140字プロレス鶴見辰吾ジラさんの映画レビュー・感想・評価 - 10ページ目

140字プロレス鶴見辰吾ジラ

140字プロレス鶴見辰吾ジラ

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アメリカン・アニマルズ(2018年製作の映画)

3.9

【青年の日の思い出】

青春は
失うからこそ
素晴らしい

そんなことあるかい!?

「そうか、君はそういうヤツだったんだね。」
by 正義の代表ことエーミール先輩。

本作を鑑賞して思い出したのは、
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オペレーション:レッド・シー(2018年製作の映画)

4.2

【リアル荒野行動】

もう、凄いよ!これ!
とにかく凄まじいよ、この映画!
「盆と正月が一緒に来た」とは
まさにこのことだ!!
むしろ…
「プライベートライアン」と
「ブラックホークダウン」が一緒に
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ゴジラ×モスラ×メカゴジラ 東京SOS(2003年製作の映画)

2.8

【独眼龍】

ゴジラ1954の直接的世界観であり、モスラやサンダ&ガイラ等、未知の巨大生物が災害のメタファーの如き存在する日本。前作のゴジラvs機龍の続編として公開された本作は、人間が禁忌を犯して人造
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ヘレディタリー/継承(2018年製作の映画)

4.4

【地獄のドミノ倒し】

遂に見てしまった…
「ヘレディタリー/継承」
今世紀最も怖いと噂の
「ヘレディタリー/継承」
エグい、ヤバい、容赦ない…
家族という閉鎖空間
家族という呪縛
家族という優しいは
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オーヴァーロード(2018年製作の映画)

3.9

【グッドシネマ枠】

最高!!
景気が良い映画体験!!
第2次世界大戦!?
ナチスのゾンビ研究!?
新兵成長モノ!?
ヒロインが勝気で美人!?
実はハートフル!?

おいおい、不景気な世の中に
ぶっ飛
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デス・ウィッシュ(2017年製作の映画)

3.6

【パパ勝つ!】

表は命を救う医者稼業。
裏は命を奪う殺し稼業。
犯罪蔓延るゴミ溜め(シカゴ)に
パパが喝入れ!正にパパ喝!!
絶賛、批判、賛否両論…
殺ってます!!

素敵な家族が、恐怖のどん底に落
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アナイアレイション -全滅領域-(2017年製作の映画)

4.0

【持続的恐怖】

決して派手な映画ではないが、確実に着実に恐怖の持続が展開されている。アレックス・ガーランドはまたもや人類の危機を描いた。「エクスマキナ」での人工知能が種としての道を見つける発火点を見
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ザ・フォーリナー/復讐者(2017年製作の映画)

3.7

【狂人】

ジャッキー・チェンが復讐者に!?
娘を爆弾テロで失い
悲壮な姿を見せるジャッキー…

「プロジェクトA」
「酔拳」シリーズ
「ラッシュ・アワー」
私たちが見たジャッキーは
痛みとともに笑っ
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映画クレヨンしんちゃん 新婚旅行ハリケーン ~失われたひろし~(2019年製作の映画)

3.8

【カウンターパンチ】

今年のクレしん映画は
ひろしとみさえの新婚旅行!?
これは飛び道具か!?
予告を見たら…
「MAD MAX 怒りのデスロード」じゃねえか!?

今年のクレしん映画は飛び道具!?
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アベンジャーズ/エンドゲーム(2019年製作の映画)

4.7

激闘!
ヒーローだらけの大運動会!!
~ポロリもあるよ~
↑↑これが率直なイメージです。

圧倒的な“実写力”
これがMCUシリーズ集大成!

圧倒的な“実写力”を実現した
ルッソ兄弟に拍手を!

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シャザム!(2019年製作の映画)

4.1

【俺たちはファミリー】

見た目は大人!
中身は子ども!
という煽り文句から
最近よくあるギャップ萌えのヒーロー映画か?と思わされ、おまけに吹き替え版を福田雄一監督が首を突っ込んできて、「う~ん、不真
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スパイダーマン:スパイダーバース(2018年製作の映画)

4.6

【これは僕らの物語】

とんでもない作品が生まれてしまった!
アニメ映画史に残る一作であろう。
アニメ映画界の「プライベート・ライアン」だ。
とにかく胸がときめいた。

冗談を言ってるかもしれないが…
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名探偵ピカチュウ(2019年製作の映画)

3.6

【ライアン・レイノルズ】

人間とポケモンが共存するファンタジー世界のルックはCG丸出し+ポケモンをリアルにしたらキモいやろ?しゃーないから可愛さを残して…という鬩ぎ合いの中、強引な感じはあるものの、
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THE GUILTY/ギルティ(2018年製作の映画)

4.2

【客観vs主観】

非常に面白く興味深いサスペンススリラー。緊急ダイヤルに入ってきた誘拐を臭わす通報。音だけで犯人の居場所や、そして人質奪回に向けた攻防戦に推理戦とワンアイデアにて回収する熱量の多い1
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キングダム(2019年製作の映画)

3.7

【実写力】

邦画の実写力を次のフェイズに進めたであろう本作の気合いの入れ方は、限られた予算の中、限られたロケ地の中、限られた役者の制約の中で、そもそも何で日本人が中国の歴史やるの?という根本的疑問を
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バースデー・ワンダーランド(2019年製作の映画)

3.3

【教科書】

中学校の教科書で1学期の頭にやるような健全なファンタジーのような肌触りで要所に繰り出されるMAD MAX感や恐怖の報酬的な綱渡りや、宮崎アニメよりのタッチで文明批判してみたりと、スケール
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名探偵コナン 紺青の拳(2019年製作の映画)

3.5

【This is WAR】

すっかりコンテンツモンスターと化した劇場版「名探偵コナン」は、今年は怪盗キッドと400戦無敗の空手家である京極真を迎え、シンガポールへ赴く。監督は静野孔文がコナン映画を離
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ハンターキラー 潜航せよ(2018年製作の映画)

3.7

【男気人情船乗り活劇】

「ワイルドスピードのスタッフが贈る!」
という謳い文句を見れば
「レッドオクトーバーを追え」
「眼下の敵」
「クリムゾンタイド」
のような硬派な潜水艦アクションではなく
さら
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女王陛下のお気に入り(2018年製作の映画)

4.4

【メロスは来なかった...】

鬼才ヨルゴス・ランティモンスが、あまりにもわざとらしく望遠レンズや魚眼レンズで踏み入る女たちのパワーゲーム。我々はそれを覗いてしまい、そして孤独を知ってしまう。まさに悲
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バイス(2018年製作の映画)

4.3

【おにぎり2800個以上の…】

イラク戦争の黒幕=ディック・チェイニー副大統領。
それを支えた妻=リン・チェイニー。
映画監督=アダム・マッケイ。

マジ、アッパレ!
クソ面白い!!
みんなそっくり
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麻雀放浪記2020(2019年製作の映画)

3.7

【メジャーリーグは頭が悪い】

麻雀なんてルールも知らない、興味もわかない。アニメ「咲」にて、とりあえず麻雀は運が良ければ必殺技みたいなコマが揃って、遊戯王より大きな数字が動くモノと思っておりましたが
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ファースト・マン(2018年製作の映画)

4.8

【死の世界からの生還】

僕らが生まれてくるずっと前に
アポロ11号は月に降り立った。
人類史上に残る偉業を描いたのか?
アメリカの偉業を誇る映画なのか?
それは違う…
これは死の世界と生の世界の旅な
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ミスター・ガラス(2019年製作の映画)

4.6

【メロスは走り、ディオニスは待つ】

私は「走れメロス」という話が好きだ。
その中でも暴君ディオニスが好きだ。
メロスが信じて待つ友のために走るのが泣ける?
そうではないんだ。
私はディオニスの孤独に
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劇場版 トリニティセブン -天空図書館と真紅の魔王-(2019年製作の映画)

2.5

【エロいエモい、こういうので良い!】

「運び屋」とか
「スパイダーバース」とか
「ブラッククランズマン」とか
脚本とか演技とか構成とか
そういうのじゃなくて
垂れ流される映画でいい。

まずタイトル
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ブラック・クランズマン(2018年製作の映画)

4.1

【めでたしでは済ませない】

昔々、
白い人は黒い人を苛めてました。
でも、互いに良いところを見つけ
助け合いを始めることで
仲良くなりました。
めでたし、めでたし。

教科書や絵本では、教育のため「
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映画ドラえもん のび太の月面探査記(2019年製作の映画)

3.9

【ダークサイドオブザムーン】

ドラえもんが
月の裏側に!?
つまりは
「ダークサイドオブザムーン」
いわゆる
「狂気」なのか!?

この目で確かめに
子どもたちに囲まれて
映画館に雪崩れ込んだ。
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運び屋(2018年製作の映画)

4.3

【告解】

「アメリカンスナイパー」
「ハドソン川の奇跡」で
史実のドラマ化に挑み
「15:17、パリ行き」で
史実にリアルを追求した
クリントイーストウッド。

本作「運び屋」は
史実と自身の人生を
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レゴ(R)ムービー2(2019年製作の映画)

3.7

【反乱軍ガチ勢】

みんな大好き
クリストファー・ミラーと
フィル・ロードの
「ハン・ソロ」降ろされた
反乱軍コンビが
レゴムービー続編に挑む!

正直、前作「レゴムービー」ではクライマックスで明かさ
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グリーンブック(2018年製作の映画)

4.0

【優しさの侵略】

上流思考の黒人。
ガサツで乱暴な白人。
黒人差別の残るあの頃のアメリカで2人が旅をしたらどうなるか?

それは良い映画になるに決まっているし、「最強の2人」のようなハートフルになる
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アクアマン(2018年製作の映画)

4.2

【中毒】

これはどうかしてる!
アクション去ったら
またアクション!

マーベルとDCの差は?
それはアクションと向こう見ず!
そして陽気さと殺陣にある。
それを惜しげもなく濃縮したカルピスの原液や
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バンブルビー(2018年製作の映画)

4.0

【忘れるもんか!】

声を失って発露した純粋。
記憶を失って顕在した退行。
それを拾った母性。 
その母性もまた父を失い、大人になる壁と孤独の中にいて、互いに欠けた部分を癒し癒されながら、青春の1ペー
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キャプテン・マーベル(2019年製作の映画)

3.6

【才能より資質】

「エンドゲーム」へといよいよコマを進めるのだという期待感を推進力に投入された本作。

ウルトラマンであり
仮面ライダーである。 

しかしながらブリー・ラーソンという母性溢れる女優
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映画プリキュア ミラクルユニバース(2019年製作の映画)

1.5

【奇跡の仕上げ】

お久しぶりです。
多忙により精神を病んでおりました。
ボチボチ書いて行こうと思います。

「エンドゲーム」の前にマストで見る必要があると信じていたプリキュアオールスターズ。しかしな
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メン・イン・ブラック2(2002年製作の映画)

3.6

「キングスマン2」を見たときに「MIB」→「MIB 2」の変遷と酷似していたのだと、こちら側の記憶も呼び覚まされた。冒頭かはKから継承を受けたJがある種のブラック上司の如く、ピカッと記憶消すガジェット>>続きを読む

メン・イン・ブラック(1997年製作の映画)

3.8

都市伝説の世界にズブズブと入り込みワクワクしながら上品と言えないエイリアンたちの禁断の地球生活に踏み込む新しいスタイルの警察24時。ピカッと一瞬で記憶の消えるガジェットへのトキメキと、ルーキーとベテラ>>続きを読む

もらとりあむタマ子(2013年製作の映画)

3.6

元AKB48の圧倒的センターであった前田敦子のあまりに攻撃的な怠惰性をエンターテイメントとして昇華させる前田敦子の象徴性に感服。気だるそうに廊下を歩き、飯をパクつき、こたつに入り、タオルケットを被り…>>続きを読む