1970年代、バンコク。カニット・ハウスで豪華なパーティーを開いていたシャルル・ソブラジ。2人の若者が失踪したことを受け、外交官が動き出す。

恋をしたマリー・アンドレ・ルクレールが深みにはまってゆく。キャリアへのリスクも承知で反対を押し切り、ヘルマン・クニッペンバーグは調査を続ける。

関係者から話を聞き、疑いを深めるクニッペンバーグ。毒牙にかかり、カニット・ハウスにやってきた冒険心旺盛なフランス人青年は、衝撃の事実を知る。

マリーとアジェイ・チョウドゥリーへの支配を強めてゆくシャルル。ナディーン・ジレが潜入調査に乗り出し、クニッペンバーグの秘密が明るみに出る。

誰が狩る側で誰が狩られる側か。警察の到着に備え、ナディーンがシャルルたち全員をアジトに引き留めようとするが、シャルルにはある計画があった。

シャルルが大胆な行動に出る一方で、事件を忘れようと葛藤するクニッペンバーグ。マリーとアジェイは、シャルルとの未来をめぐって口論になる。

パリへやってきたシャルルとマリーを、歓迎とは程遠い反応が待ち受ける。2人の計画を阻止すべく、クニッペンバーグはマスコミに働きかけることに。

インドで追い詰められてゆくシャルルたち。追跡劇が最終局面を迎えるなか、事件にとらわれ続けるクニッペンバーグ。失われた命の報いを受けるのは誰か。