にゃん

理想のオトコのにゃんのネタバレレビュー・内容・結末

理想のオトコ(2021年製作のドラマ)
3.1

このレビューはネタバレを含みます

みんな誰しも"理想のオトコ"っていると思うし、でもその理想通りの人と結婚できたからって茉莉沙のようにDV紛いな事や浮気に悩まないとは言いきれない。
燈子はずっと自分を守ってくれる人を探していたけれど、最後に選んだ先生は"守りたい人"だった。そんな考えも素敵だなぁと感じた。

幼い頃に出会っていた2人がこうして出会いお付き合いを経て結婚となった事に、ミツヤス先生は「運命だったのかも」と言ったが、「運命なんかじゃありません。私が先生を選んだんです」ときっぱり言いのけた燈子のセリフが好き。
結婚、いいなぁって思った。

あと茉莉沙の"高野と距離を置く"という決断が精神が強いなぁと感心した。
「ひとつの家庭を壊して結ばれた2人」というワードに、世の中の略奪愛が脳裏を過り、色々と考えさせられた。


あと瀬戸くんの顔が良すぎて、画面越しなのに茉莉沙とのキスシーンにドキドキした。

ストーリー↓
1
32歳独身の美容師・小松燈子(蓮佛美沙子)はある日、編集者の親友・茉莉沙(藤井美菜)から、これから授賞式に登壇する漫画家・ミツヤス(安藤政信)の身なりを整えてほしいと頼まれる。そのまま授賞式に訪れた燈子は偶然にも同級生・圭吾(味方良介)と再会、さらにデザイナーの高野(瀬戸利樹)と出会う。そんな中、舞台上から時折ミツヤスの視線を感じる燈子。この視線の意味は…一体?
式典後、ひょんなことから飲みに行くことになった燈子とミツヤス。一方で茉莉沙も高野と二人で飲むことに。

ミツヤス(安藤政信)との一夜の過ちに落ち込む燈子(蓮佛美沙子)は、体の関係から始まる恋もありだと茉莉沙(藤井美菜)に励まされる。しかし茉莉沙には相手がミツヤスだとは言えずにいた。恋愛に発展するわけがないと思いながらもミツヤスのことが頭から離れない燈子は、ある日、圭吾(味方良介)から突然の告白を受け、二人の間で気持ちが揺れ動いていく…。
そんな中、意を決してミツヤスと再び会うが、ミツヤスから圭吾とのことを聞かれてしまう。

何度か連絡を取り合い、会うようになった燈子(蓮佛美沙子)とミツヤス(安藤政信)。会う毎に燈子はミツヤスへの思いを募らせていた。告白の言葉こそ無いが体の関係はある。付き合ってると思っていいよね?久しぶりの恋に戸惑いながらも、燈子はそんな期待を抱いていた。しかし、ミツヤスのアシスタント・最賀(平井亜門)から二人の関係を聞かれ、ミツヤスの"付き合ってはいない"の答えに燈子は唖然としてしまう。一方、茉莉沙(藤井美菜)も高野(瀬戸利樹)からのアプローチに少しずつ惹かれていく。

ミツヤス(安藤政信)から「付き合っていない」と言われショックを隠しきれない燈子(蓮佛美沙子)。平然を装う燈子だが、そんな様子を察し、食事に誘う圭吾(味方良介)。何年も会っていなかったのに、嘘みたいに安心できる圭吾と、フラれたのに気づくと頭に浮かぶミツヤスの顔。私の理想のオトコは、どちらかかもしれない…燈子はそんな思いで、心が揺れ動いていた。一方、茉莉沙(藤井美菜)は夫・正樹(武田航平)から漂う女性ものの香水の匂いに浮気を疑う。

圭吾(味方良介)の“結婚”というワードを聞き、ミツヤス(安藤政信)から告白を取り消しされる燈子(蓮佛美沙子)。告白してきたかと思えば、今度はフラれる羽目に。圭吾が理想のオトコだったら、自分を幸せにしてくれそうな気がする…分かっているのに、どうして?燈子はそんな感情に振り回されていた。一方、圭吾の発言に自信をなくし落ち込んでいたミツヤスも、漫画を描けずにいた。その原因が燈子で2人の関係を初めて知った茉莉沙(藤井美菜)は、燈子の家に乗り込む。

お互いの正直な気持ちを打ち明け、正式に付き合うようになった燈子(蓮佛美沙子)とミツヤス(安藤政信)。順調かと思いきや、仕事に夢中になると連絡すら取れなくなるミツヤスに、燈子は不安を感じていた。美容師の仕事にも支障をきたしてしまい、落ち込んでいた燈子。そんな中、圭吾(味方良介)から連絡が。一方、茉莉沙(藤井美菜)は、夫・正樹(武田航平)への浮気に対する疑念を夫本人へ打ち明けるが、職場で一緒に行動している後輩だとかわされてしまう。そして、高野(瀬戸利樹)から夫婦関係がうまくいっていないことを指摘されてしまい、告白までされる。

電話で燈子(蓮佛美沙子)の様子を察し、家にやってくる圭吾(味方良介)。また圭吾に心配をかけてしまった…燈子はそんな思いを抱きながら、相変わらず連絡が取れないミツヤス(安藤政信)を気に留めないよう、携帯の電源を切ってしまう。そんな中、ミツヤスは、圭吾から宣戦布告され、燈子とも音信不通になってしまったことで愕然としていた。一方、茉莉沙(藤井美菜)は、本音で話せる高野(瀬戸利樹)との距離を縮めていく。そんな高野と2人でいるところを夫・正樹(武田航平)に見られてしまい思い切り頬を叩かれ顔にあざが。

久しぶりに2人で会った燈子(蓮佛美沙子)とミツヤス(安藤政信)は、改めてお互いへの思いを打ち明けることで心を通わせていた。そんな中、ミツヤスが旅先で描いてきたデッサンから、燈子が小学生の頃祖母の家の近くの湖で1人遊んでいた時に似顔絵を描いてくれたのがミツヤスだと発覚する。一方、茉莉沙(藤井美菜)は、夫・正樹(武田航平)との今後について、離婚という決着をつけようとしていた。その決断に、高野(瀬戸利樹)は"じゃあ俺と…"と交際を申し込むが、茉莉沙は高野とも距離を置くと言う。このまま高野と結ばれてしまったら、ひとつの家庭を壊して結ばれたという事実はどうしてもついて回る。その事を茉莉沙は気にしたのだった。
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