ゆりな

すいかのゆりなのレビュー・感想・評価

すいか(2003年製作のドラマ)
3.7
「あなた、この世にそんな女がいると思ったでしょ?居ていいんです。」

「早川、また似たような一日がはじまるんだね。」
「ばばちゃん、似たようで全然違う一日だよ。」

このドラマがなかったら荻上直子作品は、生まれていなかったのかなぁ、なんて。
「マザー・ウォーター」には、きょんきょんも出てたなぁ。
キャロットタワーと246は変わらないけれど、街の看板が古めかしい三茶。
ドラマみたいに川があったら、よかったなぁ〜!(あれは川崎の方らしい)

ともさかりえの2000年代って感じの、細眉茶髪ちょいギャルなファッションがいい。
華奢な市川実日子はレトロなタイルみたいな、古着っぽいお洋服がいい。似合うこと。
大学生でゲスト出演する加藤夏希ちゃんが、めちゃくちゃ好きでした、昔。
今は三児のママだそうです。
「桃ノ花ビラ」は本作のための書き下ろしでないものの、大塚愛の17歳のときの曲ってとこも好き。

わたしたちの日常には出そうで出てこない奇妙な会話とこのテンポ感、いいよね。
でもわたしたちの日常も、知らないひとから見たら、こんな感じなのかも。

ゆるっと見ていたのだけど、最終話にハッとさせる良いシーンやセリフが詰め込まれすぎて、、泣
放送当時だったら沁みていない、大人の今だからこそ見られてよかった。
ゆりな

ゆりな