Blue

サムバディ・サムウェア シーズン2のBlueのレビュー・感想・評価

5.0
何か面白いドラマはないかと探すと、話題作ばかりを集中してみるようになって流行を追っかけてるのか、面白いからドラマを見るのか、SNSにレビューをいち早く残したいから見てるのか、ちょっと自分に不安になってくる。

冷静に今を楽しんでないのではないか。そこにこのドラマを見ると何か体内時間の針がピタリと戻されるような気がする。
とまぁ書く事はシーズン1とほぼぼ変わらないレビューになるのだけど、今回は笑いの部分がかなりパワーアップしていて、いやはや夫婦で笑い転げながら見ていました。

サム自身がとてもユーモラスなキャラクターで、何かその悲喜交々に自分自身を投影して感情移入して見てしまう。劇的な展開は起きないが、その一瞬一瞬に愛くるしさがあってとても記憶に残るドラマです。

主人公演じるブリジットエヴァレットはテキサスとか南部の田舎育ちの人かなと思いきや、NYのマンハッタン出身だとか。しかも俳優だと思っていたら、スタンダップコメディアンヌでした。

YouTubeで見ましたが、まーやりたい放題で男性なら目が痛くなるような下ネタ中心のオンパレードのショウで色んな意味で記憶に残りますw。最高でした。ビースティボーイズのアダムヤウクがバックバンドのサポートギタリストで参加してるのには驚きましたが、あのアダムがあまりに生々しいジョークに目をふさいで大笑いしています。日本語訳があればいいのですが、ないのが残念。

https://youtu.be/fiblo5oKLhc?si=wkwxDyH6nbHAEW9n

他にNetflixが見れるならばサインフェルドという有名なコメディ番組の2019年のシリーズに彼女が出てるのでぜひ見てほしいです。

というわけでちょっと余計なお世話かなと思いつつこのドラマのタイトルの意味と、あるジョークについて解説したいと思います。
それが知りたくない方はやめてください。





somebody somewhere。直訳すると誰かとどこかで、という意味ですが、裏の意味では主人公のサムの肉体/sambody、サムの服/sam wearがかかっているところがあります。
第6話ではI'm with the stubというシャツを着てるシーンがありますが、stubはイカしてるヤツという意味があったりもうちょっと過激な意味合いがあるけど、種雄牛という意味もあります。
ふくよかな肉体のサム/Sam bodyはミルクをたくさん出す品種の牛、ホルスタインのメスでとして見たてていて、サムの着てるシャツ/Sam wearを直訳すると私は種雄牛と一緒にいるという事になります。

そしてサムバディサムウェア/誰かとどこかで結ばれるという意味合いもありますから、ホルスタインのメスと種雄牛が結ばれるという事ともひっかけているという事になります。そしてそのシャツを着てサムはある物を食べますが、それも下ネタジョークの意味合いがあって、なんつージョークやってんだと、半ば呆れながら笑ってしまいました。
その後の展開もこのおかげでそこまでシリアスにはならないというかな。面白かったです。

今後シーズン3も確実に作られると思いますが、サムバディサムウェアという意味合いにおいては、主人公のサム自身の事にもひっかけているという事をわかって上で見ると、より面白く見れるかも知れません。
シーズン3も楽しみです。
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