春を迎えた天狗の里。ある朝、基(駒木根)の暮らす庵を有意(塩野)とオン(越山)が訪れる。ひな(永尾)の祖母・チヨの訃報を受け、葬儀に参列するためにやってきたのだ。14歳の頃この里に隠遁に来て以来、ずっとチヨにお世話になっていたオンは悲しみに暮れていた。一方で基は、チヨのとある「好物」をメインにひな達へ差し入れの料理を作る。そのお礼と共にひなの父から、一家でこの里を離れることを知らされた基とオン。オンは残されたチヨの田んぼや寂しくなった村を見て、自分にも何かできることはないかと考え始め…。
「チヨの田んぼを引き継ぐ」と宣言をしたオン(越山)と、それに対し「何かを始めるのは簡単だが続けるのは大変」と難色を示す基(駒木根)。しかしそんな兄の同意を得られないままオンは自らの決意を行動に移し始め、基は納得いかない様子。2人の間にはぴりぴりとした空気が流れつつあった。何も知らず庵に遊びに来た有意(塩野)は、そんな状況を知り基とオンそれぞれの言い分を聞くことに。有意からのアドバイスもあり、少しずつ譲歩をしあう2人。そしてオンは里のために、新たな一歩を踏み出す。