鶴見辰吾ジラさんの映画レビュー・感想・評価

鶴見辰吾ジラ

鶴見辰吾ジラ

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羊とオオカミの恋と殺人(2019年製作の映画)

2.5

【ジョン・ウィック】

福原遥が目当てです。
そうです、そうなのです。

冒頭の暗闇に光が射すシーンで期待値が上がったが、覗いた先の作品的奥行きは皆無。リスクに対してのリターンを物理的にも精神的にも小
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ハーフ・オブ・イット: 面白いのはこれから(2020年製作の映画)

4.0

【説教と本音と】 

何故我々は2つに分断されてしまったのか?
男と女、陽と陰。
知識は心の背丈を高くして先は見えるが足元に気がつかない。また逆も然り。
もし2つが1つならば面倒事にはならないだろうが
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劇場版 幼女戦記(2019年製作の映画)

3.6

【クソ上司のケツに鉛弾を】

理性と野性における主人公と敵対する者の合わせ鏡感。少女という理想に、そして混沌としたディテールの戦争に置き換えられたブラックな現実。大人になって知る共産主義(会社)の恐怖
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美少女戦士セーラームーンSuperS セーラー9戦士集結! ブラック・ドリーム・ホールの奇跡(1995年製作の映画)

3.2

【写真】

冒頭のハーメルンの笛吹き男の恐怖。大人が壊してしまったシャボン玉の幻想から子どもたちを遠ざけたいと願うエゴ。欲しかった答えは理想にはあるが現実にはないと立ち上がるクライマックスが序盤と韻を
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美少女戦士セーラームーンS かぐや姫の恋人(1994年製作の映画)

3.3

【コンタクト】

科学が解き明かしてしまった人智の範囲。ゼメキスの「コンタクト」に似た質感の帰着にトキメキ。キャラクターの多さに対してサブキャラクターの願いを叶えてあげる粋の良さに対して、命を削る行為
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美少女戦士セーラームーンR(1993年製作の映画)

4.0

【守護天使オブ銀河系】

60分という上映時間から想定外のスペクタクル。“ナチュラルボーン人たらし“月野うさぎの真髄を見よ!
孤独を飾る花の虚栄と、孤独に寄り添い傷を癒し癒される者たちの度量的な格の違
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チャーリーズ・エンジェル(2019年製作の映画)

3.5

【天使のお仕事】

エピソード0の位づけ。ガールズエンパワーメントを喰らえ系映画。アクションのキレ味は見応えありだし、ラストの組織の力がカタルシスするシーンは見事。ただキャラクターの死における扱いと作
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虐殺器官(2015年製作の映画)

3.8

【ベーシックインカム】

設定の着眼点が抜群に面白い。言葉という生活必需品に対してコントロールし応用の末の目的で我々も反芻しやすい。サノスイズム的合理と非合理の激突。アクションとガジェットの外殻から内
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COWBOY BEBOP 天国の扉(2001年製作の映画)

3.8

【カウボーイ精神を忘れない】

孤独であることの憂い。対局する主人公は未来世界で過去を忘れずに振る舞う。進化しても過去の温もりのようなモノは忘れないためのオールドスクール信仰のメッセージと、未来社会で
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GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊(1995年製作の映画)

4.0

【海に潜ること】

デジタル化が進むことで危うくなるアナログの心情。「オンライン○○」は恐怖か?進化か?愛とか平和とか無形で定義困難な事象が周囲を取り囲むからアナログの体温は捨てられないし、デジタル世
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T-34 レジェンド・オブ・ウォー(2018年製作の映画)

4.2

【強さの教科書】

コロナ禍は戦争と同じで強いヤツが生き残る。冒頭5分で納得が行く。強いヤツに必要なのは、戦況に絶望せず諦めず工夫すること。リスペクト等々。シンプルな感情への熱量注入と戦車操作行為が先
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ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q(2012年製作の映画)

4.0

【インサイドヘッド】

こちとらフォルダー分けする性分で、上書き保存できる強さはない。心内がわからん生き物にいつの間にか取り残されちゃ、新興宗教にもハマっちまう。承認と赦しをくれるなら苦しみないが、価
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ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破(2009年製作の映画)

3.8

【いつまでも絶えることなく友だちでいたったてや】

私には「翼をください」という歌が、自殺志願者の歌っぽくて凄く怖いんです。もしくは本懐のために自身を解放して無敵モードになるような、そんな危うい感覚?

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序(2007年製作の映画)

3.5

【人生リミックス】

人は過去を反芻したり、戻りたかったり、書き換えたい願望あるやん?

タイラー・レイク -命の奪還-(2020年製作の映画)

4.4

【落下と浮上】

死と支配の影が濃く、生の達成感を得られない世界で、それでも生を選択しなければならない。それが幾度となく断絶される恐れがあっても。中盤のサスペンスとサプライズ共存共栄するワンカットアク
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HELLO WORLD(2019年製作の映画)

3.5

【プロジェクト・メイヘム】

中盤の反転を見るに「ファイトクラブ」感がよぎってたのが理解できた。「恋人」を作るためというミニマルな願いに対してマクロ的なスケールが動き出す感覚は、青春という位置エネルギ
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目指せ! スーパースター(2020年製作の映画)

3.0

【カオスが通る】

NetflixとWWEがタッグを組んだ、不思議なマスクが少年にスーパーパワーを与えるファンタジーよりのヒューマンドラマ。(コメディテイスト)

WWEが行うプロレスのディテールに関
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パパはわるものチャンピオン(2018年製作の映画)

3.5

【#OneTruthBeats】

プロレスという脚色された真実。「嘘」が「嘘」であることの否定から肯定への転換へと注がれるエモーションが、レスラーが演じてこその背景が顕在化する。プロレスの描き方は企
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エンド・オブ・ステイツ(2019年製作の映画)

3.8

【警護官バニング、パパにお手上げ】

国のために病んだ父と子はヤバい。
現状、この手のアクション映画の企画書を通せることに感謝。カメラワークも臨場感優先。バトラー数値も高い。爆破しないと死ぬ病に犯され
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ターミネーター4(2009年製作の映画)

3.4

【哲学より娯楽】

ジェームズ・キャメロンが世に放った「ターミネーター」シリーズ。それは1作目でサラ・コナーをカイル・リースが守り抜きサラ・コナーが生きる意味を得たところで人類の勝利は確定している。詰
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トゥルー・ロマンス(1993年製作の映画)

4.0

【俺たちの“トゥルー“な“ロマンス“】

脚本のクエンティン・タランティーノの体温にペン越しに濃厚接触した。負け犬、ないし陰な人生に必要な女神は、自由を感じさせてくれて、完全なる肯定と赦しをくれる。マ
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イベント・ホライゾン(1997年製作の映画)

4.0

【ここではないどこかへ】

乱気流の先に見える禍々しく映る「イベントホライゾン」の文字。摩訶不思議なテーマパークの入口の如く。

何故、本作が“カルト映画“と評されたかがわかった気がする。目を潰したい
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ジェイソン・ボーン(2016年製作の映画)

3.6

【クラッシュギア】

ボーンシリーズ4作目。タイトルは主人公の名前も苗字もとって「ジェイソン・ボーン」。キャラクター映画となった本作はロックバンドは自分たちの名を冠にしたアルバムにしたコンテンツの成熟
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HOUSE ハウス(1977年製作の映画)

4.0

【愛、呪い、煉獄】

大林宣彦監督のデビュー作。映画として生理的にも持っているはずの概念が通用しない一種の連続写真。女子高生の青春という瑞々しさ、恐怖の家の禍々しさ。物理的なアクションも異形が這い寄る
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エクスティンクション 地球奪還(2018年製作の映画)

2.5

【後出しジャンケン】

マイケル・ペーニャのキャラクター性と悪夢が正夢になる期待感に対してアナログに近い制圧劇とスケールの狭さ。夢自体に効力がないと思わせ、さらに人の死がサラリと描かれる不安から後出し
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最後の追跡(2016年製作の映画)

4.0

【テキサスにようこそ!】

野性的な兄と理性的な弟の銀行強盗。それを追う引退間近のテキサスレンジャー。多くは語らず派手さを好まず。荒涼な土地と乾いた人間模様が、アメリカがネイティブたちに過去に犯したこ
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クローバーフィールド・パラドックス(2018年製作の映画)

3.5

【禁忌】

行き過ぎた科学の力が禁忌に触れてしまい…モノなのだが、悪魔云々系統も絡んできて思わせぶりだが思わせぶりも面白い不可思議ジャンル。宗教的な観点と悪魔がやってくるをSF的なロジカルで味付けした
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ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY(2020年製作の映画)

3.6

【脱パラサイト?】

冒頭のアニメーションでサラッと見せるハーレイクインの生い立ちを軸として見ると、底辺から這い上がって悪に落ちるというジェットコースター人生を、トッド・フィリップスの「ジョーカー」の
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ゾンビランド:ダブルタップ(2019年製作の映画)

3.8

【生き方のコツ】

コロナウィルスが人様の国でのさばってやがる!マスクと消毒液はどこも売り切れ。こんな世の中だからルール32『小さなことを楽しめ』だ。

ゾンビが蔓延したポストアポカリプトを描いていな
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トリプル・スレット(2018年製作の映画)

3.5

【ハーレム男子】

トニー・ジャー
タイガー・チェン
イコ・ウアイス
vs
スコット・アドキンス
マイケル・ジェイ・ホワイト
マイケル・ビスピン

アクションスターのお歳暮みたいなキャスト陣が大暴れす
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カリスマ(1999年製作の映画)

4.0

【生きす】

黒沢清の不可解な空気がロングショットに目をこらしてたところで静に燃ゆる。冒頭の人質事件から殺生について鑑賞者の修行させられる展開が続く。“カリスマ“と呼ばれる周囲に対しての死の象徴を守る
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ミッドサマー(2019年製作の映画)

4.5

【Share】

待ちに待ったアリ・アスターの新作。スウェーデンのあるコミューンで執り行われる祝祭に参加した大学生たちが味合う惨劇と救済の物語。

これはホラーでなく失恋体験に基づくというのだから理解
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スキャンダル(2019年製作の映画)

3.6

【御恩と奉公】

シャーリーズ・セロン
ニコール・キッドマン
マーゴット・ロビー
まさに3大女優総攻撃!

その地位を得るためにに奮闘するアンカーウーマンの闘い!というわけでなくFOX NEWSの実際
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ブライトバーン/恐怖の拡散者(2019年製作の映画)

3.5

【BAD】

子どものとき日曜洋画劇場で放映した「未知との遭遇」で少年がUFOで連れ去られるシーンがトラウマでした。そんなあなたにど直球。

子どもの反抗期の恐怖をメタフィジカルに描いた「エクソシスト
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1917 命をかけた伝令(2019年製作の映画)

4.4

【人は何故走るのか?】

人は何故走るのか?人は何故伝えるのか?人は何故、物語に突き動かされるのか?その“何故“が言葉でなく、映像として眼前で繰り広げられる。それが「1917 命をかけた伝令」の正体で
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アップグレード(2018年製作の映画)

4.0

【無機質なスタイリッシュ】

メジャーどころの資金を投入したアクションSFではないがゆえの画面から漂う映像的な不気味さ。アクションの非主観的な画面自体が動き、演者が躍動しない機械的なムーヴがクセになる
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