いよら

二十五、二十一のいよらのネタバレレビュー・内容・結末

二十五、二十一(2022年製作のドラマ)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

見終わって、なんか余韻が忘れられません。
心に残るドラマでした。

通過危機によってままならないような時代。
そんな中でフェンシングに青春を捧げるヒドと、通過危機で大学を中退し働かざるを得なくなったイジンの、出会いから別れまでの物語。

ラストは予想できてはいたんですけど、切なかったですね。子どもの名前から、まぁそうだよねぇってわかるんですが。。
観終わった後の感覚としては、『花束みたいな恋をした』と似ています。
ただやっぱりちょっと期待していた部分はあるので切ないし、苦しいですね。見終わってすぐは、そういうものだよね、って思ってたんですけど、時間が経てば経つほど、どうにか2人での幸せなラストにならなかったのかなという思いは強くなってます。

イジンの、ヒドはどういう存在かっていう答えが、カッコよくて、惚れます。そう言い切れるっていうのがカッコよかったです。でも、きっと、イジンにとってヒドは光であり、支えてあげたい存在であり、ずっと見守りたいたい存在。どんな形であってもね。それはずーっと先もそうなんだろうな、と思います。だから、途中まで、気持ち抑えてたのかなって。
もちろん、ヒドにとってもイジンは同じような存在だったんだと思うんですけどね。
あの時、付き合わなければ、ずっとそばにはいれたのかな?
25と21、それゆえに…。なのでしょうか?
でも、この出会いとお互いの存在、2人で過ごした日々っていうのは、2人の中でずっと輝き続けるんですよね。と納得することにします。

フェンシングって東京オリンピックで初めてちゃんと見たんですけど、面白いですよね!(この時代設定では、まだ判明が難しいみたいですけどね。今はさらに判定が機械化してるみたいです)あの一瞬にドキドキしちゃいます。韓国は結構フェンシングは盛んなのかな?

ユリムとの関係も変化していくのが良かったですね。ヒドとイジンの物語であり、同時にヒドとユリムの物語でもあるなぁと感じてます。オリンピックのシーンはとっても良かった!2人とも辛かったんだよねって、抱き合った瞬間泣けてくる。
そしてジウンとスンワンも入れた5人の関係もとっても良かったですね。海への修学旅行は楽しかったです。あと、車の駐車シーンは爆笑しました。あんな方法でやっちゃうのかって。力技すぎです。

いいシーンがたくさんあって書き切れないんですけど、とてもいいドラマでした。

キム・テリさん初ですが、可愛い方ですね。実年齢31歳…。18歳の役を違和感なく演じていて本当に凄い!
いよら

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