モリユウキさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

モリユウキ

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ウーマン・イン・ザ・ウィンドウ(2021年製作の映画)

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どーでもいいスリラーだった。
人気だからといって見る価値があるかは別だった。。

ROMA/ローマ(2018年製作の映画)

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劇判なし、定点撮影による第三者的視点、そして白黒撮影による色彩温度の排除といったミニマルでダウナーな作りは、作品中で訴えられる要素を強く浮かび上がらせる。一番の主題はトキシック・マスキュラリティ(有害>>続きを読む

アメリカン・マーダー: 一家殺害事件の実録(2020年製作の映画)

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リアル版『search』っすな。
勿論事件は怖いけど、資料の羅列だけで映像作品が出来上がる現代なのが恐ろしい。

この茫漠たる荒野で(2020年製作の映画)

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直線に進み、過去は忘れろというトム・ハンクス演じるキッド大尉に対して、世界は環であり、進むためには思い出すこと、というインディアンの価値観を提示するシーンが、終末論アメリカ的価値観へのカウンターとして>>続きを読む

Cowspiracy: サステイナビリティ(持続可能性)の秘密(2014年製作の映画)

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畜産が温暖化最大の原因だ→人類全員が完全菜食主義者になるべきだという思考の極端さには付き合えないけど、そういう見方があることは承知しておく。
個人的には偽善だろうと週7日から週6日に肉を食べる量を減ら
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マリッジ・ストーリー(2019年製作の映画)

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未婚の自分にはどこまで理解できたかわからないが、裁判ものは人間の欲望を炙り出し、見応えがあるなと思った。愛憎含め、一概に切り捨てることの出来ない相手との争い。弁護士同士のやり取りが当人たちの思惑を越え>>続きを読む

Seaspiracy 偽りのサステイナブル漁業(2021年製作の映画)

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全体的に恣意的な語り口なので辟易しないでもないが、こういう事実があり得る、という視点を得るのが大事。
商業漁業の環境に及ぼす影響までが特に興味深い。
https://twitter.com/mishi
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エイス・グレード 世界でいちばんクールな私へ(2018年製作の映画)

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淡々とつらかったけど、いつかその頃を過去にして肯定できる今を迎えてくれると思います。

彼女(2021年製作の映画)

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主演二人の気持ちの揺れ動きが一貫して無くて捉えるのが難しかったが、その論理性の無さこそが恋愛の激情を表現してるのかなと思った。
ヘテロ男性である兄のマジョリティ側からの正論がなによりも暴力的だなあと思
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ハーフ・オブ・イット: 面白いのはこれから(2020年製作の映画)

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祝在外3か月耐久ということで自分へのご褒美についにネットフリックスへ加入!
と、いうことで話題作で気になっていたオリジナル作品の本作を第一作に選んだわけですが、いやあ、舌を巻きました。
アメリカの(お
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シカゴ7裁判(2020年製作の映画)

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アメリカへのやるせない気持ちに拍車がかかる作品でした。
往々にしてどの国家でも問題になることだけど、「法の支配」の根本が壊れていることのやるせなさがすごいし、それが今回の大統領選やBLMでもかなりの度
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15ミニッツ・ウォー(2019年製作の映画)

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J’ai habité à Djibouti comme le JOCV donc ce film m’a rappelé grande nostalgie!! Je sais qu’il fait >>続きを読む

ラスト・ボーイスカウト(1991年製作の映画)

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ボーイスカウトはアメリカでも真面目な良い子ちゃんみたいなスラングかと思うと悲しくなるね。

イディオッツ(1998年製作の映画)

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正直に受け止めるなら偽悪的な作品だなと思った。
精神障碍者を演じる健常者を演じる俳優、みたいなメタ構造とか、そこに実際のダウン症患者を投入して俳優たちのアドリブを試してみたりとか。手持ちカメラ撮影によ
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グッバイ、サマー(2015年製作の映画)

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【日本語は下】
Ce film débordent de la conscience de soi et du complexe jeune! Il y a petit différent mais
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美の祭典(1938年製作の映画)

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単純なものでこういうの見ると運動を始めたくなる笑
ラスト、逆光で次々と男子の飛び込みを映すシーンに監督のこだわりを感じた。

民族の祭典(1938年製作の映画)

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90年前であろうと選手同士が称えあい、観客が熱狂している様子は現代と全然変わらない。
スポーツってやっぱり人間を熱くさせるし、それが国に結びつくと国威発揚に絶対使うだろうなあ。このパンデミック下に及ん
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黄色い大地(1984年製作の映画)

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チェン・カイコーって始皇帝暗殺とか空海とか最近は変な映画撮ってるイメージだったけど、これめちゃくちゃいいやんけ!文化大革命後に中国外からの影響を受けた世代である、中国映画第五世代のきっかけの作品とのこ>>続きを読む

タワーリング・インフェルノ(1974年製作の映画)

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パニック大作古典その2
隊長かっこよすぎた。
何かあった時に最前を尽くせるよう、身体を鍛えないといけないなと思いました。

映画 けいおん!(2011年製作の映画)

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「けいおん!」(特に2期)は本当に自分を構成する要素になっていると思うくらい入れ込んでいる作品で、本作を観終えることによって放課後ティータイムの活動が終わってしまうと思い、10年間見れずにいたのだけれ>>続きを読む

ポセイドン・アドベンチャー(1972年製作の映画)

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パニック大作古典その1。
ご都合で色々進んでいく感じは否めず、ラスト10分辺りでくどさが限界だったけど、まあそれなり。確かに今のハリウッドアクション娯楽のフォーマットって感じでした。

大人は判ってくれない(1959年製作の映画)

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今でいうところの育児放棄に近い環境下、それでも自分を主張するかのごとく悪さをして、だけど子供の力じゃ全然世の中の大きな力にはかなわなくて...と悲しい感じに収斂していく作品だった。
脱走したのち、アン
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俺たちに明日はない(1967年製作の映画)

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普通に楽しめたかな。
ウォーレン・ベイティってエディ・レッドメインに顔似てるなってずっと思いながら観た。
アメリカン・ニュー・シネマが反体制を描いたのは当時のベト戦への反戦気運からだと思うと、当時世代
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青春残酷物語(1960年製作の映画)

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世の中に対する怒りに若く矮小な個人が閃光のように燃えるも、最後はこれでもかというくらいに敗北していくのマジで青春残酷物語ってタイトルすぎるな。
安保闘争の様子をそのまま撮影に使うロケ手法や、刹那的で退
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マリア・ブラウンの結婚(1978年製作の映画)

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めちゃくちゃヒリついた作品。
商業主義と訣別した芸術性を追い求めたのがニュー・ジャーマン・シネマだというのも納得。
敗戦直後のどん底から成り上がるも結果的に心の貧困は埋められないという開発の問題でもあ
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勝手にしやがれ(1960年製作の映画)

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ジャンプカットの多様や整合性を欠いた編集で違和感の残る後味なのに決して嫌じゃない、むしろ物語中盤、パトリシアのアパートで二人がぐずぐずと寝る寝ないの話を続けているところなど、そのちぐはぐな編集が却って>>続きを読む

サイコ(1960年製作の映画)

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クレジットタイトルかっこいい。
運転時の不穏な音楽もかっこいい。
あの恐怖映像の効果音はこの映画のものだったのか。

東京物語(1953年製作の映画)

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70年近く経とうとも変わらない日本人の本質に、清濁併せてここまで限りなく迫った作品は他にないと私は思う。これからは、国外の友人たちに日本人のことを知るのに最も良い資料として、私はこの「東京物語」を薦め>>続きを読む

自転車泥棒(1948年製作の映画)

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パラサイトやジョーカーはこの系譜なんじゃないかと思わされる救いのなさ。
ネオレアリズモという事はあくまで一市民の当時のあるあるに近い作品なのだろう。お父さんは一般の電気工、息子は街で見つけたその辺の子
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