ウシュアイア

涼宮ハルヒの憂鬱 第2期のウシュアイアのレビュー・感想・評価

涼宮ハルヒの憂鬱 第2期(2009年製作のアニメ)
3.0
昨年のコロナ自粛生活におけるアニメ入門必修科目の「進撃の巨人」「コードギアス反逆のルルーシュ」「魔法少女まどかマギカ」などをAbema Premiumで履修中、箸休めとして視聴。これも必修科目だという人も少なくないが・・・。

Abema PremiumからFODへの移行で11話で中断。

最初はオタク趣味をもつ美少女をめぐる日常系学園ラブコメだと思ってみていたら、本物の宇宙人、超能力者、未来人が現れるSFコメディだった。毎回日常系からの予想の斜め上をいく唐突なSF展開、斬新ともいえるキョンのやれやれ系モノローグに退屈はしなかったが、とうとうドはまりして一気見するようなことにはならなかった。

少なくとも理由は2つあると思える。

1つはツンデレハルヒとエロロリみくるは、かげろうお銀の入浴シーンが如くのお約束で笑いこそすれ、萌えには至らなかったということ。

もう1つは観ても単純に時間つぶしになるものの、何も残らないということ。だいぶ後に観た「青ブタ」は「ハルヒ」と同じ学園、ラブコメ、SF要素が含まれており、キャラクターからセリフまでお約束満載なのだが、こじらせがちな青少年へ「自分の気持ちに正直になることの大切さ」を全編に亘って説いており、ちょっと教育的である。「ハルヒ」にはそういうメッセージ性のようなものを見出すことができなかがくえ

日常、学園、ラブコメのお約束の確立という点で、後世に残る教科書的な作品だと思うが、青ブタヲタは涼宮ハルヒの夢を見ない。
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