にゃん

ガラパゴスのにゃんのネタバレレビュー・内容・結末

ガラパゴス(2023年製作のドラマ)
3.1

このレビューはネタバレを含みます

ガラパゴス。ある閉じられた環境で独自に発展していく様。そんな閉鎖された劣悪な環境で働く自動車工場の派遣社員が、ある型番のハイブリッド車が基盤を国産のものから安い外国産のものに変え、耐強度が格段に弱くなっていることに気づき告発しようとするも、それを隠し通すことが社員含め暗黙の了解であり、出る杭が打たれるように告発したがる仲野が酔い潰れたところで青酸カリを飲まされ練炭自殺に見せかけられ殺された、という事件だった。身元が分かるものは現場に残さなかった為に身元不明状態で5年もの間骨の状態で保管庫に眠っていたのだ。
警察の上層部がこの車会社の上の物と絡んでいて、最後まで真実が報道されなかったオチはそれはそれで現実的で引き込まれる話だった。ブラックな派遣会社とクリーンでない警察。私たちが知らないだけで、今この瞬間にも起こり得ることなのだろうか。

あらすじ
1. 捜査一課の刑事・田川信一(織田裕二)は、鑑識課の木幡祐香(桜庭ななみ)に頼まれて身元不明の死者リストを調べていた。田川は、リスト「903」の男が自殺に見せかけて殺害されたと見抜き、その男が沖縄出身の派遣労働者・仲野(満島真之介)だと突き止める。一方、特殊班捜査係の鳥居(伊藤英明)は田川に目を光らせつつ、裏で人材派遣大手の森社長(髙嶋政宏)、自動車メーカーの松崎(鶴見辰吾)と緊密な関係を結んでいた。

2. 捜査一課・継続捜査班の刑事・田川信一(織田裕二)と鑑識課の木幡祐香(桜庭ななみ)は、仲野定文(満島真之介)の死をめぐって丹念な捜査を続け、彼の派遣労働者としての平たんではなかった人生を知る。殊班捜査係の鳥居(伊藤英明)は、人材派遣大手の森社長(髙嶋政宏)と裏でひそかにつながりながら、真実を解き明かそうとする田川の強い意志に警戒心を向けていた。鳥居の背景には、いったい何が。

刑事・田川(織田裕二)は鑑識課の木幡(桜庭ななみ)と共に、生前の仲野(満島真之介)の足跡をたどって、彼が派遣労働者として働いていた各地の勤務先を訪れる。田川は仲野が理不尽な環境にいたことと、彼が世の中に何かを伝えようとしていたことを知る。そして、田川は鍵を握る鳥居(伊藤英明)と対峙する。

4. 捜査一課・継続捜査班の刑事・田川信一(織田裕二)と鑑識課の木幡祐香(桜庭ななみ)は、仲野定文(満島真之介)の死をめぐる捜査の大詰めの局面を迎えようとしていた。そして警察内でも、鳥居(伊藤英明)の周囲では大きく事が動き始めていた。田川はついに鳥居と対峙することになる。
にゃん

にゃん