OSHOさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

人生フルーツ(2016年製作の映画)

4.5

90歳と87歳の素敵すぎる夫婦のドキュメンタリー。

最初から最後まで全部素晴らしいドキュメンタリーだったけど、個人的には、
・孫がシルバニアファミリーの家が欲しいと言ったとき、プロの建築家のおじいさ
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前田建設ファンタジー営業部(2020年製作の映画)

3.0

マジンガーZの格納庫をつくろう!

2003年、前田建設で、マジンガーZの格納庫を作るという想定で、プロの設計士たちが、設計図や予算までつくる。それをWEB上に公開するという目的のボランティア部署、フ
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キラーカブトガニ(2021年製作の映画)

3.6

登場人物が狂ってる感じが良い。
人が何人も殺されるけど、全体的に明るいトーン、能天気な感じも悪くない。

カブトガニたちが放射能を浴びて、殺人カブトガニになった話し。

兄が保安官、車椅子の弟が学生の
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ジョン・ウィック(2014年製作の映画)

4.0

超有名な映画だし、つまらない訳はないとは思っていたけど、思っていた以上に面白かった。
考えずに楽しめる映画。

伝説の殺し屋ジョン・ウィック(キアヌ・リーヴス)。
最愛の女と結婚し、殺し屋をやめるも妻
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落下の解剖学(2023年製作の映画)

3.4

裁判所は真実を明らかにする場所ではなく、
検察官は被疑者を有罪にする
弁護士は被疑者を無罪にする
ゲームでしかない。
私の感想はそれだけです。

フランスの雪山にある一軒家、人気作家の妻が取材していた
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夜明けのすべて(2024年製作の映画)

3.7

静かで、ゆっくりとした映画。

PMSの女(上白石萌音)
パニック障害の男(松村北斗)
2人を中心とした物語。

PMSもパニック障害も私はあまり知識はないけど、たぶん、かなりしっかり描いているのだろ
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レッド・ロケット(2021年製作の映画)

2.9

かつては人気のポルノ男優。
いまは落ちぶれ、口先だけのダメ男。
金も無くなり、ずっと別居していた妻のところに戻るも、妻も妻の母も冷たい。
その主人公が、大麻の売人で稼ぎ、ドーナツ店で働く少女に恋する物
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ゴーン・ガール(2014年製作の映画)

3.6

アメリカ映画のこの手の理不尽なサスペンススリラー映画は大好物なんだけど、
たぶん私には、デヴィッド・フィンチャー監督の映画の作り方が合わないのでしょうね。

最近の映画はわかりやすく…というのが、1つ
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こいびとのみつけかた(2023年製作の映画)

4.3

世間の評判はいまいちかもだけど、やさしさが溢れている映画。私は好きでした。
ラストは平和な感じにまとめ過ぎだし、違和感も残るけど、ストーリー的には不自然じゃないし、これはこれであり。

自閉症とかアス
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シング・フォー・ミー、ライル(2022年製作の映画)

3.7

AmazonPrimeVideoで観たら吹替版しか見つからず、吹替版で観たけど、大泉洋さんの声、良いなぁ。ワニ(ライル)との雰囲気もぴったり。
一方、水樹奈々さんは、歌は当然上手いけど、演じた俳優と雰
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Alice THE MOVIE 美しき絆(1979年製作の映画)

3.5

谷村新司+堀内孝雄+矢沢透=アリス

・1978年に行われた横浜スタジアムのライブを中心としたライブ映像
・アリスの3人によるドキュメンタリー風のドラマ(ミニコント)
・アリスの3人、そして、アリスフ
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ゆれる人魚(2015年製作の映画)

3.4

1980年代、2人の人魚がナイトクラブで働いたら人気者になったというストーリー。
この映画での人魚は人間を捕食する存在。それなのに人魚が人間の男に恋してしまう。

ストーリーは決して面白くない。
映像
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アマゾン・クルーズ(2014年製作の映画)

2.2

たまに、どうしようもなくくだらない映画を観たくなる。
そういう意味で、目的が果たせた映画。

素人のカメラ映像っぽい流れだし、モキュメンタリー(疑似ドキュメンタリー)映画としては完璧。
ただ、映画とし
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正欲(2023年製作の映画)

3.1

私は苦手な映画でした。

主人公たちがマイノリティということを際立たせないといけないのはわかるけど、(脇役の人に)わざと嫌味な台詞や否定的な台詞を言わしている感じが私は苦手でした。
マイノリティの人た
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17歳は止まらない(2023年製作の映画)

3.7

暴走系女子高生の主人公(池田朱那)を中心とした農業高校畜産科の4人の女子高生の物語。

主人公の暴走っぷりはまったく理解できないし、主人公が畜産科の先生を好きになる気持ちにまったく共感できなかったけど
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ヴァチカンのエクソシスト(2023年製作の映画)

3.5

私は初エクソシスト系映画。

エクソシストとは、カトリックにおいて悪霊を取り払う神父のこと。
英語のタイトルのpopeはローマ法王、邦題のヴァチカンはヴァチカン市国のこと、いずれにしろカトリックの総本
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チョコレートな人々(2022年製作の映画)

3.9

東海テレビ制作のドキュメンタリー。
途中、感動してしまった。

愛知県豊橋市にある久遠チョコレート。
従業員570人、内6割はいわゆる障がい者。
給料はちゃんと払っている。月15万程。
年商16億円。
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瞳をとじて(2023年製作の映画)

3.3

良い映画だとは思います。
ただ、いまどきの映画としては、ちょっと間延びしているかな。
例えば、登場人物Aと登場人物Bが、二人の出会い→会話→別れまでをしっかり描かれてもな…という思いもある。(それもそ
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気狂いピエロ(1965年製作の映画)

4.2

タイトルは昔から知っていたけど、初鑑賞。
『きちがいピエロ』とは過激なタイトルだけど、過激というよりアヴァンチュール。凄く自由な映画。

自由で、自分勝手で、他人なんかどうでもよくて、暴力的で、でも、
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ウォーターワールド(1995年製作の映画)

2.9

『未来少年コナン』に世界観が近いということで鑑賞。確かに世界観は近いし、映像は迫力があって、かなりの予算を注ぎ込んだ映画なんだろうな…と思ったけど、
不思議と刺さらない映画でした。

近未来、大陸は水
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(1963年製作の映画)

3.7

ヒッチコック監督の代表作のひとつ。
大量のカモメやカラスに囲まれたら超怖いというシンプルで、当たり前、だけど、それまで誰も描いたことのなかった恐怖を描いた映画。

1963年、サンフランシスコ近郊の港
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さよならテレビ(2019年製作の映画)

3.2

ドキュメンタリーは難しい。
素材をそのまま流せば、真実には近くなるけど、大抵は面白くなくなる。そして、内容が浅く見えてしまう。
切り取って適当に繋げれば面白いドキュメンタリーができるかもしれないけど、
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ドラゴン・タトゥーの女(2011年製作の映画)

3.8

公開当時(2012年)この映画、映画館で観ていた。そのときは序盤でストーリーを追えず、結局睡眠タイムになっていたzzz…

この映画を観た記憶もすっかり飛んでいたけど、ルーニー・マーラが裸のシーンにな
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オットーという男(2022年製作の映画)

3.9

本当に良い映画。ストーリーもとても良いし、トム・ハンクスさん他俳優たちも良い演技をしている面白い映画だけど、
ほぼ同じ展開で進むリメイク作品を見せられても…という思いもある。

『幸せなひとりぼっち』
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八甲田山(1977年製作の映画)

3.4

1902年、陸軍が雪中歩行訓練中に遭難、210人中199人が死亡した事件をベースにした1977年の映画。
北大路欣也の「天は我々を見放した」の台詞は当時の流行語。
私は、初鑑賞。

日露戦争前の日本、
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月に囚われた男(2009年製作の映画)

4.0

低予算アイディアSF映画という感じ。私は面白かった。

近未来、月の裏側の採掘場で1人働く男の物語。契約は3年間、任期が残り2週になった日、主人公のサムはもう一人の自分に出逢ってしまう。

2人の自分
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オードリー・ヘプバーン(2020年製作の映画)

3.5

人間オードリー・ヘプバーンの生涯をまんべんなく紹介したドキュメンタリー映画。
勉強にはなったけど、映画としての起承転結みたいなものは無かったかな…(そもそもドキュメンタリー映画にそういうものを求めては
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17歳のカルテ(1999年製作の映画)

3.7

良い映画ということがわかるけど、私とはちょっと境遇が違い過ぎるからかな…そこまでは入り込めなかった。

1999年の映画。
舞台は1960年代の精神病棟。
17歳の主人公(ウィノナ・ライダー)が薬物大
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太陽の塔(2018年製作の映画)

3.9

1970年大阪万博の『太陽の塔』を作った岡本太郎に関するなかなか骨太のドキュメンタリー映画。

1970年、人々は、科学技術は人を幸せにすると思い込んでいた時代。科学技術の進歩を信じ、公害等の問題を蔑
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ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE(2023年製作の映画)

3.8

動画配信サービス共通のメガ・ムービー・ウィークにつき、半年前の映画なのに220円で観られるということでついつい観る。

消極的な視聴だけど、観ればそれなりに面白い。アメリカ映画にありがちなカーチェイス
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エスケープ・ルーム2:決勝戦 エクステンデッド・エディション(2021年製作の映画)

3.5

前作『エスケープ・ルーム』の続き。
今回、集められた6人は、一度、エスケープ・ルームに挑み、生き残り、勝利した人。
タイトルとおりチャンピオン大会。

内容は前作と同じサバイバル脱出ゲームだけど、今作
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エスケープ・ルーム(2019年製作の映画)

3.6

『CUBE』や『SAW』に似ているということで鑑賞。一応、参加するしないの選択肢があるところ、ゲーム主催側が金持ちの道楽っぽい点は『イカゲーム』にも似ている。
脱出パニック映画。

脱落者には死が待っ
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老人Z(1991年製作の映画)

4.3

1991年制作の近未来老人介護問題SF映画。
この映画はもっと評価されてても良い気がした。

原作脚本はあの『AKIRA』の大友克洋、
キャラデザインは90年代にちょっとブームだったイラストレーターの
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用心棒(1961年製作の映画)

3.9

黒澤明監督、三船敏郎主演、
『用心棒』のヒットをうけて『椿三十郎』が作られていたのですね。知りませんでした。
先に観てしまったからか、私は『椿三十郎』の方が好き。

浪人の三十郎(三船敏郎)が、悪人た
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猿楽町で会いましょう(2019年製作の映画)

3.6

主演の石川瑠華さんが本当にメンヘラで、嘘つきで、めんどくさい、モデルの卵に見えてくる。
この女優をキャスティングした時点で成功した映画。

駆け出しのカメラマンと面倒くさいモデルの卵の恋愛。2人とも2
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.2

凄い映画を観た。
最初から最後までずっと凄い映画、こんな映画、滅多に観られない。

『ブラック・ジャック』+『アルジャーノンに花束を』+エロ要素

ちょっと違うけど手塚治虫の『ブラック・ジャック』のピ
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