Claire

五月の青春のClaireのレビュー・感想・評価

五月の青春(2021年製作のドラマ)
4.8
フィル友さんが続々と高評価を上げているのが気になってクリップしていて、なんだかラブストーリー💗が無性に見たくなり、ついに見ました。
なんでもっと早く見なかったんだ‼️と自分を責めたくなったくらいとても良かったです~❣️

1980年5月に起きた光州事件の少し前に出会った医大生のヒテ(イドヒョン)と看護師のミョンヒ(コミンシ)。この二人がお互いをきちんと認識した出会いはミョンヒの友達が出るはずだったお見合いにミョンヒが替え玉として出た時だけど(お見合いの相手がヒテ)、実はヒテはこのお見合いの前に2回、彼女に既に会っていて、一回目は病院で看護師として働いているミョンヒがちょっとしたトラブルに巻き込まれているのを見たこと、2回目はお見合いの直前に待ち合わせ場所近くで起きた交通事故でミョンヒが看護師として応急処置をする場面を目撃したこと。ヒテはこの2回目の時にミョンヒに心を奪われて彼女が病院の看護師だということを思い出した瞬間、ミョンヒがお見合いの相手として目の前に現れます。(🙈キャ〜❤️)
何かね、レトロな1980年の雰囲気とファッション、イドヒョンとコミンシの凛とした眼差しがすごく素敵で、この二人が出会ってお互い惹かれていく様子に私の心拍数も一緒に上がってとてもキュンキュン💗したんですよね。2話のエンディング、友達のお家の2階から降りてきた友達とミョンヒの前に、ヒテが友達のお父さんと話していた場面では私の心臓も一緒に床に落ちたんじゃないかと思うくらい私もびっくりしました。笑

イドヒョン、今まで脇役としては何回か見たことあったけど(一番印象に残っているのがホテルデルーナでホタルになってた人)、主演ドラマは初めてでした☆でも出生から持っているトラウマや医大生としての悩みを抱えながらも毅然とした態度のヒテ役がとてもハマっていてカッコよかったです❣️好きな女性にグイグイアプローチするのも素敵💕😍バスで強引にデートの約束をゲットするところ大好きでした💗😆

コミンシは、『恋するアプリ』でヒロインの意地悪ないとこ役で覚えていて、偶然直前に見た『空から降る一億の星』でもギャルで出てたのでこんな凛として芯の強い女性のイメージは全くなかったですが、看護師としての使命感や厳しい状況でも夢を追って頑張るこのミョンヒ役がすごく自然にハマってびっくりしました👀大きい目や女性らしい顔つき、韓国女優にしては少し小柄なのもすごく可愛かったです🥰

クムセロクの演じるヒロインの友達で、ヒテの元お見合い相手のスリョンは何かトラブルメイカーという感じであまり共感できず。『海街チャチャチャ』でヒロインの先輩役だったイサンイも出てて、ここでも優しい役でしたね。『W』でヒロインの指導教授だったホジョンドさん、独特な口調も健在で嬉しかったです。

物語の後半は光州事件が起きて二人の恋の話よりは大変な時代の中、それでも生きていかなければいけない人たちの奮闘が描かれていて、今は普通に選挙で大統領が選出され、表現の自由も保証されている民主国家の韓国だけど、それが可能になったのはこの光州事件で無数の血を流した人たちの努力の結果だということを知ることができてよかったです。日本では光州事件と知られているこの名称は、韓国内で何度も変わっていって現在は”5.18民主化運動”と命名され国家記念日になったのはもちろんのこと、最近アメリカのカリフォルニア州で5月18日を”民主化運動記念日”として指定されたり、世界の民主主義の発展の観点からも大きくとらえられている事件というのも知れて何か感懐深いです。後半は見続けるのがつらくなる場面もありますが、私は主演二人の恋にすごいキュンキュン💗できたので観てよかったです。お勧めします‼️
Claire

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