悠さんの映画レビュー・感想・評価 - 8ページ目

悠

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たかが世界の終わり(2016年製作の映画)

4.0

【これが最後だなんて、僕たちは哀しいくらい 不器用だった。】

家族だからと、なんでも分かり合えるなんてことは幻想だろうと、突きつけられた。でも、たとえば入ってほしくない領域だったとしても、一度生まれ
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シカゴ(2002年製作の映画)

3.6

【この街では、銃弾一発で有名になれる。】

「一度浮き上がったら必ず底につくのよ」

それでも這い上がる女達は、美しさと強かさを、音楽に合わせて、襲いかかるように、魅せる。セクシーすぎる。かっこよすぎ
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男と女(1966年製作の映画)

-

【その姿は男と女】

50周年記念デジタルリマスター版。

あのよく聞く音楽は、この映画から始まっていたのか。( ダバダバダ )大人の恋愛、私にはまだピンとこないけれど、ラストのあの会話は、20代には
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僕と世界の方程式(2014年製作の映画)

4.0

【間違いなんか、どこにもない】

ネイサンの目と、光が、すごく綺麗。世界の見え方は、誰にとっても違うけれど、きっと全部綺麗なんだろう。

「数学は世界一美しいものになる」
不揃いを嫌うネイサンが、それ
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ドクター・ストレンジ(2016年製作の映画)

-

【上から目線の天才外科医。
彼を目覚めさせたのは、魔術。】

Doctor Strange

ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)

4.4

‬【夢をみていた】

Filmarks会員枠試写会。
鳥肌が立つ。オープニングは最高。胸が踊って、心が震えて、エンディングの頃には感情が全部持っていかれた。実は好き嫌い別れそうなところもあるんだけど私
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アイアムアヒーロー(2015年製作の映画)

4.4

このレビューはネタバレを含みます

【ようこそ絶叫のZQNパニックへ】

ゾンビ映画に固定ファンがいるのがやっと分かった…!日常がどんどん侵食されていく緊迫感と恐怖。一瞬緩んだ時に生まれてしまうコミカルさ。邪道と王道が入り混じってて、何
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ネオン・デーモン(2016年製作の映画)

-

【無垢な夢が 邪悪な毒に 染まる】

うーん、スクリーンじゃなければ大嫌いな映画だったかもしれない…。グロいというか、倫理的に恐怖なシーンが多いし、観念的で難しい。なのに綺麗すぎて、何もかも全て美しす
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千と千尋の神隠し(2001年製作の映画)

5.0

【トンネルの向こうは不思議の町でした。】

「今日(こんにち)、あいまいになってしまった世の中というもの、あいまいなくせに侵食し尽くそうとする世の中を、ファンタジーの形を借りて、くっきりと描きだすこ
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セトウツミ(2016年製作の映画)

3.8

【ケンカもない。部活もしない。壁ドンもない。「喋る」だけの青春。】

(観てないのにこういうこというのは とてもよくないと分かっているんだけれど)ライトアップザニューワールドのやつより こっちのが 面
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僕らのごはんは明日で待ってる(2017年製作の映画)

3.6

【君の「秘密」に気づいて、
この恋を永遠にすると決めた】

「箱入り息子の恋」では牛丼食べたくなるけど、これはケンタッキー。

「もうひと恥ずかししちゃいなさいよ」って言う片桐はいり… ! 相手しか
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ビリギャル(2015年製作の映画)

3.8

【この奇跡は、あなたにも起こる】

こんなの もちろん泣いちゃうでしょ。

ドント・ブリーズ(2016年製作の映画)

3.9

【この家から生きて脱出したければ 息をするな】

思わず 、息止めてた〜。 怖すぎる、緊迫感、臨場感がすごい。 善人いないし、誰の立場にもなれないけど、入り込めたのはカメラワークと展開の秀逸さが凄いか
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ぼくは明日、昨日のきみとデートする(2016年製作の映画)

3.5

【たった30日 恋するために
ぼくたちは 出会った】

この映画を、 泣ける人と 泣けない人 に世の中は分けられる。(笑)
光が綺麗だったから、小説よりは好き。

海賊とよばれた男(2016年製作の映画)

3.6

【戦う理由は、未来にある。】

舞台のように大仰な演技と、さめざめと泣かせようとかかる壮大な音楽で、逆に冷めてしまった。美談を寄せ集めたような印象が否めなかった。長いスパンのドラマできちんと掘り下げて
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ミュージアム(2016年製作の映画)

3.5

【あなたは、最悪のラストを 期待する】

気分がよくなる話ではないだろうと思ってたけど、終始、うわあああやめてえええ、となっていた(笑)

何か単なるきっかけさえあれば、むしろそれさえなくても、人生が
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アズミ・ハルコは行方不明(2016年製作の映画)

4.2

【平成28年5月11日、
安曇春子(28)、失踪。】

女の映画だ。10代、20代、30代、もっと、呆けても、年を重ねても、常にレッテルを貼られ続ける。そうして、いつしか、行方不明になっていく。 "
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ウルフ・オブ・ウォールストリート(2013年製作の映画)

-

【〈欲〉を売り、〈夢〉をカネに変えた男の、仰天人生】

" セックス!ドラッグ!アルコール!"
てよくきくワンフレーズであって なんのこっちゃと思っていたけど、まさにこの映画だな〜。破茶滅茶すぎてなに
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疾風ロンド(2016年製作の映画)

3.2

【東野圭吾、笑撃サスペンス!】

まあこんな感じだろうなあと思ってみたらそんな感じだった。
濱田龍臣くん、大きくなったねぇ。

シンプル・シモン(2010年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

【磁石と同じ。正反対だから、惹かれ合うんだ。】

このラストシーンが好きだ大賞受賞作 👏

方程式に当てはめても、答えがポンと出ない。人と人の関係は難しいから、思わず、ドラム缶の宇宙に潜ってしまう。け
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この世界の片隅に(2016年製作の映画)

4.0

【昭和20年、広島・呉。
わたしは ここで 生きている。】

消すことのできない過去の中で、その日常に、人のあたたかさが確かにあったこと。それは救いなんじゃないかな。 タイトルバックのたんぽぽみたいに
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グッドナイト&グッドラック(2005年製作の映画)

-

「テレビは 人を教育し 啓発し
心さえ動かします
だがそれはあくまでも
使う者の自覚次第です
それがなければテレビは
メカの詰まったただの箱なのです 」

GOOD NIGHT, AND GOOD L
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ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅(2016年製作の映画)

-

【今度の魔法は、もっとすごい!】

最高!わたしは一生この世界の虜だ、今の時代に生きててよかった…。

「たとえば、大好きなレストランがある。ウェイターたちとも顔馴染みだ。食べ物も最高で窓からの眺めも
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ナイトクローラー(2014年製作の映画)

3.8

【他人の〈破滅〉の瞬間に、
カメラを持って現れる】

目は口ほどにものを言う、まさに、と思った。主人公の目が、怖い。お金目当てにスクープ追いかけている時の方がよっぽどマシだった。人が死ぬときの、より派
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湯を沸かすほどの熱い愛(2016年製作の映画)

4.2

【最高の愛を込めて、葬ります。】

熱くなった。カーッと体の奥から、体温が上がるのを感じた。こんなにも温度を感じる映画は初めてだ。

厄介なことは後回しにしたい。本音はいつだって怖い。母親だって、完璧
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PK(2014年製作の映画)

4.7

【世界をまったく知らない男、PK
彼の"小さな"疑問は、
やがて"大きな"奇跡を呼ぶ!】

「きっと、うまくいく」の大ヒット後、1番注目が集まる中、このテーマで、ここまで人をハッピーにする作品を創り上
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溺れるナイフ(2016年製作の映画)

3.0

【一生ぶん、恋をした】

「椿みたいやなぁ」
大友だった「赤い花」が、ああいう表現に使われたのはちょっとないかなあ。

永い言い訳(2016年製作の映画)

4.2

【妻が死んだ。
これっぽっちも泣けなかった。
そこから愛しはじめた。】

救いの手なんで伸ばしてくれない。実はこのときこうで、なんて親切設計じゃない。鈍くぐさりと、心を締めつけてくる。死者の言葉は届か
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