その他さんの映画レビュー・感想・評価 - 6ページ目

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トランス・ワールド(2011年製作の映画)

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ドイツ語ちゃんと通訳してあげなよとか50年ってもっと人として差が出るでしょとか妊娠中の喫煙はもっと咎められるべきではとか前半もっと切り詰めて後半だけでいいのではとか思わないでもなかったけどもこういうク>>続きを読む

モアナと伝説の海(2016年製作の映画)

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「われわれはどこから来たのか、われわれは何者なのか、われわれはどこへ行くのか」を段階的に問いかけ続けていて凄まじかった反面「神はあなたをこのようにつくりたもうた、あなたはあなたとして愛される」ではなく>>続きを読む

ヒックとドラゴン(2010年製作の映画)

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ドラゴンというより大きい猫みたいでドラゴンを描写するのにこういう表現ってあまり観ないなあと思ってたら監督がリロ&スティッチの人!そりゃあ最高なわけだ〜!

イタリアは呼んでいる(2014年製作の映画)

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英国版細かすぎて伝わらない物真似inイタリア。
序盤も序盤の「マスク取っても何を言ってるのかわからないトム・ハーディ」の物真似で馬鹿みたいに笑ってしまった、こういうのに弱い人間はまあまあこの映画好きな
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ホテル・シュヴァリエ(2007年製作の映画)

5.0

タイミングがあまりにも歪でいっそ完璧。コンマ1秒だって間違えてしまえばまさに今行われている駆け引きは崩壊、恋にもならない愛する人を永遠に失ってしまうかもしれないという綱渡りのなか沈黙と皮肉とユーモアの>>続きを読む

エスケイプ・フロム・トゥモロー(2013年製作の映画)

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ディズニーランドに行くと隠れミッキー探しに躍起になって壁や柱が現れるたび立ち止まって「静かにして。集中したいから。先に見つけても言わないで。」と勝手に捜索を始めたりディズニーランドから帰ってきてもしば>>続きを読む

百円の恋(2014年製作の映画)

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新場末のコンビニにぬっと現れたりレジでゲロ吐いたりゴミ捨て場で倒れてたり古アパートで風邪ひいて寝込んでたり病人に塊肉食べさせたりセックス中に乳首摘ませたりギャルに褒められてわかりやすく動揺したりふらっ>>続きを読む

君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)

5.0

夏は細部に宿るそうでそれは手作りのアプリコット・ジュースや水に沈めた裸足にあたる陽の光、樹の下で行う内省、水着のままで弾くピアノ、ディスコを踊るスニーカー、またはベッドを汚す桃の汁だったりするんだけど>>続きを読む

ソーシャル・ネットワーク(2010年製作の映画)

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マーク・ザッカーバーグの半生というよりも頭の良いオタクがとにかくいらんこと言いまくって敵つくりまくったあげく裁判起こされる映画として割り切って観た方がいいんだけどもそうするにはあんまりにも駆け足どころ>>続きを読む

アウトレイジ(2010年製作の映画)

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もうじき殺されるとわかっている椎名桔平が嫁だか彼女だか愛人だかに会いに行き厳粛に丁寧に穏やかに一切の台詞なくまるで儀式かのように女を抱いて(しかもめちゃくちゃ女の目を見ながらの正常位)かと思えば次の瞬>>続きを読む

ファウンド(2012年製作の映画)

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血が滴り肉が転がり死体が陵辱され貪られるのと並行して夕陽の浮かぶ野原で抱きしめ合う兄弟愛との寒暖差が激しいよくできた不道徳教育講座。ブラコンスプラッターとかいう新領域。
お兄ちゃんの秘密の暴露を契機に
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テイキング・オブ・デボラ・ローガン(2014年製作の映画)

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アルツハイマーと闘うおばあちゃんが元気に踊り食いするシーンが感動的で涙がとまりませんでした!




それ以外は"無"だった

昼顔(2017年製作の映画)

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他人の人生を踏み台にして自分だけが人生の主役になろうとすることに対して鉄槌が下ろうともそれでもなお悲劇のヒロインらしく振舞うタフネスさ。不倫カップルがすぐに横浜だの鎌倉だの神奈川県に集うのは一体なんな>>続きを読む

砂の器(1974年製作の映画)

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なっがいなっがい前振りは怒涛の畳みかけクライマックスのためにとりあえず存在したわけだけどもいかんせん『宿命』演奏シーンとそれに重なる回想との調和と反発があまりにも良いもんだから「ていうかそもそも何の話>>続きを読む

シェフ 三ツ星フードトラック始めました(2014年製作の映画)

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ジョン・ファブローの暴露映画というか愚痴映画だったものの登場人物がほぼほぼまっすぐな善人でジョン・ファブローの理想はここにあったんだなあとしみじみしてしまった、大きな仕事を任されることによる板挟みはど>>続きを読む

天才マックスの世界(1998年製作の映画)

5.0

ウェス映画の視点は大抵「まあまあ裕福な家庭で生まれ育ち幼少期から平均以上の学力やなんらかの才能があり恵まれた環境にいるものの気難しく神経質で周囲の人間と馴染んだり群れたりすることがなく(できず)漠然と>>続きを読む

マジック・イン・ムーンライト(2014年製作の映画)

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ウディ・アレン作品の男は大抵いつも自分の非、特に男女関係に関しての非、に開き直ってて「やれやれ、ちょっと道をそれてしまったりもしたけどやっぱり僕には君だけだよいつもありがとうアイラブユー」とか言い出す>>続きを読む

クーキー(2010年製作の映画)

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パペット目線というのもあるだろうけど随分と自然物や動物が常に接写というかいわゆる「虫の眼」で撮られてて、あの世界で起きる全ての事象がオンドラの想像と経験と知識の範囲内でしか把握できないことだとすれば、>>続きを読む

ファイアbyルブタン(2012年製作の映画)

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ルブタンのフェティシズム.zip映画だった

ルブタンの靴と女性への愛は80日間限定のショーにより形になりさらにそれを映画化したことで永遠の身体を与えられたわけだけども、美しいものが美しいものとして当
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ナイトクローラー(2014年製作の映画)

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モラルすっとばしクズが適材適所でクズなりの才能を開花させまくり、ただのクズだったのがスポンサーやら発言力やらを身につけてゆき果てはもはや誰にも手のつけようがない最低最悪犯罪者にまで成長していくプリティ>>続きを読む

怒り(2016年製作の映画)

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テーマや内容や役者陣の必死さの割に驚くほど響くものが何もなくてただただ辛い映像を眺めてただけになってしまった、なんというかちょいちょい首をかしげる部分があり理不尽さやらやるせなさやらを感じる前に「もう>>続きを読む

ミッドナイト・イン・パリ(2011年製作の映画)

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エイドリアン・ブロディが美しい!!!!!!!!!!!!!

ブロディにサルバドール・ダリの役を演じさせたという功績を残した素晴らしい作品 もうそれ以外はもはやどうでもいいです
あ、あと突然現れるレア・
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スプライス(2008年製作の映画)

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ブロディの顔が特徴ありすぎてスーツ以外の一切の衣服が似合わないのとセックスシーンの服の脱ぎ方が異様にエロかった以外だいたいキモくて無理だった

生命倫理やら成長におけるさまざな心身的コンプレックスの芽
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怪盗グルーのミニオン危機一発(2013年製作の映画)

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たっのし〜〜〜〜〜かわい〜〜〜〜と思いながら観た
キャラクターものアニメだし世に出回ってるミニオンの着ぐるみやらぬいぐるみやらは普通に気持ち悪いな…と忌避しがちだったけど、映画は普通にただただ楽しかっ
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トム・アット・ザ・ファーム(2013年製作の映画)

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中盤までドラン特有の歪な兄弟愛や家族愛と同性愛とが複雑に絡み合っててなんならタンゴを踊るシーンや首を絞められながら「彼と同じ声と匂いだ」なんて笑うシーンなんかめちゃくちゃエロいしもはや暴力や閉鎖的な呪>>続きを読む

レヴェナント:蘇えりし者(2015年製作の映画)

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イニャリトゥ作品にしてはまあまあわかりやすく「復讐するは我にあり」(ローマ人への手紙 第12章19節)な話で、レオナルド・ディカプリオ演じる罠猟師のグラスがグリズリーに襲われ瀕死の状態に陥るも目の前で>>続きを読む

ひつじ村の兄弟(2015年製作の映画)

5.0

観終わったあとになぜこの映画がカンヌで「ある視点」賞をとったのかを考える必要があった。

まず、村の人々が育てている羊はアイスランディック・シープという世界最古の血統種。
寒さが厳しく自然が猛威を振る
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パラノーマル・アクティビティ 第2章/TOKYO NIGHT(2010年製作の映画)

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パラノーマル・アクティビティを日本でやったらまあこうなるよねという感じ。
終始漂う妙な薄暗さや湿っぽさ、何かが映ったような映ってないような、疑心暗鬼になる怪異の気配。常に視界の端になにかがいそうな気が
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オールド・ボーイ(2003年製作の映画)

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復讐と理不尽と因果応報のデスマッチ。

なんというか、そもそもの発端がそもそもの発端では?と野暮なことを考えてしまい結末にも感心より先に「オウ…」となってしまった。500歩譲ってまあ愛し合ってるなら仕
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ネオン・デーモン(2016年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

圧倒的美と流血と略奪と闇。
エル・ファニングのためのオシャレプロモーションムービーかと思いきや、美しい人間たちが美を手に入れるため文字通り血で血を洗う修羅映画だった。
ストーリーよりも形式主義寄りなの
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Papers, Please: The Short Film(原題)(2018年製作の映画)

5.0

アルストツカに栄光あれ。この単純で劇的な仕事に万歳。


PCゲーム「Papers, Please」が元になった実写短編映画。
ストーリーとしては架空の共産主義国家アルストツカの入国審査官になり、上か
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告白(2010年製作の映画)

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悪意vs復讐心のカウンターがとにかく凄い。
こう来たらこう返す。 殴られそうになったら先に殴る。チャンスは一つ足りとも逃さない。敵の弱点をとにかく突く。
復讐モノなのに良い試合だった…と謎の爽快感が残
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ハングマン(2015年製作の映画)

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幽霊なんかより怪異なんかよりなんだかんだでこういうのがいっちばん怖い、ほんっとに嫌な映画だった。

めずらしく犯人視点のPOVホラー。だったら犯人の姿あんまりはっきり映さない方がよかったんじゃないのと
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私の奴隷になりなさい(2012年製作の映画)

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内容が薄いわりには「やかましいわ」な台詞が幾度も出てくる

壇蜜のスタイルが意外と悪くて妙な納得感があった。メイクも顔立ちも昭和テイストなのでアパートが異常なまでに似合う、しかしそのせいで常に漂う日活
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