スタジオドラゴン制作・全8話。
イ・ソンミン×チン・グの刑事サスペンス。
同僚を殺し、殺人容疑者になってしまった刑事が正体不明の犯人を捕まえる中で自分の過去と向き合っていく作品で、韓国ドラマとしては珍しく定年間近の男性が主人公のミステリーとなっている。
シーズン2の製作も決定しているそうで、この作品にはカメオ出演もある。
ベテラン刑事キム・テクロク(イ・ソンミン)と、新任の捜査課課長クク・ジナン(チン・グ)の取調室での心理戦や、常に『友』によって見張られているかのような緊張感があり、静かな作品ながら、少しずつ描かれていく真実を知る事になっていく描写がスリルがありとても面白い。
この作品の主人公であるイ・ソンミンの体力的にも少し疲れた感や、時折見せる正義感はさすがの上手さ。
ヨレヨレのジャンバーを着ると哀愁漂うくたびれたオジサンに見えるし、スーツを着ると裏がありそうな権力者にも見えるから、このギャップが凄い。
イ・ソンミンが追い詰められる作品はそんなにないのでとても新鮮だったし、テクロクと行動を共にすることになるクク役のチン・グの感情を抑制した演技もとても良かった。