kkkのk太郎

テルマエ・ロマエ ノヴァエのkkkのk太郎のレビュー・感想・評価

テルマエ・ロマエ ノヴァエ(2022年製作のアニメ)
3.5
古代ローマ人の浴場設計士ルシウスが、ひょんなことから現代日本へとタイムスリップし、そこで学んだことを活かしてローマの街にお風呂を作っていく、という歴史コメディアニメ。


オンライン試写会に当選したので、一足早く観賞させていただきました!
Filmarksさん、ありがとうございます♪

試写会で放送されたのは1話〜3話。
たった3話しか観賞していない人間がとやかくレビューする訳にもいかないとは思いますが、レビューの投稿が観賞の条件だったので、簡単に書き込ませていただきます。

タイトルである『テルマエ・ロマエ』とは「ローマの浴場」という意味。
『ノヴァエ』とはラテン語で「新しい」という意味。
つまり『シン・テルマエ・ロマエ』という訳です。

実は『テルマエ・ロマエ』は今から10年くらい前に、『秘密結社鷹の爪』でお馴染みのFROGMANの手によって一度アニメ化されている。
原作ファンだった自分は、待ちに待った『テルマエ』のアニメ化がフラッシュ・アニメだったことに非常にガッカリしたのだが、実はヤマザキマリ先生も同じように思っていたのかも…、とか今回のアニメを観て思いました。

なんと言っても、今回のアニメは原作者であるヤマザキマリ先生自身が「シリーズ構成」と「エグゼクティブ・プロデューサー」を担当している。
オマケコーナーである実写パート「巡湯記」では、先生本人が登場して草津温泉を旅してくれる(久住昌之先生のパク…リスペクト)。
とまぁこの気合の入りぶりを見るに、本作は原作者先生本人の手によるアニメ版『テルマエ』の再構築=「シン」ということで間違いなさそう。
少なくとも1〜2話はとても忠実に原作をアニメ化してくれているので、原作ファンなら絶対に満足出来るはずッ👍✨

アニメーションのクオリティは普通。
元々動きで魅せるタイプの作品ではないので、作画的な見所は特にない。
ただ、ルシウスが未来へとタイムスリップする時の、サイケデリックな映像表現は結構面白い。あれは毎回やって欲しい。

2Dの部分は良いのだけれど、所々で入る3Dの作画はイマイチ。
特にモブの動きは…🤷‍♂️通行人などのモブは3Dで描かれているが、歩き方が不自然だし同じような顔の人が何人かいるしで、もうちょいなんとかならんかったんかな〜、と思ってしまう。
とはいえ、作品に影響を及ぼすレベルで崩壊しているわけではないので、気にならない人は気にならないかも。

ルシウスの声優は今をときめく津田健次郎さん。
ルシウスに津田さんは合わないだろ〜、と思っていたけど、いざ観てみたらこれが結構ピッタリ。いい感じ!😆
声優欄を見てみると、今後豪華な声優の方々がどんどん登場してくるみたいなので、声オタの皆さんにもおすすめ出来るかもー。

一時は社会現象化したほどのヒット作なので、本作のことを全く知らないという人は少ないだろうが、今回が全くの初見というのであれば、この斬新な設定に度肝を抜かれるだろう。
ローマの浴場に着目するなんて、しかもそれを日本の温泉文化と結びつけるなんて、まさに天才の仕事!ヤマザキ先生凄〜い👏

笑いのセンスもキレキレ。
爆笑するようなギャグではなく、ついついニヤニヤしてしまうコメディ展開の連続で、観賞中は時間を忘れて楽しめるはず。
ルシウスの、平たい顔族をナチュラルに見下している感じが笑えるのよねー🤣

続きが気になるっ!…ということはないけど、肩の力を抜いてダラダラと観賞する分には最適なアニメだと思う。
Netflixに加入している人は是非観賞してみて下さい〜♪
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