ウシュアイア

ママレード・ボーイのウシュアイアのレビュー・感想・評価

ママレード・ボーイ(1994年製作のアニメ)
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まずは「ケンコバ ママレードボーイ」とググってみよう。衝撃を受けるはず。

1990年代前半の日曜8:30のテレ朝は男の子向けのアニメの時間帯だったが、何の前触れもなく少女漫画原作のアニメに変わり、そのまま引きずり込まれてしまった少年も少なくないだろう。実は観ていました、という男の子は少なくないはず。ということで、本作はある世代の男の子にとって少女漫画入門となっているが、これがスタンダードと言ってよいのかは疑問。

主人公光希は親同士が夫婦交換の再婚してシェアハウスというとんでもない状況下、同い年の義兄イケメン遊と同居することになる、ホームドラマ+学園テイストのラブロマンス。

光希と遊は付き合い始めるも、周囲に二人を惑わす男女が登場し、光希は結構嫉妬深い。自分に自信がないこともあって、超絶イケメンを彼氏にもつゆえの贅沢ともいえる不安から来ている。今風ならばそこで主人公を成長させる展開になるところだろうが・・・。

男の子は完璧な遊に共感を抱く部分があるとすれば、光希みたいな女の子って面倒臭い、ってところだろうが、むしろ周囲に冷やかされて、自分の思いをちゃんと光希に伝えられなかった不器用な男・銀太の方が共感できるところが多かった。
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