モモモ

ミズ・マーベルのモモモのレビュー・感想・評価

ミズ・マーベル(2022年製作のドラマ)
3.7
1話(11/6)
ティーンエイジャーのオタクヒーローとして理想的な第1話。エンドゲーム後の世界(ファンへのメタ)として楽しめる。過保護で宗教(民族、人種)観から娘を束縛する親。世界共通の物語。妄想癖はカメラワークと多彩な演出で映像作品に昇華。特にメールのやり取りを光や街中で表現するシーンが最高。いけてない主人公の物語がどう転じるか。

2話
ちょっと終盤の展開(子供が阿保みたいなことをして落ちかける、何故かコスチュームを持っている)が気になったが、及第点的面白さ。三角関係。幼馴染とかっちょいい転校生。女性蔑視的コミュニティの中での主人公。忌み嫌われてる曽おばあちゃん。しかしリングは彼女のもの。完璧な救出とはいかず。ヒーローへの道は険しい。

3話(11/7)
1話がピークだなぁ。好きな男の親がヴィランで。能力はMCUではジン(別次元)のテクノロジーで。カマラが割と闘えるのに違和感があるが、まあそこはお約束ということで飲み込むしかない。ダメージコントロール局なんだ。スパイディ1作目以来?ティーンエイジャーヒーローはそこら辺の規模の組織が良いのだろうか。親友とのいざこざ、幼馴染との別離の予感、一応王道も青春物。

4話
アクションが凡庸なのはMCUのご愛嬌という事で。舞台はパキスタンへ。ルーツを辿る旅。個人的には狭い環境で完結する物語にしてほしかったが。ティーンエイジャー物なので。敵陣営の「はい!エンカウント!」な都合の良さ。カマラのハーレム恋愛物になってきたな。

5話(11/9)
「過去のアレは実は自分自身だった」王道展開に意中の相手が「自身と同じ力を持つ」アメコミヴィランの王道をやりながらも、絶妙に面白くないのは何故。やっぱバングルに攻撃が当たった、とかいう漠然としたキッカケだからだろうか。ロジックの詰めの甘さと言うか。お母さんに正体バレ、娘依存もサクッと乗り越えてしまうし。色々とヌルい。VFXもしょぼいし。骸骨化とかいう恐ろしい出来事がまるでコメディ。

6話
最終回はそこまで悪く無かった。1話の次に良い。それでも色々と力技が目立つ話運びだったけど。ティーンエイジャーなので最終戦は学校。幼馴染のインフルエンサーと強引にチームアップ。お兄ちゃんも。学校でのVSダメージコントロールはもっと面白く出来たとは思うが。ヴィランポジションではないが力を暴走させる初恋?の男の曖昧さ。家族が応援、家族からプレゼントされる「キャップテン・マーベル」カラーのコスチュームは良いが、用意周到すぎないか?との強引さも。これ観てないと「ザ・マーベルズ」のハードルを越えれないの、結構大変ですね。原作コミックの「ミュータント側で甦らせます」を世襲するような一応のサプライズ。
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