aさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

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ハウス・ジャック・ビルト(2018年製作の映画)

4.0

「建築家」であり猟奇的な殺人犯である主人公のジャックに、監督自身が投影されていたり、ドナルド・トランプが牛耳るアメリカの情勢が投影されていたり、難解ながらもとても面白い映画でした。
意外とB級ホラーの
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時計じかけのオレンジ(1971年製作の映画)

3.4

これは何度も咀嚼してみなければならないタイプの映画だ〜〜

感染列島(2008年製作の映画)

3.0

映画としての完成度はともかく、内容はこの状況だからこそすごくリアルに感じられた。
ウイルスが出始めた頃、そんなに警戒する必要はないと終息宣言を出そうとする上層部。
発生源だと責め立てられ、自殺してしま
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世界でいちばん長い写真(2018年製作の映画)

4.0

自信が無く、無気力な青年が「夢中になれるもの」を見つけ、それを通じて高校生活を謳歌していく。
可愛い子に話しかけられて敬語になるところとか、自己主張が全くできないところとか、年上の女性にやけに魅力を感
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地獄でなぜ悪い(2013年製作の映画)

3.8

大好きな星野源さんと、大好きな園子温作品!良いですねえ。

タロウのバカ(2019年製作の映画)

3.1

個人個人はとてつもなく素晴らしいけど、映画としてのストーリー性は…。長めのPVみたいな感じ。

ビューティフル・マインド(2001年製作の映画)

4.0

王道だがめちゃくちゃ面白かった!最初は哲学者の話ばっかりで頭パンクしてたけどそんなことより!おもしろい!

子宮に沈める(2013年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

目を覆いたくなるようなシーンばかりだが、今も日本のどこかでは同じような事件が起こっているかもしれない。
この映画が掲げているのは、「虐待は駄目です」「子供を大切に」「子供より男を選ぶ最低な母親」……で
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ブルー・マインド(2017年製作の映画)

3.3

変わりゆく思春期の少女の心を、人魚へと変化していく少女の身体に喩えた美しい作品。

永遠に僕のもの(2018年製作の映画)

3.2

実際にあった事件が脚色されて映像化されるのは好みが別れる。
罪人はそれ相応の見た目をしていると固く信じられていた時代に現れた、天使のような殺人鬼。彼はなにを思って犯罪を繰り返したのだろうか。モデルにな
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彼女がその名を知らない鳥たち(2017年製作の映画)

4.2

ただひたすらに、主人公が可哀想だと思った。真っ当な愛を求めているだけなのに、愛した人はみんな他に愛する人がいる。十和子との関係は自身の欲を満たすものでしかない。
そんな中で、ただ1人だけ真っ当だ
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ゆれる人魚(2015年製作の映画)

2.9

もっと重いメッセージ性のある映画かと思ってたら意外と軽かったです。
描写的に急に進むところがあって、少しついていけないところがありました、、
映像は綺麗だし男の子はイケメンだし、軽く観るくらいなら楽し
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町田くんの世界(2019年製作の映画)

4.8

悪意に満ちた(と、ほとんどの人が思っている)この世界で、町田くんは誰にでも分け隔てなく接し、全ての者に平等な優しさを与えている。
変わり者と呼ばれようとも、この世界を悪意で満たしている一員にも臆するこ
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愛がなんだ(2018年製作の映画)

3.8

様々な登場人物を通して、愛とは何かを描いた作品。といっても本質的なものを追求するのではなく、私の愛ってこの人に近い概念かもしれない、とふわっと見つけるような。この映画を観て、涙を流す人もいるだろうし、>>続きを読む

ビューティフル・ボーイ(2018年製作の映画)

3.7

ふとしたことからドラッグにのめり込んでしまう青年。そんな息子に絶え間ない愛情を与え続ける父親。更生施設に入ったり逃げ出したり、今度こそはドラッグを辞めると言いながら、何度も同じ過ちを繰り返します。
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search/サーチ(2018年製作の映画)

3.8

全編を通してパソコンの画面だけでストーリーが展開します。SNS以外での人間の動きをFaceTimeで表現していたり、監視カメラ等の映像やニュースの映像が効果的に使用されています。
行方不明の娘をsea
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美人が婚活してみたら(2018年製作の映画)

3.4

『勝手にふるえてろ』の大九監督ということで。タイトル通り、美人が婚活をするという点に注目すると、そこまで深い作りにはなっていません。しかし、吉本興業制作の、脚本家がお笑い芸人(監督も元ですね)という点>>続きを読む

君は月夜に光り輝く(2019年製作の映画)

4.0

今回もさすが月川監督、映像が綺麗で、チープになりがちな恋愛映画も安心して観ることができました。
永野芽郁さんも北村匠海さんも綺麗すぎる、それに尽きます。同監督作品の君の膵臓をたべたい とやってることは
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東京喰種 トーキョーグール(2017年製作の映画)

3.0

想定内!という感じでした。続編もあるらしいので感想はそれを含めてから、ですね。
窪田くんの演技はやはり素晴らしい。カネキを演じられる俳優さんは窪田くんしかいないと思います。漫画自体はとても好きなので、
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犬猿(2017年製作の映画)

3.8

真面目にコツコツと働く主人公の和成。そんな和成の前に、出所した兄・卓司が現れる。破天荒で目先の事しか考えられない兄へ募る不満。
一方、要介護となってしまった父の代わりに家業の印刷会社で社長を
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みなさん、さようなら(2012年製作の映画)

4.2

団地の鬱屈した雰囲気が全体的に蔓延る、暗いけど、でもどこか晴れ晴れしい気持ちになる。
小学生の頃から時が止まってしまった主人公と、時が経つにつれて変化していく周囲。団地の中だけで生きていくと決めた主人
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リバーズ・エッジ(2018年製作の映画)

3.4

やりたいことは分かる、言いたいことは分かるんだけど……という感じ。基本的には“画から汲み取れ”なのですが、それだとインタビューシーンは蛇足のような。
1990年代後半という時代と閉塞的な若者の世界とい
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芸人交換日記(2011年製作の映画)

5.0

夢を叶える、とは。

 物語の最後に、主人公が夢を叶える作品はごまんと存在する。沢山の苦難を乗り越えたのち、夢にたどり着く姿は万人に勇気と希望を与え、生きる活力にもなるだろう。しかし、当たり前の話だが
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チワワちゃん(2018年製作の映画)

4.7

このレビューはネタバレを含みます


〇あらすじと登場人物
『バラバラ殺人事件の被害者の身元が判明した。それがあたしの知っているチワワちゃんのことだとは最初思わなかった。私たちはチワワちゃんと遊んだり、キスしたり、馬鹿話をしたりした。で
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ボヘミアン・ラプソディ(2018年製作の映画)

4.0

クイーンというバンドを、名前と数曲しか知らなかった。ので、フレディの人生に初めて触れた。考察や感想を読みながら、バンドの成り立ちや同じ時代に活躍したバンドとの関係、いろんなことが新鮮で楽しかったです。>>続きを読む

スマホを落としただけなのに(2018年製作の映画)

4.2

ツッコミどころは多いものの、誰が観ても楽しめるエンターテインメント性のある作品。伏線も回収しつつ、想像の斜め上をいくキャラクターの登場、意外な事実。
犯人役の方、怪演でした。成田くんとちばくんはやっぱ
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生きてるだけで、愛。(2018年製作の映画)

4.4

なんかいろいろ重なって、どうしようもなくむしゃくしゃした気持ちを他人に向けてしまいたくなるとき、ある。私たちはそう思っていても滅多にそれをしないのに、画面の中の女の子はそれをいとも簡単にやってのける。>>続きを読む

ここは退屈迎えに来て(2018年製作の映画)

4.4

みんな、誰だって、何者かになりたいのだ。
高校生の世界はとても狭い。高校を出て、大学に行って、もしくは就職したら、そんな狭い世界が全てだった自分に辟易する。誰だってそうだ。椎名のように狭い世界の中心に
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火花(2017年製作の映画)

3.5

単純にすごく面白い作品なんですけど、やっぱり徳永と神谷の10年を纏め上げるのに、2時間という時間は少なすぎたのだ、と。
徳永と神谷が初めて飲みに行くシーン、徳永の突然のボケ。太鼓のお兄さん。そこで徳
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愛の渦(2013年製作の映画)

3.5

欲望が渦巻く部屋。どんな人にもそれぞれの事情と生活がある。内面をさらけ出せる場なんてそうそうない。おもしろかった。