令⼦が買った⾦⿂鉢を⾃宅に届けた⼯藤は、令⼦の部屋にかつての恋⼈の⾯影を感じる。消えた喫茶店・⾦⿂茶館の店員・グエンを探し続けている⼯藤だが、形跡さえ⾒つけられない。
その頃、怪しい仮⾯の男が九⿓の街を徘徊し、令⼦に接触していた。仮⾯の男から、今の⾃分とは別に「鯨井 B」が過去に存在していたと知らされる令⼦。⾃分のクセや恋⼼すら鯨井 B からの借り物かもしれないという事実に、令⼦は思い悩む。
ユウロンの調べで、鯨井 B は 3 年前に薬の過剰摂取で亡くなっていたと知った蛇沼。⾃らが取り壊した第⼆九⿓にかつて住んでいた彼⼥に、蛇沼は因縁を感じる。時を同じくして、令⼦は⾃分のことが⾒ることができない⼈間がいると知りショックを隠せずにいた。⾃⾝の存在そのものが⼤きく揺らぐ中、⼯藤の「何処へも⾏かないと約束する」という⾔葉に⽣きる道を⾒出す。そして、九⿓についての調査するため⾹港に向かった楊明は、ネット上で現在の九⿓について知る⼈物と接触する。
部屋に残されていたメガネをかけると、奇妙な⾵景が断⽚的に⾒えると気づいた令⼦。鯨井 B の記憶の⼿がかりになると考え、楊明と共にメガネが映した九⿓北エリアを訪れる。鯨井 B とジェネリック九⿓の秘密に⼤きく近づきつつある⼆⼈だが、壁のお札通じて⿓からの警告が届く…。そしてグエンは、旧知の仲であるらしい⼩⿊(⻘年)との再会を驚きながらも喜ぶ。そしてその再会により、グエンもさらなる九⿓の謎に⾜を踏み⼊れるのだった。