真田ピロシキ

STEINS;GATEの真田ピロシキのレビュー・感想・評価

STEINS;GATE(2011年製作のアニメ)
3.4
原作ゲームは面白くてこのアニメも空気感の良い出来だったけど、今また見たとして楽しめるかはあまり自信がない。増長しきった腐れ害オタが目に余りすぎる今では、未来ガジェット研究所のオタク連中を好意的に見られるのだろうか。キモオタタイプはダルしかいないし、コイツも限りなくアウトなセクハラはやりかけるものの現実のアンフェ連中とは比べ物にならないマシな人間ではある。同じオタクでも消費しか能がなく群れるのが大好きでクソどーでもe知識マウントを仕掛けるスティーブン偽善バーグの『レディプレイヤー1』のキモオタよりは人間のランクがずっと上で登場人物にはそんなイラつかないはず。ただもうオタクが嫌いすぎて東京に行ったとしても秋葉原は降りるどころか通過すらしたくないレベルなので、そんなとこを舞台にされるとね。秋葉原に住んでいる人にはすみません。

登場人物で印象的なのはルカ子。所謂男の娘枠だけどそんなに茶化さず真剣に描こうとしてたんじゃないかな。最近だとゲームを辞めかけている私が唯一残る勢いで大事にしている『ギルティギアストライヴ』のブリジットが男の娘設定から真面目にトランスジェンダー女性として定義され従来のファン層以外に好評を博したので、ルカ子もまた作り直すことがあったら高みに登るワンチャン。ちなみにルカ子を演じる小林ゆうはギルティでも昔はメタラー男性みたいな姿だったのがスラっとした女性体に変わったテスタメントを演じてて、ブリジットと共にドブ川のような格闘ゲーム界を照らしています。ちょっと敷居は高いけど爽快で楽しいんでオススメするね。エルプサイコンガリィ。