モモモ

シークレット・インべージョンのモモモのレビュー・感想・評価

3.5
1話
ウィンターソルジャー級の硬派な作品を期待していたが「オビ=ワン」の様な何だか間の抜けた編集、凡庸な展開、時折著しくクオリティが下がる撮影とVFX…とかなり不安な第1話。老いてヨボヨボなニックはいい素材なのだが。ラストには少し…というか、かなりビックリ。マジでアレで退場?フェーズ1からの功労者の一人が?ファーフロムホームと同じでしょ…なんて気を抜いていたら。クリフハンガーの強度は確かかも。

2話(11/1)
1話でガッカリして鑑賞やめてたけど「ザ・マーベルズ」の前には流石に観ておくか…で再開。やっぱチープな瞬間(なんかヌルッと拘束されるフューリー、喉チョップでやられるスクラル人)があり過ぎるし、とりあえずロング、バストショットを撮っておけばいいでしょみがいな撮影と編集も凡庸だが、2話はそこまで悪い気もしなかった。黒人としてのフューリーの一面は役者本人が滲み出ていたし。あと単純に役者が名優揃いなんで会話劇の説得力はある。まあ、こんな作品で消費して良い役者ではないんだけど。勿体無いよなぁMCU。

3話(11/2)
仲違いしたタロンと速攻仲直り、尋問は失敗勢いで射殺、娘を使って発射中止を…との脚本、一夜漬けで書いたような感じだな…編集で色々切ったんだろうか。周りの人間がみんなスクラル!なのでリーダーの姿に全員変化!もヴィジュアル的にはいいけど、ロジックとしてはおかしいよな。おい、俺たちはお前を囲んでるぞ!との威嚇なのだろうが。アクションも野暮ったいし、酷いは酷いのだが観れないクオリティではないのがまた困る。

4話
アイアンマン3に出る予定だったエミリア・クラークがエクストリミスを得るのはMCUファン的には最高だし、ローディがスクラルでした!をヌルッと明かすのも良いんだけど…そもそもローディの性格が違いすぎると言うか(別人だから当たり前と言われたらそうだが、10年間見てきた人物像と解離し過ぎていて周囲が違和感抱かないのはおかしいレベルなので)シビルウォーのタイミングで入れ替わったみたいな無粋な事は勘弁してほしい。はいはいグルートね、みたいな所はまあ良いとして、タロンが撃たれたりトドメ刺される件のチープさが酷いくてね。何度も言うけど観れない程の駄作ではないです。

5話(11/5)
最初の病院シーンが自主制作映画みたいな安っぽさで参ってしまう。意識不明の大統領に耳打ちするのもシュールだし、ローディ(偽物)を殴打するのもシュール。ローディが側近の横で堂々と電話するのもシュール。ヴィラン側が力で屈服させる小物に成り下がるし。ガイアも全然活かせてない。コートとアイパッチはアイコンであることは事実だが、それをあちこちに隠していている理由にはならない。

6話
いやいや急性被曝を咳ゴホゴホで済ませるのは…「はい!正体はガイアです!」…いや、そもそもDNAだけで能力奪取って…都合が良過ぎるのでは…トニーを越える所業じゃ…「はい!誰の能力か当ててねスーパースクラルバトル!」…ローディの服装…シビルウォーで入れ替わったの…?いや状況が悪化…和平…?ああ…マーベルズの導入がそういう話なのね…、と何かこっち側で配慮しなきゃいけないドラマでした。MCUドラマはいつも終わり方が尻すぼみだけど、本作は最初からアレだったのが、まあ、はい。なぜキャロルが介入しないのかが最後まで引っかかったよ。介入せえ。
モモモ

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