にゃん

春の呪いのにゃんのネタバレレビュー・内容・結末

春の呪い(2021年製作のドラマ)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

妹が序盤で亡くなる展開に驚いた。
そこからの"妹の好きだった人を奪うことは出来ない"という姉の葛藤が伝わるドラマ。
終始高橋ひかるちゃんが可愛すぎ。
お見合いの時に自分じゃなくて妹が選ばれたことに、嫉妬ではなく妹を盗られた悔しさで怒ってたってのが可愛かった。

1
立花夏美(髙橋ひかる)は11歳だった2010年春に母・京子(近藤奈保希)と死別。そんな時に女性の影をちらつかせる父・浩司(飯田基祐)を夏美は軽蔑し、妹の春(桜田ひより)をたった一人の家族として生きる決意をする。だが2020年冬、姉妹に舞い込んだ柊冬吾(工藤阿須加)との見合いによって妹との絆を揺るがす危機が。冬吾は遠縁にあたる相馬財閥の分家、柊家の三男。冬吾の母・聖美(高島礼子)が目を付けたのは春だった。

2
しかし、若くして病によりこの世を去った最愛の妹・立花春(桜田ひより)。葬儀で、「すぐ春のところに行くから」と声をかける立花夏美(髙橋ひかる)。ところが、亡骸の春が「冬吾さんは渡さない」と訴える幻影を見てしまう。「私が冬吾さんを奪うなんて…」と訝しむ夏美に、柊冬吾(工藤阿須加)から信じ難い相談「春の代わりに結婚して欲しい」と持ちかけられる。夏美は当然断るが、その直後、自分でも思いも寄らない提案"春との思い出の地を一緒にめぐって欲しい"と口にしていた。それは妹・春を感じるためとの思いからだった。

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柊冬吾(工藤阿須加)からの好意を感じ、キスを受け入れそうなった立花夏美(髙橋ひかる)は、そんな自分を戒める。「春(桜田ひより)から冬吾さんを奪ってはいけない」と。夜、帰宅すると、両親から「聖美(高島礼子)から冬吾とはもう会わないで欲しいと忠告を受けた」と聞かされる。そもそも2人の交際は聖美の希望ではなかったのか。もしかして冬吾はんは私のことが好き…?動揺する夏美は、偶然、春が当時書いていたブログを見つけ、SNSに残した姉へのメッセージに気づく。"絶対お姉ちゃんには絶対渡さない、例え地獄へ道連れにしてでも"

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立花夏美(髙橋ひかる)は、春(桜田ひより)のブログに残された柊冬吾(工藤阿須加)への激しい恋心に触れ、改めて冬吾との決別を誓う。一方、母・聖美(高島礼子)から新たな婚約者を薦められた冬吾もまた夏美との別れを決意していた。2人は決着をつけるべくカフェで落ち合うが、別れ話は思わぬ方向へと展開し、言い争いに…。その後、店を出た冬吾は、電車に飛び込んだ女性の騒ぎを耳にして、夏美ではないかと不安に駆られる。実際夏美ではなかったが、安堵している自分に気づかされ再度夏美への気持ちに気づかされる。

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その帰り、柊冬吾(工藤阿須加)が交通事故に遭ったことを知った立花夏美(髙橋ひかる)は、「春!冬吾さんを連れて行かないで!」と強く願いながら、急ぎ病院へ向かう。そこで冬吾が事故に至った思わぬ経緯を聞き、夏美は冬吾の愛の深さを噛みしめる。
「お姉ちゃんには冬吾さんを渡さない」ーーそうブログに真意を綴っていた春(桜田ひより)に罪悪感を抱きながらも、“呪われた恋”に飛び込んでしまった夏美。冬吾は片足を怪我しただけで済んだのだが、これをきっかけに2人は心の内を打ち明けることに。

との幸せな未来は訪れるのか…?
冬吾は初めて会ったときから気になっていた事を以前伝えてはいたが、夏美はその気持ちを拒否し続けていた。しかし。
貴方が死んでしまったら私が悲しいから、私はもう自殺をしようとはしない。
実は一緒にいない時に冬吾を思い出して切なくなる。
そう伝えられた冬吾は意外な事実に驚く。そして2人は素直になり抱き合うのだった。

ただ1人の家族・春に呪い殺されるならそれは本望、そう思い自分の気持ちに素直になり冬吾の気持ちも受け入れる。夏美は家を出て冬吾と一緒の人生を選ぶのだった。
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