にゃん

僕の手を売りますのにゃんのネタバレレビュー・内容・結末

僕の手を売ります(2023年製作のドラマ)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

タイトルからしてなんかグロい系かと思って見るタイミング見計らっていたが、実際は人手が足りない所に行って働きます的な意味だった。そんな安定しない仕事を応援する嫁と娘がすごいなぁと感じながら鑑賞。
最終的には借金を肩代わりしてくれている竹光家に警察が家宅捜索に入ったことで、借金がチャラになり、何なら裏金として問われたくない金を手渡しで貰ったことで貯金まで出来た大桑さん。人が良いからこそ肩代わりで出来てしまった借金だったが、最後貯金が出来たよと泣きそうな顔で奥さんに報告する表情が可愛かった。

1. 大桑北郎(オダギリジョー)は、愛する妻・雅美(尾野真千子)と娘・丸子(當真あみ)が暮らす東京・町田から離れ、なんでも器用にこなすプロアルバイターとして愛車のオークワ号で全国各地を飛び回っている。今日の仕事は水産技術センターからの鳥の生態に関する調査依頼。河畔へ出向いた大桑は、野鳥観察をする2人の少年たちと出会う。物で溢れかえったオークワ号と、見慣れない作業着を着た大桑に興味津々の少年たちだったが、次第に大桑へ密猟の疑いを持ち始める。

2. 大桑北郎(オダギリジョー)の多額の借金を肩代わりしている債権者・竹光幸枝(松田美由紀)は、突然大桑の借金を「一発でチャラにできる」方法を提示する。それは、かつて高校生だった息子の竹光洋平(水沢林太郎)に手を出した元担任教師・佐伯美和子(柳英里紗)から、示談金250万円を回収してくること。現在は横須賀のスナックで働く美和子を訪ねる大桑だったが、話をはぐらかされ説得に苦戦する。ある日、大桑はそんな美和子から自分の父親を探してほしいと予想外の依頼を受ける。

3. なぜか佐伯美和子(柳英里紗)の父、佐伯治(田中要次)を探すことになった大桑北郎(オダギリジョー)は、佐伯の手帳を頼りにはるばる山形へやってきた。手帳に名前のある、山形工科大学准教授の辻川栄作(眞島秀和)は、非常勤講師の小高みちる(中村アン)と怪しい関係にある模様。しかしみちるは、そんな関係やいつまでも非常勤な自分に嫌気が差していた。同じ“非常勤”同士、理解し合える大桑とみちるは距離が近づいていく…。

4. 大桑北郎(オダギリジョー)は、捜索中である佐伯治(田中要次)の手掛かりを見つけ、宮城県石巻市へ—。佐伯の手帳に名前がある、土木会社社長・島原忠夫(眼鏡太郎)を訪ねるが、数日間入院中だという。時間の空いた大桑は、妻で専務の志摩子(紺野まひる)の誘いで、土木現場のアルバイトをすることに。
働いているうちに、志摩子が義母・田中千代(仲野元子)と上手くいっていない様子や、複雑な家庭環境が見え隠れし、大桑は本題から逸れ、またトラブルに巻き込まれていく…

5. 大桑北郎(オダギリジョー)の債権者・竹光幸枝(松田美由紀)は、次々と別の仕事やトラブルに巻き込まれる大桑に呆れ返り、突然「今日限りで借金をチャラにする」と宣言する。大桑は呆然としながらも、妻・雅美(尾野真千子)と娘・丸子(當真あみ)に借金完済を報告する。しかし巻き込まれ体質は健在で、今度は竹光の息子・竹光洋平(水沢林太郎)の変わった依頼を受けてしまう。
依頼先にいたのは、大桑が借金を背負う原因となった男だった。

6. 借金がチャラになる話が白紙になってしまった大桑北郎(オダギリジョー)は、家へやってきた義父・大桑松夫(斉木しげる)にも、家族にもそのことを言い出せないでいた。娘の丸子(當真あみ)からはスマホをねだられ続け、仕方なく仕事のついでに丸子を連れてスマホを買いに行くことに。しかし、その日の仕事先は横須賀のスナックで、まさかの丸子vs美和子の戦いが勃発。一方、美和子の友人らから、佐伯治(田中要次)のよからぬ噂が入ってきて、謎は深まる。

7. 大桑北郎(オダギリジョー)は、佐伯治(田中要次)の噂の真偽を確かめるべく、佐伯と自衛隊時代の同期だったという日野渡(石井正則)を訪ねる。佐伯が過去に「米兵を殺している」という情報は本当なのか…。そんな中、大桑は翌日に娘・丸子(當真あみ)の高校入学式を控えていたが、成り行きで現地のバイト先で知り合った沢めぐり子(村上由規乃)と、日野の息子・篤史(桜庭大翔)と一緒に家へ帰ることに。絶対にその日に帰りたい大桑だったが、酷使された体は限界だった。

8. ぎっくり腰で仕事がろくにできない大桑北郎(オダギリジョー)だが、それでも日々バイトで稼がなくては家族を養えないため、ついに人生で初めて助手を雇うことを決意する。その相手は、大桑に借りのある債権者の息子・竹光洋平(水沢林太郎)だが、相変わらず口ごたえばかりの洋平と、大桑はうまくやっていけるのか…。そんな大桑の仕事場に突然現れたのは、義父の大桑松夫(斉木しげる)。
しかし何か様子が怪しく、突然オークワ号と一緒に消え去り車内のものを売り飛ばそうとしていた。

9. ついに佐伯治(田中要次)の居場所を掴んだ大桑北郎(オダギリジョー)は、債権者の息子で助手の竹光洋平(水沢林太郎)を連れて、いつも通りオークワ号で、愛媛へ—(!)。ようやく佐伯と対面を果たす。しかし、ここでもなぜか別の仕事を押し付けられ、理解不明の“しいたけ番長”を担ってしまう。さらには、覚えのない濡れ衣を着せられ、町の人から吊し上げにされる。

10. 小高みちる(中村アン)と奇跡の再会を果たした大桑北郎(オダギリジョー)だったが、喜びも束の間、早くも別れの時が…。一方、大桑と竹光洋平(水沢林太郎)は、よく分からないまま、佐伯治(田中要次)の元“しいたけ番長”を手伝い続けていた。すきを狙った洋平が、佐伯の印鑑をついに手に入れたが、すぐにバレて追い回されることに。
どこに行っても余計なトラブルばかりに巻き込まれる大桑、無事借金を返済し、遠い愛媛から東京・町田の愛する家族の元へ戻るまでのエピソード。
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