。正直単体で見たときはノルウェーの気合いの入ったオシャレ映像感のある
>>続きを読む

THE WAVE ザ・ウェイブ(2015年製作の映画)

3.3

【特殊地形】

リゾート地を襲う津波モノ。当然初期警告は信じてもらえず見えないカウントダウンが進み、鳥が群れをなして逃げる病者で不安を煽り、ついにそのときが来る。家族を守るために奮闘する。

ディザス
>>続きを読む

アドレナリン:ハイ・ボルテージ(2009年製作の映画)

3.3

【感電ポルノ】

前作で中国毒に犯されてアドレナリン出さなきゃ死ぬ危機に追い込まれながらあらゆる暴走の末、ヘリから落下した主人公チェリオス。今度は人工心臓を胸にひた走る。

とにかく下品、下品、下品で
>>続きを読む

ロケットマン(2019年製作の映画)

4.4

【ロケットマンというタイトルに潜む精神SF映画】

伝説的なミュージシャンであるエルトン・ジョンの半生をミュージカルを交えて描く、「ボヘミアンラプソディ」に続くデクスター・フレッチャー監督作品。主演は
>>続きを読む

独裁者(1940年製作の映画)

5.0

【映画という体温】

傑作。
不朽の名作。
多くの人がそう言う。
これは「大いなる遺産」だ。

「笑いとはすなわち反抗精神である。」とチャールズ・チャップリンは言葉を残した。私の人生の座右の銘でもある
>>続きを読む

ゾンビランド(2009年製作の映画)

4.3

【世界の終わりとハートフルワンダーランド】

今となっては古くさい“疑似家族モノ“なのだが、公開当時に見ていたら号泣していただろう。すべからく私は陰キャなわけでボッチスキルばかりランクを上げて生きてし
>>続きを読む

アンストッパブル(2010年製作の映画)

4.5

【仕事】

何のために仕事してる?
何のために満員電車に乗る?
何のために上司の叱責に耐える?
何のために終電で帰る?

もうわからない…

心のブレーキは焼き切れたか?
いやまだ焦げ付いただけだ。
>>続きを読む

迷惑帽子/これらのいやな帽子(1909年製作の映画)

3.0

【マナーが人を作る】

短編映画なのだが、上映前のマナー啓発映画として優秀であり秀逸。エゴ丸出しの派手帽子を謎の力技で排除するところで爆笑。こりゃ歓声起きるわ。

永遠に僕のもの(2018年製作の映画)

3.8

【angel】

自分のことを天使なんて語って始まるさも呼吸をするかのような窃盗シーン。あどけないが自由を感じるダンスシーンでアバンタイトル。

嗚呼、これは危険なヤツ。

巻き毛のブロンド美少年のイ
>>続きを読む

感染家族(2018年製作の映画)

4.0

【家族】

韓国産ゾンビコメディ。
ヤバクソ面白ぇ!!

そして本作は「家族」映画。
異質なモノを受け入れ
「家族」として歩む映画。

韓国映画のエネルギーの源は、徹底した暴力性や不条理性という映画に
>>続きを読む

世界の涯ての鼓動(2017年製作の映画)

3.8

【最果てで
   再会夢見る
      呼吸かな】

ヴィム・ヴェンダース初鑑賞です。

対テロに最果てに挑む諜報員と海底で生命を探求する科学者。ともに歩みは違えど“旅“を思わせる美麗な自然、大地で
>>続きを読む

アキラ AKIRA(1988年製作の映画)

4.5

8/14
『1日何本映画見れる?』
7本目

【大いなる力】

1988年公開のアニメーション映画、監督は大友克洋。私がまだ産まれる前の映画だが、描いた当時の未来は2019年。そして東京オリンピック。
>>続きを読む

アストラル・アブノーマル鈴木さん(2018年製作の映画)

3.3

8/14
『1日何本映画見れる?』
6本目

【ゼイリブ…They live】

明らかにこれ見たら時間の無駄だろうな?と悟り出すのが序盤なのだが、確実にシュールながら笑いのフラッシュポイントを持ち込
>>続きを読む

蜘蛛の巣を払う女(2018年製作の映画)

3.3

8/14
『1日何本映画見れる?』
5本目

【フォール】

「ドラゴンタトゥーの女」シリーズ。ルーニー・マーラからクレア・フォイへ。両者ともどこか儚げな病的な感じが好みで、パンキッシュなメイクすると
>>続きを読む

マイル22(2018年製作の映画)

3.5

8/14
『1日何本映画見れる?』
4本目

【強さには理由がある】

マーク・ウォールバーグとピーター・バーグがまたもタッグを組んで挑むのは史実映画でなくゴリゴリの特殊部隊モノ。冒頭の作戦遂行数秒前
>>続きを読む

アリータ:バトル・エンジェル(2018年製作の映画)

4.0

8/14
『1日何本映画見れる?』
3本目

【エンジェル】

予告編を見たとき目を疑った。遂にヒロインを3DCGで具現化してしまう日が来てしまうと…まだ本作は実写とアニメーターが混ざり合うには早い気
>>続きを読む

移動都市/モータル・エンジン(2018年製作の映画)

3.5

8/14
『1日何本映画見れる?』
2本目

【世界観】

何かの映画記事で山崎貴と樋口真嗣が推してた映画で、当然「移動都市」とか言われたら見たくなる。壮大なポストアポカリプトワールドで魅せる美麗な世
>>続きを読む

トラベラーズ 次元警察(2013年製作の映画)

3.0

8/14
『1日何本映画見れる?』
企画1本目。

【ドロップ】

いやはや
長澤奈央と木下あゆ美というコンビに「逮捕されたいぞ!」ということでスコア気にせず鑑賞。特撮アクションでお馴染みの坂本浩一監
>>続きを読む

ONE PIECE STAMPEDE(2019年製作の映画)

3.6

【ドキッ!海賊だらけの大運動会!!~ポロリは微妙~】

私、「ワンピース」は好きではございません。空島編以降見ておりません。あの「ワイルドスピード」みたいなファミリーが制御不能みたいなノリにはついて行
>>続きを読む

トップガン(1986年製作の映画)

4.0

【マーヴェリック】

「マーヴェリック」とは、「一匹狼」という意味もあるが元は『焼印を押されていない子牛』という意味である。彼は突き抜ける青空へと飛翔する囚われざる男である。だから憧れを抱くのであろう
>>続きを読む

ワイルド・スピード(2001年製作の映画)

3.6

【まだ青い】

今となっては世界をまたにかけるカーアクション巨編となった「ワイルドスピード」の1作目。ヴィン・ディーゼル演じるドミニクに故ポール・ウォーカー演じるブライアン。あだ青々と役者をしていた2
>>続きを読む

紙ひこうき(2012年製作の映画)

3.7

【一途Action】

「シュガーラッシュ」の本編前に上映された短編映画。ある女性に一目惚れした男が仕事の書類を紙ひこうきにして向かいのビルの彼女の気を引こうとするという集団行動を守ることを美徳とした
>>続きを読む

カラスが多すぎる(2016年製作の映画)

3.5

【戦争】

ヒッチコックの「鳥」が頭にあるのでスリラーをブラックユーモアに短編にアニメーションに落とし込んだモノだろうと思ってしまうのだが、制作がアメリカなわけなのでよぎるのは「戦争」というアメリカの
>>続きを読む

劇場版そらのおとしもの 時計じかけの哀女神(エンジェロイド)(2011年製作の映画)

3.0

【天使がほしい、僕だけの】

大学時代に友人の付き合いで見に行った映画。TVシリーズの「そらのおとしもの」は視聴していて、イカロスというエロい格好したヒロインのヴィジュアルが凄まじく私を貫いていた。
>>続きを読む

サマーウォーズ(2009年製作の映画)

3.7

【夏とオープンワールド】

またもや細田守と夏ドラ青のイメージ。夏休みの象徴にもなれる熱量とは?

先日公開された「ワイルドスピード スーパーコンボ」は、「サマーウォーズだ!」という意見をSNSで目に
>>続きを読む

時をかける少女(2006年製作の映画)

3.8

【青夏】

細田守と青と夏はイメージつけとして完璧に近いほどリンクする。彼のアニメーターとして放つアニメーション的な躍動の快楽と、女高生と恋、そして仲間とブレーキの効かぬ若さも本作には追い風として気持
>>続きを読む

アイランド(2005年製作の映画)

3.6

【素材の味と味付け】

自分たちがクローンで生かされる目的は、オリジナルの事故や病気による生存危機に際した場合の移植パーツのためだった…とハードSFやハードボイルドに舵を切って「ブレードランナー」テイ
>>続きを読む

守護教師(2018年製作の映画)

3.6

【お守り】

東洋のザ・ロックことマ・ドンソク兄貴の「守護教師」鑑賞いたしました。トラブルを起こし田舎の女子高に体育教師として赴任した兄貴。光村書店の国語教科書に出てくる「故郷」のルントウのイメージと
>>続きを読む

つみきのいえ(2008年製作の映画)

4.0

【これまでに乾杯】

私の見た映画の中でも随一の乾杯シーンがあった。深みがあり、切なさがあり、優しさがあり、そして孤独とそれを翻す思い出があり…

12分の短編でセリフなし。アニメーションながら絵画の
>>続きを読む

アルキメデスの大戦(2019年製作の映画)

4.2

【幻影】

ラストシーンが素晴らしかった。見える者と見えざる者。それはヴィジョンであり本質であり。同じモノを見ながら歓喜と憂いを同一画面に収めて幕引きというのが鳥肌モノ。

私は「ジュブナイル」「リタ
>>続きを読む

ガールズイントラブル スペーススクワッド エピソードゼロ(2017年製作の映画)

3.0

【ツインカムエンジェル】

私、鶴見辰吾ジラは特撮ヒーローが好きであります。特に幼少期の思い出ですから心の奥に深く刻まれているものです。その中でも特撮ヒロインという属性は良いモノで、“闘う優しいお姉さ
>>続きを読む